こんにちは!
今回のアクリフーズの食品回収事故はテロの可能性を強く感じます。
ISO22000の認証プロセスでは、製造工程フローを作成して、それに対する危害要因分析によりあらゆる側面からリスクを分析して行きます。アクリフーズ群馬工場でもISO22000を取得されているようですが、
夕張工場しか掲載はありませんでした。
今回のようなプロセスを経て製造されるものに今回のレベルの農薬が混入することは極めて考えにくい状況です。
審査においては、ISO9001とはレベルが違う遥かに厳しい現場での審査も実施されています。食品安全マネジメントシステムは通常ではかなり有効な仕組みであるとは言えます。
ISO27001は情報セキュリティマネジメントシステムですが、その側面からリスクアセスメントをすると現状の事故は、事業継続に関わる大きなインパクトを与えるために【テロ】の懸念が有るのでは無いかと推測します。この辺りを完全にコントロールしようとすると性悪説により、航空機への持ち込み検査以上の身体検査をしなければ、事前に農薬等を持ち込むことへの対応は極めて難しいと思われます。中国での餃子事件も最終的な結論が公開されていないような気がします。完全な終了宣言もないのではないかと思います。
今回のアクリフーズは、旧雪印乳業から、数度親会社が変わりながら、現在に至っているようです。このような冷凍食品で安全性が確保できるような原料~製造~流通~消費でなければ恐ろしくて消費は出来ないと思います。
今回レベルは、致死量に至る量ではないようですが、次のレベルで致死量が混入されると死亡に至るような事態も考えれます。
オフィスネットワークでは、多くISOコンサルティング経験から、国内食品テロを意識した見方をして行きたいと思います。
追記情報ですが、2014年1月20日に中国で判決がでました。
無期懲役のようです。