Carpe Diem

~日本一周ブログ旅 (分割) ~

先輩との飲み会

2011年09月30日 23時55分10秒 | 日記
すべての面においての先輩、スキンヘッド師匠と飲みに行って来ました。

何が先輩なのかというと、
・人生
・仕事(似たような業種だったもので)
・自転車
・ブルベ

すべてにおいて先を行く先輩です。(これは頭があがらないな

定時退社後に師匠にTEL。(じつは勤務先が目と鼻の先ほどの距離だったとは)
御堂筋の大ガスビルの角にて待ち合わせて、梅田の第2ビルの立ち飲み屋に連れて行って頂きました。
(さすが師匠、リーズナボーなお店

何でも頼んでやと言って下さってので、テーブルが一杯になるくらい結構頼んだんですが、
それでも最終的にお一人2千円ちょいで納まるお財布にやさしいお店でした





トータルで4時間ほど、自転車(特にブルベや、旅について)談義に花を咲かせ、楽しい時間をすごさせてもらいました。

ありがとうございます、師匠。このご恩は次回ご一緒した際の風除になって恩返しを

ツールド四国 2ndステージ 【3日目】

2011年09月29日 20時17分15秒 | ツール・ド・日本
明け方4時過ぎ、やはり寒さで目が覚める。
道路の電光掲示板によると10℃・・・そりゃ寒いわ

とりあえず丸くなって3時間ほどやり過ごす。

7時過ぎになると道の駅の方々が開店の準備にやってきだす。
お遍路の国と言えど、寝袋をおおっぴらに広げているのはよろしくないので撤収準備。

開店と同時に食堂でトーストとコーヒーの野宿旅にしては優雅な朝食を頂く。(温かいってしあわせ~

ここ窪川は四万十川の上流に位置しており、もう少し(といっても20km位ですが)下流に行くと、海洋堂の博物館があります。
(専用の無料送迎バスも窪川から出ていました)
その関係で、道の駅"あぐり窪川"には海洋堂のフィギュアが多数展示してありました。





そのまますぐに電車で帰るのももったいないと思ったので、快晴の下、清流・四万十川をサイクリングすることに。

窪川駅近くには、37番札所・岩本寺がありました。



もうじき黄金色に変わるであろう川沿いの田畑、良い景色でした。



若井というところで沈下橋がありました



せっかくなので近くに行ってみました。



この沈下橋というのは、手摺や柵がなく、増水した際に、意図的に水没するよう作られた橋だそうです。
雨の時はこんな感じ(※夢津軽さんの99日目の日記)になるそうです。

ちなみにどれ位清流かというと、こんな感じです。



ついでにここでおいしいおやつを食べながらしばらくぼーっとしておりました。



そして若井駅という所でこんな写真を撮って遊んでみたりして、前回と同じ電車で帰宅とあいなりました。

・鉄男ではありません


・失敗(小さすぎや)


【本日の走行】
走行距離:12km
累積標高:76m
走行時間:1時間

ルートはこちら

ツールド四国 2ndステージ 【2日目】

2011年09月28日 21時17分58秒 | ツール・ド・日本
宇和島の道の駅で就寝・・・のはずでしたが、明け方4時位からさらに気温が下がり、あまり眠れず。
(今回はシュラフなし、シュラフカバーとライナーのみでした)

何とか頑張ってみたものの、震えがおさまらず筋肉が硬直しだし、疲れがとれるどころか、
体力を奪われ、より疲労蓄積となってしまいました。
野宿旅の場合、どうやってしっかり体を休ませるかというのも大事な課題ですね。改めて痛感しました。



近くのマクドナルドで朝マックを食べながらマッサージをしましたがダメでした。
足のふくらはぎ、ふとももに痛みを抱えたまま出発し、一路56号線を南下。
走り出してもやっぱり足が回りません。このまま200kmほど走れるんかいなと思いながらダラダラと23,4km/h位で進みだす。

日が昇りだし、気温も上昇しだすと足の痛みも和らいできました。(完全になくなったわけではないですが・・・)

・愛南町の海岸線


途中、愛南町あたりで奇妙な物体を発見。



猪の毛皮が飾ってありました。(一瞬、昨日の生物が脳裏をかすめ焦りました

だらだらと走り続け、イヨッキュさんの故郷、宿毛市到着。



ちょっと早いですが11時頃に市内のコンビニで昼食を。(そばとサラダとおにぎりを)

・綺麗な秋空でした


出発後は、56号線をいったん離れ、321号線を南下。
宇和島~宿毛間と同じような道をたんたんと。

ようやく海にでると今度はlavtomoさんの故郷の土佐清水市に到着。



321号線は足摺サニーロードとも呼ばれているみたいです。



海岸線の道をえっちらおっちら。



途中、叶崎という岬で猫と戯れる(やる気ゼロですw)



竜串という所に足摺海底館なるものがありました。
休憩がてら見てみようかと思ったんですが、高い(大人:900円)のと日没までに足摺回って山間部の三原村まで
行って帰りたかったのでパスしました。

・遠くのへんてこな建物が海底館


ようやくの思いで、足摺岬の半島根元まで。こっからがまた自転車にとっては辛かった。
海岸線特有の登って下って、くねくねと入り江を往復すること15km・・・

ようやく四国最南端・足摺岬に到着です。



足摺岬にはお遍路の38番札所・金剛福寺もありました。



そして、また歩けと・・・



ジャングルを抜けるとこれまでの苦労が報われる景色が広がっていました。(佐田岬よりも良い景色でした)









さぁ、こっからは高知方面へ北上です。
とはいえ、半島の反対側も同じような道・・・かと思いきやこちらはまだ走りやすかったです。
ですが、やはり足は完全に終わってました。後は惰性でサイクリングです。

そしてしばらく走った後、21号線に乗って内陸の三原村を目指しました。
21号線は三原川を源流に向かって非常にゆっくり登っていくので(感覚的にはほぼ平坦)かなり楽でした。



とはいえ、人気のない山道、対向車にはねられたり、落車でケガをしても助けはこなさそうな道なので安全にゆっくりと。





三原村を折り返、321号線を北上して小1時間ほど走った所で清流・四万十川の下流に出ました。



ここ(四万十市・中村)で日没。

市内のコンビニでご飯だけ軽くすませて再出発。

グーグルマップでルートを確認するとこの先の井の岬という所に窪川までの最後の温泉があることがわかったため、
いったんそこを目指します。

しかし、いざ井の岬の着いてみると真っ暗で本当にあるのか、あっても田舎だから今日はもう終わったのかもと思ったが
一応海岸線まで出てみると、ポツンと温泉旅館がありました。
受付を済ませ、ひとっ風呂。生き返ります

少し後で親子連れが入ってきて、小学生の子供が自転車についていろいろ聞いてきたので、教えてあげました。
(何でぴたぴたの服着てるのとか)
地元の人かと思っていたんんですが、千葉の方で原発の影響で親戚を頼ってこちらに避難しているとのことでした。
こういう状況を目の前にすると考えさせられますね。声援をもらって出発。(こっちも頑張れと応援してあげたいくらいです)

で、最後の関門、七子峠の反対側にアタックです。(片坂というそうです)
イヨッキュさんから反対も結構なもんやでとのコメントを頂いていましたが、本当に結構なもんでした。
風呂で若干足が回復していたので、インナーローのダンシングでえっちらえっちら上ります。
はっきりいって七子峠(中土佐側)よりこっちのほうが圧倒的にきついです

片坂のピークで終わりかと思いきや、峰の上という所までの2段波状攻撃。
何とか乗り切ったら、後は窪川までなだらかな下り。
そして、道の駅"あぐり窪川"到着です。(到着の際は、やっぱりガッツポーズです)

今日こそは寝たいと持参した衣類をがっつり着こんで、さらにシュラフカバーのコードをがっちり閉めて空気を密閉して就寝。

【本日の走行】
走行距離:232.1km
累積標高:2521m
走行時間:約14時間
ルートはこちら

ツールド四国 2ndステージ 【1日目】

2011年09月27日 21時45分32秒 | ツール・ド・日本
定時退社でダッシュで帰宅し、荷造り、ご飯、シャワーと慌しく準備。

22:30、南港からオレンジフェリーで東予港へ出航。

乗り込む際に、ワンダーフォーゲル部のご一行がいました。



どこまで行くのか聞いてみたら石鎚山に登るそうだ。(これぞ、本当のクライマー)
その他、お遍路さん多数、輪行する人若干などでフェリーは満員になっていた。(今度から連休前は予約しておくようにしないと危ないな)

また、ちょうど前に並んでいた人が輪行だったので声をかけると、市内の方でこれからしまなみ街道を走りにいくとのこと。
いつもこのフェリーを利用しており、今年3回目だそうだ。
ついでにフェリーのフロントに自転車を預けられるよといった情報や、東予港→今治までバス(自転車持込OK)で無料で乗れるなど
貴重な情報を頂いた。φ( ̄Д ̄ )ホォホォ

そして、アイマスクと耳栓で爆睡zzz

朝、船内アナウンスで目が覚め、しばらく外の風にあたる。



もうすっかり秋ですね。寒い・・・

とりあえず自転車を組み立て、東予港から今治方面へ出発。

しばらく走っていると今治市内に。

と、ここで奇跡的な再会が!
先日、高知の道の駅"あぐり窪川"でご一緒だったチャリダーの夢津軽さんと偶然の再会。(100日目の記事に少しだけ私が登場、再開を果たした105日目には・・・無念)
めっちゃうれしかったです。これからしまなみ街道を渡って関西方面を目指すとのこと。
お互いの旅の無事を祈りお別れ。いや~、うれしさのあまり、しまなみ街道の写真を撮り忘れてしまいましたw

菊間というところで気がついたので、戻るのが嫌だったからとりあえず瀬戸内海の写真でご勘弁を。
対岸は広島の呉市だそうです。



そして松山へ。





松山もチン電が走っていてなかなか味な雰囲気でした。

そして気がついたら八幡浜市まで・・・



この間4時間。どうやら120km少々を4時間で駆け抜けてしまったようです。
巡航ではなく、平均移動速度で30km/h。道後温泉見たり、松山、今治の市内の信号の多い区間を含んでこの数字。

やばい・・・踏みすぎた・・・

慌てて昼飯の休憩に入りましたが、時既に遅し・・・。この後、地獄が待ってました。

その地獄とは、佐田岬半島。日本一長い半島だそうです(ほんまかいな)
四国最西端に位置するその佐田岬まで往復100kmというとてつもない長さ。
行って帰ってくるだけなので、前に進んだ感がいっさいないという悲しさも+。

事前に、尾根づたいに走るメロディーラインが良い、メロディーラインに上がるまでが大変だが、
あがったら後は何とかなるとどっかのサイトにあったので、完全に油断してました。
ちなみに感想としては、帰りはよいよい、行き地獄というのが正直な感想です。



上がってちょい下って、また上がって・・・足が削られる~(泣)
自動販売機こそあれど、食料の調達はほぼ不可。(道の駅が2個と最西端の三崎港という所だけ)

50kmのプチクライムの繰り替えしをコーラ、コーラ、コーラでつなぐ。
ってかまたこれを戻るのかよって想像するとテンションが下がる・・・

なんとか三崎港まで。(写真の一番奥が佐田岬)



ここでカロリーメイトとパンを補給。



ちなみにここから大分の佐賀関は目と鼻の先。フェリーでワープできます。

そしてここから15kmほどプチクライムを繰り返すと佐田岬到着。(奥に見えるのが佐賀関)



ここに灯台があるのかと思いきや、徒歩で1.8km歩けとのこと・・・
二度と来ないだろうと思ったので、我慢してこんな道を歩くことに。



ジャングルを抜けるとようやく佐田岬灯台。四国最東端に続いて、四国最西端を制覇。



帰りにこんな標識を足元に発見。ってかもうここ道路ちゃうやんって突っ込んでしまいました。



半島の往路はもうグダグダ。

途中、わけのわからない神殿風のトイレがあったのでパチリ。(行きはしんどすぎてスルーしてました)



そして、道の駅でじゃこ天ならぬ、じゃこカツを補給。(残念ながら、じゃこ天は売り切れでした)



食べながら、下を見ると、伊方原発がありました。(下りるのしんどかったので、頭の写真でご勘弁を)



ちょうど八幡浜に戻ってきたところで日没。

ここで止めときゃよかったんですが、頑張ってしまいました(ここでも失敗でした)orz

ここから宇和島まで海岸線特有の登ったり、下ったり。
暗いし、途中正体不明の獣(たぶん猪か狸)が多数出没したり、怖かった~。

正体不明の獣は山側に逃げれば良いのに、何故か私の進行方向に逃げるから、追う形になってよけい暴走しだすし・・・

おまけに途中ちょいちょい漁港は出てくるんですが、田舎の漁港なんで売店は閉まってる・・・、コンビニなどない・・・
もはや、後戻りは出来ない、コーラリレーで宇和島まで行くしかないと腹をくくり、80kmほどを5時間近くかけてw
(どんだけ、タレとんねん!長距離で前半頑張りすぎるとこうなるという悪い見本ですわw)

宇和島に着いて、寝床を見つけて即就寝。(↓何かはわからないけどとりあえず写真に収めときました)



【本日の走行】
走行距離:327.4km
累積標高:3316m
宿泊地 :宇和島の道の駅
移動時間:15時間
ルートはこちらこちら

ツールド四国 2ndステージ 2

2011年09月24日 10時59分18秒 | テキストライブ
08:00 朝マック食って宇和島出発
11:00 高知県宿毛市到着
    足が棒みたい・・・
13:00 土佐清水に到着
    足摺岬が見えました
16:00 足摺岬を折り返し、半島脱出 
    四万十市を目指します。
18:00 四万十市到着
    足が完売しました。あとは惰性でサイクリング
20:30 井の岬という所の温泉で一服
    窪川まであと一息
22:00 窪川の道の駅に無事到着
    七子峠の反対側の坂で逝きそうになりました

あぁ~、何か無性に疲れた~。

ツールド四国【1日目編】

2011年09月21日 20時58分03秒 | ツール・ド・日本
自宅を夜な夜な出発し、輪行で和歌山駅まで行き、そこから自走で和歌山港まで。

先にフェリーの切符を買っておこうと窓口へ行ったんですが、5時半の便でしたら5時過ぎに来てくださいと言われたので、
いったん和歌山港駅で仮眠。今回からアイマスクと耳栓を新たな旅のお供に追加。効果は抜群でした

5時に起床、無事に5時半の便で徳島港へ出発。フェリーで熟睡。

徳島港からは55号線を目指します。
55号線を使えば高知市まではだいたい海沿いを回れます。(一部自転車NGの日和佐道路あり)

徳島~阿南までは市街地なので、それなりに信号や、渋滞などがありました。
阿南を過ぎたあたりから走りやすい道になってきました。

ここで四国最東端の蒲生田岬を目指すためにいったん県道クラスの道へ。
途中、すごい価格設定の自動販売機が。500mlのアクエリが360mlより安い!


小一時間ほど走ると岬に到着。私以外は誰もいない。
謎のオブジェと灯台があるだけでした。






引き返して55号線を目指していたところで雨がポツリポツリと。
カランという嫌な音が後輪から・・・
やっぱり・・・スポークが折れました。前回と同じ箇所のスポークです。


まだ200km以上走らなあかんのに・・・
さすがに今回はダンシングのみは無理なので潔くシッティングで。

続けざま伊座利峠というところで完全にハンガーノックに・・・ボトルの水も無くなった・・・(補給計画ミスった)
何とか山の中腹を削って作った道をぐねぐね10kmくらい走ったところで自動販売機発見。
とりあえずのコーラ×2本注入で命をつなぎました。

日和佐という所に着く少し前から雨足が強くなり、かばんのレインカバーが無意味に。
頭→首→背中とつたって、かばんの背中側から雨が侵入 orz

ここでようやく売店を見つけパンと団子を補給。ちょっと先のコンビニでも昼食にラーメンとおにぎりも。
念のため、冷え防止のために体にラップを巻いて出発。

ここからもう雨、雨、雨。進めども進めども雨。通り雨のように降っては止んでを繰り返しました。
途中、雨が痛すぎて2度ほどサドルを下りてお遍路さん用の東屋で雨宿り。

ようやく、高知県に到着。


高知に入っても延々雨。

数時間雨に打たれ続け室戸岬に到着。


中岡慎太郎像


スキンヘッドさんおすすめの室戸スカイラインも今回はパス。


この後も延々雨。途中、安井川という川を遡って、ゆずで有名な馬路村まで。
日没後、雨がひどすぎて、もうわけがわからない状態に。おまけに道も真っ暗。(ブルベのお供、ジェントス欲しい・・・)


折り返して安芸に到着。
本当はここまでの予定でしたが、どうせ明日の朝走っても濡れるんだったら
今日のうちに高知まで走ってしまおうと思い、そのまま高知市まで。

高知市内でねぐらを探し就寝準備。と、ここで致命的な問題が・・・

折れたスポークを写真に撮ろうと思い、スタッフバッグの中に入れていたのだが、
エアーマットに突き刺ささりマットに穴が空いていた・・・

エアーマットなしでコンクリートの上で寝る・・・無理だな・・・
とりあえず空気の入らないエアーマットの上で就寝。やっぱり痛かった(泣)

【本日の走行】
走行距離:300km
累積標高:2200m
※ルートラボ調べ

ツールド四国【2日目編】

2011年09月20日 17時48分40秒 | ツール・ド・日本
今回、DNFの理由を明らかに。

野宿の場所は、高知市の文化会館のような建物の一角。
朝まで、30分位寝ては起きてのローテーションを繰り返す。
だんだん、そうするのが疲れて来たので5:00に撤収準備を。

唯一の救いは、ここの階段踊り場が表の通りからは直接見えず、雨風もいい感じにしのいでくれていること。

※良い子は真似しないように


適当に時間を潰しているとかみさんから合流予定のマクドナルドに到着したとの一報が。
撤収の準備は完了しているので、気は乗らないが、くさくさ半乾きの服に着替えて出発。

マクドナルドで朝マックをしながら、昨日の四国サイクリングは中止だったとかいろいろ話してました。
ついでに前日に頼んであった外部バッテリー接続用のUSBケーブルやら、代替スポークやらを受け取りました。
(スポーク修理は時間がかかりそうだったので、この日の50kmはそのまま走ることにしました)

かみさんがレンタルサイクルの手続きとかあるので集合時間より少し早めに着くように出発。
途中、三段切腹を歴史上始めて成功させた武市半平太の切腹の地がありました。


高知市内は、他にも坂本龍馬の生家があったり、幕末の志士ゆかりの地がたくさんありました。(行ってないけど

集合場所の三翠園(土佐藩主山内家下屋敷跡に立つホテル)へ行き、出発まで鏡川を散策。
と、散歩中のおじさんが話しかけて来ました。

おじさんは15歳で大阪に出てきて、20年間住江の運送会社に勤めていたそうです。
三輪車がよく電車の線路にはまってな~と昔話をいろいろ聞かせて頂きました。

時間になり出発。15km/h位で最後尾あたりをのんびりサイクリングします。


出発して間もなくはかみさんも元気でした。


56号線・中村街道を西へ進み、大きな仁淀川を渡ります。


仁淀川から海側へ進み、23号線に乗ります。このあたりに来ると集団もばらばらになっており、
ペース毎の集団になります。最後尾の女性メインの6人位の集団に混じって先頭道案内係り・・・

宇佐漁港でドリンク休憩します。ここまでで大体15kmほど。天気は予想に反して晴れ。かみさんはもうお疲れモードです。


出発してまもなく滝のような豪雨が
かっぱを着る暇もなく一瞬でびしょ濡れに。
私はもともと半乾きの服なのでどっちでも良かったのですが、かみさんのテンションはだだ下がり

ここから同じように豪雨が降ったり止んだり。
前日の豪雨もあって、チェーンオイルが完全に流れ落ち、漕ぐたびにシャリシャリと不快な音が・・・
ついでにチェーンオイルも持ってきてもらうように頼んでおけばと後悔 orz
しかもクランクに茶色い謎の液体が付着・・・嫌な予感。
たぶんBBの中のボールかリテーナーが逝ったな。とりあえず調査は帰ってから。

途中、鳥坂トンネルというところでSCOTT SUB40に乗った女子大生2人組みがパンクして困っている様子なので、声をかけてみる。
後ろから追いついた伴走スタッフの方も止まってくれました。
聞くと、朝からゆっくり空気が抜けてきて、前後輪パンクっぽいですとのこと。
でもスタッフと2人前後パンク、しかもスローパンク?ということで見てみるとバルブの先端のナットが全開だった
とりあえず、ちゃまリンさんおすすめのLEZYNE "ROAD DRIVE" Mサイズで空気を入れてあげて、バルブをしっかり閉めてあげました。
スローパンクでもだましだましなら次の休憩ポイントまでは大丈夫だろうし、そこまで行けばスタッフが修理してくれるでしょうから。

さぁ再スタート、とはいかずかみさんが坂上られへんから押していくとのこと。
別に雨の中、一人燃えて坂を上って頂上で待ってる意味合いもないので一緒に押して歩くことに。
SPDで良かったです。出発前一瞬SPD-SLを試してみようかなと頭をよぎりましたがやめておいて正解でした。

途中、かみさんに"こんな日に自転車乗ってて楽しいの?"と聞かれて"楽しくはない"と答えました。
すると、"リタイアしていい?"と聞いてきたので"いいよ"と答えました。(自転車は乗るのも下りるのも自分次第がモットーですから)
それでもとりあえず進める所までは行くことに。(意外にガッツあるやん)

坂を下って、少し走ると次の須崎市の休憩地点に。
もうスタッフとリタイアの人以外誰もいません・・・
お昼くらいだったので、ここでご飯が食べられるのかと思っていましたが、それもない(後でわかったんですが、ここでご飯だったようです)

ご飯がないのであれば長居しても仕方ないので、ラップをかみさんと巻き合い、トイレだけ済ませて再スタート。

再び56号線に乗り、四万十方面へ。

※トンネルにブルベのマストアイテムが


そして雨の中、3つ目位のトンネル入り口まで歩いている時にMTBの女の子に抜かれました。
ハードテールと油圧式ブレーキの数十万するであろう本格MTB、なのに125cc以下と書かれたシールが張ってあるバイク用半ヘル、
そしてコンバースのスニーカーという何とも不思議ないでたち。
(翌日かみさんにあの子中国の人やったでと教えてもらいましたが、余計???です)

自転車を漕ぎ出し、トンネルに入るとすぐに追いつく。
でもトンネル内で追い抜くのはマナー違反かと思い、後ろについて走る。遅い、とてつもなく遅い・・・、8km/h・・・
我慢してトンネルを抜けるも、ブレーキ全開。ダウンヒルも8km/h、そして歩道(段差のあるタイプではなく、グリーンに塗られた歩道)走行。

あまりの遅さに後ろのビアンキのクロモリに乗った女性の伴走スタッフもつるりと滑って落車。
MTBの女の子、私、かみさん、皆止まって、大丈夫ですかと聞くとと大丈夫とのこと。

再出発後もやはり8km/h・・・続いて私が落車。

スリックタイヤでつるつるの歩道は無理ですわ(泣)
軽くひざをすりむいて、荷台のスタッフバッグが落ちそうになっていたので締め直して、出発。
もう歩道は嫌なので、後ろに注意を払いつつ車道を下ります。

ようやく、今日のショートコースの人のゴールの久礼港にゴール。
ご褒美のわらを使ったかつおのたたきを目の前で作ってくれました


めっちゃうまい!スーパーのんとは全然ちゃいますわ(笑)


ここから黒潮本陣という旅館で太平洋を眺めながら露天風呂。
天気さえ良ければ最高だろうに。

風呂からあがり、飯を食べようとお店に行くと、オーダーが2時半までなんですとお断りされた・・・
朝マック以降、かつおのたたき以外何も食べてないんですが・・・

男性の20代のスタッフがどうですか?と聞いてきたので、雨じゃなかったら楽しめたと思うんですがと答えたら、
高知の雨はいつもこうですよ、下から雨が降ると言われてますからwと嬉しそうに説明されたので若干イラッときてしまったことは内緒で。
※下から雨が降る=激しい雨が地面に跳ね返りしたから雨粒が飛んでくるということの意

かみさんはここからバスで宿泊地の四万十町の窪川のお寺まで移動。(自転車も運んでくれました)
私は56号線の難所七子峠を超えて自走で窪川まで。

送迎のバスが来るまでの間、かみさんがリタイアの理由をスタッフにどう伝えようかとか相談してきました。意思は固いようです。

かみさんがリタイアなら、私もこれ以上走る理由はないです。
翌日のコースは窪川という所から四万十川沿いに上流に遡り十和というところまでの40km。
明後日は、十和から江川崎というところまでの数km。
内陸部を走っても日本一周とは無関係、濁流の四万十川をひとりで見ても嬉しくもないので、DNFを一緒に選択し帰阪です。

かみさんと別れ、56号線に戻ると、すぐに登りが始まり、七子峠まで6kmの看板がありました。
6kmかぁ~、結構登りそうやな~と思い込み、マイペースでたんたんと。
感覚的には3%~4%の坂がたんたんと続く感じです。(後でルートラボで調べたら6kmちょいで4.4%ほどの斜度でした)
結果、何処にでもありそうな峠だったので何事も無く登頂。


途中、道の駅窪川を発見し、立ち寄ってみる事に。
そこには食堂があったので、仁井田米で育てた米豚を使ったしょうが焼き定食を。


ついでにデザートに万次郎かぼちゃのアイスを。


ここでのんびりしていてあの自転車の持ち主全然出発せ~へんな~と思って見ているとどうも様子が違います。
話かけてみると自転車で日本一周チャレンジされているAさんという方でした。

・静岡の沼津を今年6月に出発された
・北回りで日本一周中(沼津→関東→東北→北海道→東北→北陸→山陰→九州→四国の途中だそうです)
・昨年で定年退職された
・47都道府県を一回ですべてまわるのが目標
・本土4隅の岬を回るのが目標(これは既に達成されていました)
・ブログもされていて名刺も頂いた(やっぱりみなさんお持ちなんですね・・・)
・乗られているのはルイガノのロード(アルミ)にキャリーを取り付けたバイク

いろいろお話を聞きたかったので、今日はここで一緒に野宿させてもらうことに。

夜かみさんから電話があり、スタッフにリタイアの意向を伝えて了承されたとのこと。
DNFが確定しました。翌日のどうやって帰るかについて話し合い、手続きを済ませました。
(かみさんの高速バスの便を変更したり、ホテルをキャンセルしたり。
 私は輪行ですので高速バスには乗れません。なのでローカル線で格安の旅です)
※高速バス会社は基本輪行お断りです。スペースを占有し過ぎるのと、自転車の破損などのトラブル防止の為

その後、Aさんからいろいろ日本各地のお話を聞かせてもらい、道の駅のベンチでAさんのテントと横並びで床につきました。

ツールド四国【3日目編】

2011年09月19日 15時16分35秒 | ツール・ド・日本
いつもとは逆で3日目から順に遡ってUPしていきます。

もう山は朝晩は秋の気配ですね。今回は寝袋カバーのみの夏仕様で寝ていたんですが、寒いくらいでした。
朝、6時半に携帯の目覚ましで目を覚ましました。
昨晩は『道の駅 窪川』というところでお世話になりました。

起きると先輩チャリダーのAさんはすでにテントの撤収準備に入られていた。※Aさんについては後日詳細を
あまり遅くまでテントを張っているととクレームが入ることがあるそうです。
(まだまだ北海道以外はチャリダーには厳しい環境にあるのが現実ですね)

道の駅は、朝8時からオープンするのだが、今朝は9時前にはJR・窪川駅に行かないと行けないし、
また雨がいつ降るやもしれないので私も8時前には道の駅を出発する予定。
なので、前日に買いこんでおいた"芋けんぴ"を朝食代わりに。(このあたりの特産物だそうです)


そんでもって温かいコーヒーなんぞを。


Aさんと少し今日の天気について会話をした後、Aさんは出発された。
私とは逆周りなので今日は高知市あたりまで行かれるそうだ。(どうかご無事で日本一周を!)


そして、かみさんと待ち合わせのJR・窪川駅へ。
雨が振り出して来たが、小康状態で何とか駅へ。直後、滝雨( ̄Д ̄;;

8時前に駅に着いたので、かみさんはまだ来ていない。
と、突然、駅員さんに話かけられる。

駅員:『どちらまで?』
私 :『新大阪まで行きたいんですが』
駅員:『今雨の影響で電車止まっているので、振替のバスを高知まで出します。その先はまた高知駅で確認してもらえますか』

とりあえず、レグザで時刻表を確認。9時の電車を逃すと次の電車は13時。
乗り換え案内によると朝9時の電車に乗って、自宅着が24時・・・
恐るべし地方ローカル線。特急は1時間に1本近くありますが特急料金払いたくないし・・・
どないしよ(汗)今日中には帰りたいしな・・・

※JR四国名物のアンパンマン号も動けず


※何か地域限定物はないかと駅で探した結果これが見つかりました


かみさんと合流の後、とりあえず振替バスに乗って高知まで。
高知までは高速を使って行ってくれたので在来線で行くより早く着いた。ラッキー。

早く着いたので、駅前だけぷらぷら。


※高知は坂本龍馬をはじめ、幕末維新の志士を前面PRしてました


※チン電もアンパンマン


その後、早めの昼食を。

かみさんが五目うどん。


私が天ぷらうどん。


讃岐うどんとは違い、麺を前面でなく、かつおだし前面がいかにも高知らしい一品でした。

高知駅を出発する前にみやげ物コーナーへ。
いろいろおいしそうなものがずらり。ここである秘策を(それは後ほど)


※土讃線の車両(1両編成・ワンマンです)


輪行ポジションも確保


そして昼過ぎに高知駅を出発。


しばらく走った後、秘策発動。


かつおをたれに漬け込んだ珍味とゆず酒でちびちびと。電車の旅ならではの至福の時を過ごす。

そして・・・うとうと・・・うとうと・・・zzz・・・zzz

駅員:土佐山田~、土佐山田~

はっ!(目を覚まし)いかん降りねば!(勘違い)

ん?ここで下りるんやったっけ?

駅員:あと1分ほどで出発します

携帯の乗り換え案内を確認(画面が乗り換え案内のままで助かった~)
あっ、ちゃうがな、ここで降りたらあかんわと気付いてダッシュで戻る。

電車:プシュ~。

あっぶな~と思った次の瞬間、自転車を車内に忘れていたことに気付く orz
こんな田舎で自転車と生き別れたら取りに行くのも大変やわ、本当に九死に一生を得ました。

滝汗で肝を冷やし、酔いも吹っ飛び、眠気も吹っ飛び、ここからは夜まで覚醒状態でした。

周りの景色も一変していて、かなり山深いエリアを走っていました。(やるなJR四国)
途中、スイッチバック方式?のような区間もありました。

※濁流の吉野川沿いを進む土讃線


しかし、長い・・・。単線なので、上り・下りの特急、下りの各停が来るたびに待ち合わせ・・・
5分程停車しま~すのアナウンスの旅に、ホームに下りて伸びをしてました。
中にはホームの外まで散歩に出かける強者も。乗り降り自由にさせてもらえるのも田舎ならではですね。

そんなこんなで、夕方ようやく徳島の阿波池田というところに。

そして、ここで重大な事実が。

窪川~高知間の運転見合わせの影響で乗っていた電車が10分ほど遅れて到着。
乗り換え電車の待ち合わせなし・・・、次の電車一時間後・・・
またまた慌てて乗り換え案内を調べると、御堂筋は今日は無理、JRで新大阪までなら最終にすべりこみ。
こいつにかけてみるしかない(これ以上の遅れは許されない)ので、1時間後、車両貸切状態で金比羅山のある
香川の琴平まで車掌と二人旅。

琴平で乗り換えまで40分もあったので、とりあえず駅の外へ。

レグザフォンへぼいので何もしてないのになにやら幻想的な一枚が・・・


駅前のネオンは故障中。直したれよJR。


どうしようもなく腹が減ったので(既に7時ですから)、コグウェイ(四国サイクリングの主催者)がくれたSOYJOY×3本でつなぐ。
KIOSK閉まってるし(泣)


しかし、よりによって※低GI食品のSOYJOYとは・・・、やはり血糖値をあげたいのでコーラ500ml注入。
※低GI=血糖値を急激に上げないダイエット食品。
自転車イベントで低GIを配るあたりがなんともサイクリングイベントらしい。

香川の坂出(瀬戸大橋の根元)で乗り換えようやく、快速クラスに乗車。

岡山駅→姫路とつなぎ、睡魔と闘いながら何とか摂津市にある千里丘駅に到着。
自転車を組み立て、チェーンをミシミシ言わせながら25時過ぎに自宅に帰還。

臭い衣類やらなんやらを洗濯機にぶち込み、シャワーを浴び、軽く食事をして27時過ぎに就寝 zzz

あぁ~、疲れた~。