
もともと大気汚染や選手村の対応不備、中国民衆のマナーの悪さ、公正なジャッジへの疑問などで北京五輪に対する不審感は根強かったが、ここに至って中共政府は世界中にボイコットの口実を提供してしまった形になった。
アメリカがボイコットに踏み切れば、属国の日本はモスクワの時と同様に追従するだろう。
へなちょこな日本政府はマスコミに圧力をかけ、中共政府のやらかした虐殺行為を「暴動」などと言葉をすり替えて誤魔化している。敗戦を終戦と言い換え、進駐軍を米軍と言い換えて恥ずかしいとも思わない日本人らしい対応ぶりである。
欧米では激しく中共を非難している。自民党はアメリカの傀儡なのでアメリカにど突かれて「非難めいたたわごと」を言ったようだが腰が引けているのは否めない。関係が悪化して溜め込んだ利権の回収がストップするのを心配しているのだろう。相棒のナンミョウは称号オタクのダイサクがいろいろとお世話になっているので沈黙しているが、新たに利権作りにのこのこと中共に出かけたばかりの小沢が率いている民主もとぼけている。中共ロビーの社民も音無しだ。
中共とは仲が悪い赤旗が何か書いているかと覗いてみたが、何も書いていない。共産党同士本当は仲がいいのだろうか?
こうやってみると日本にまともな政党は存在しない。
極めて消極的ながらも、長妻のいる民主の政権奪取が一番ましな選択と考えている本ブログとしても非常に困ってしまう事態である。頼むから民主党よ、中共を非難しておくれ。
ところで、当初10人と発表された死者は30人に拡大された。100人という数字も出てきている。
以上の数字はラサだけなのものなので、チベット全体では犠牲者が何人出ているかわからない。憶測だろうが、数万人規模という情報すら入手している。
中共政府は青海鉄道を完成させ、ラサまで漢人の輸送を簡便化させた。大量の漢人を移住させて、人口的にもチベット領有を既成事実化させようという作戦である。
チベット人の精神的支柱であるラマ教の形骸化にも躍起になっていた。
今回のチベット人デモの中にも中共政府のスパイが大量に送り込まれていた。
彼らが自作自演して騒ぎ出し、待ち受けていた武装警官隊がデモ隊を虐殺したのである。日本軍の戦法を真似したのだろうか?
イスラエルがナチスのやった軍事行動を真似てパレスチナに対して行っているのと共通している。
アメリカが人権侵害国リストから中国を外した直後のできごとのために、今回の虐殺が意図的なのか偶発的なのか論議を呼びそうである。
(記事)
チベット騒乱で北京五輪ボイコット?
死者100人情報も」=確認は30人-チベット亡命政府
ラサ騒乱10人死亡=警官隊が威嚇発砲、新華社報道-チベット主席、ダライ派非難
五輪=ダライ・ラマ、北京大会への支持を表明
チベット暴動 潜在的不満、一気に 世界注視 胡政権に衝撃
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