1000円カット店と全理連との対立が深刻化している。
3600円近辺の料金を設定している全理連加盟店が苦境に立たされているようだ。
利用者の要望に合わせて様々なサービスがあってもいいと思うが、不況が長引き、利用者の懐具合も淋しいので、どうしても安い店に流れる風潮があるようだ。
2ちゃんねるの投稿などでは、「3600円も料金を取って不潔で下手くそな店もある」というような苦情も寄せられている。
今回の問題点は全理連が政治家に泣きついた点である。美容業界も対岸の火事ではない。1000円美容室がチェーン化されたらたちまち営業できなくなる既存店が続出することが予想されている。
生活を脅かされているのは解るが、しかし、利用者不在の政治闘争はいかがなものだろうか?
福島県、洗髪設備義務化へ
≪県は、新規参入する理容・美容室に洗髪設備をつけることを義務づける条例改正案を17日開会の県議会2月定例会に提出する。公衆衛生の向上が理由だが、洗髪設備を持たないカット専門店にとっては事実上の出店規制となりかねず、「消毒や器具交換はきちんと行っており、衛生上問題はない」と反発している。≫
洗髪設備を義務づける条例改正の動きは、長野県や広島県など主に地方全で広がっている。
理美容店に洗髪設備義務付け、新潟県が条例案
≪新潟県は3日開会の12月定例県議会に、理容店や美容室に洗髪設備の設置を義務づける条例改正を提案する。衛生水準確保が理由だが、「10分1000円」などと格安を売り物にしたカット専門店には事実上の出店規制となるそうです。≫
洗髪施設があっても不潔な床屋はいっぱいある。この条例が「言いがかり」であるのは明らかである。
1000円カットに問題があれば、それに対して改善を要求するのは当然だが、このように「言いがかり」で押さえつけようとする発想は悪しき日本流である。
可決に賛成した議員も己を恥じ入るべきだろう。
全美連総会に多数の国会議員
組合回りは議員のお仕事である。回った先の組合から要望が出されれば色よい返事をしてしまうのも人情である。
オリックスが1000円散髪の「QBハウス」を買収、「株式公開目指す」
オリックスというと小泉氏である。1000円カット興隆の背景には小泉氏の民営化、市場開放政策が影響を与えていたものと思われる。
ここに来て全理連が逆襲に出たのは、小泉氏の勢力の衰退ぶりを物語っている。
政治家に頼らずとも営業努力で解決している店もある。
理髪店オーナーからの質問。1000円カットに勝つ経営戦略
床屋は庶民には身近な存在である。普通の床屋も格安店も激安店もうまく棲み分けて欲しいものである。
ちなみに私はきれいなオネーさんだけの店で散髪してもらいたい。多少下手でも6000円までならOKです。
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鍼灸師のためにも施術料10000円
あ
たまちゃん
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