最長老のウーです。
連日の猛暑もようやく、朝夕は凌ぎやすくなりつつあります。皆さんはいかがお過ごしですか?
わたくし、この春、満21歳を迎えたわけですが・・・
満20歳の昨年に比べると、この1年でさらに、10年くらい老けたような、それくらい急激に衰えを感じます。
去年の夏、若猫・チャイ坊が、メルロの後継猫として我が家にやって参りました。
その頃の写真を見ると、活動性が落ちたとは言え、わたくし、結構、チャイ坊と一緒に過ごし、時には、からんでくるチャイ坊に静かなる応戦を試みてもおりました。
今年は、押入れに引きこもりこそしませんでしたが、遊び盛りのチャイが、そばに来て、鼻こすりしたり、頭突きをしてくるのさえ、もうしんどくて・・・。
時に、衰えたガクガクのアンヨで、逃げの一手。大概は、嵐の去るのをじっと待つ心境で、猫ベッドで瞑目するばかり。
また、衰えた体に不安を感じることもあり、無性に大きな声で叫びたくなったりすることも、去年よりも増えました。
「わたくしは、生きている~。ここにいる~。」
やかましかろうと、頭の隅でぼんやり、わかっているものの、叫ばずにいられません。
「わたくしの時代は、まだ終わっていない~。」
猫おばさん達とは、長いつきあいです・・・と言うまでもなく、22年目のつきあいです。
猫おばさん、wooのそれぞれ若かりし頃からのつきあいなのですから。
わたくしにも、チャイ坊達のようにあふれる元気と、ジタンにも負けないくらいの美猫の時代がありました。
最近は、拭いても拭いても、毎日、目やにがたまります。毛もボサッティになりがちです。
おつとめも、お腹マッサージなしでは、ほとんど自力では完了できません。
要介護のレベルで言えば、5段階の3くらいにはなっているのではないでしょうか?
ごはんは、美味しいです。今のわたくしの唯一の積極的生活行動です。
つい先日から、そんなわたくしは、離れの「猫の穴」にて、ひとりで過ごす時間を与えられました。
猫おばさん達は、年老いたわたくしが、ひとり隔離されることは寂しく、ショック受けるに違いないと、
長いこと、離れに移すことに踏み切れませんでした。おそらく、それが、人間の感覚なのでしょう。
年老いた猫は、いつの間にか姿を隠すと昔から言われています。
完全室内飼いのわたくし達には、そんなことは不可能です。
でも、猫おばさん達は、実際に猫の穴に移した後のわたくしのほっと安心したようにまどろむ様子を見て、思い至ったようです。
年老いた猫は、死に場所を探して身を隠すと言うよりも、思うような動きが難しくなったとき、
自分以外のモノとの接触を避けて、ひとり静かな時間と安全な空間を持てることが何より心休まるのではないかと。
そうは言いましても、ちゃんと朝、夕は、今まで通り、リビングでみんなと一緒に過ごす時間がありますから、
それが、ある種、単調な毎日の中での、メリハリとなり、気分転換にもなっています。
わたくしの残された時間があとどのくらいかは、猫神さまのみぞ知るですが、
わたくしは、一生、愛情を注がれ、大切にされ、なかなか良い猫生を全うできることだけは確かのようです。
いつになく、少し、長く独りごちてしまいました。
これからも幸せで穏やかな猫生がおくれますように。
猫仙人・・・ウー爺くらい長老になると本当にそんな感じです。全てのものを受け入れ、達観したようなその表情...、見てると何だか、涙が出そうに・・・。
ウー爺も、高さのあるところに乗れなくなりました。15歳くらいから、テレビの上へのジャンプしそこねる時が出始めましたが、特にこの1~2年の脚力の低下が激しいです。
往年、ぱんと張っていた太腿も、見る影もありません。(T-T)
それでも、声だけは大きくなっているのはなぜ?