交通労働災害の多発

現場への資材搬出入に伴うトラックあるいは作業者の現場への
送迎時のマイクロバス、自家用車による交通労働災害が多発
している。
これらの交通労働災害防止のためには、運転者に単に交通法規の
遵守を求めるだけでなく、一般の労働災害防止対策と同様に、
総合的かつ組織的に取り組むことが必要である。
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高年齢化および健康づくり

わが国の急激な人口の高齢化に伴って、
建設業においても労働人口に占める高年齢作業者の割合は、年々増加している。
高年齢労働者の労働災害を防止することは、重要な課題となっている。
また、職場全員を対象とした健康づくりへの取り組みも必要である。

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電動工具等による災害多発の要因

電動工具は、ハンドリングの良さと、作業効率の向上が得られることから、
多くの作業で使用されている。
しかしながら、手軽に作業ができるために、
取り扱い上の技能不足、防護カバーの不備、
保護具の未着用等を原因とする災害が起こっている。
日常の安全衛生活動の中に十分に取り入れることが必要である。

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職業性疾病

近年の建設工事は、施工の省力化と品質の多様化から、それに
応じた新材料・新工法の採用が急速に進み、これに伴って
じん肺・振動障害・有機溶剤中毒・一酸化炭素中毒・腰痛症
および熱中症等が発生している。
また毎年、硫化水素ガス中毒や酸素欠乏症による死亡災害が
後を絶たない。

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崩壊、倒壊災害の例

１．雨が強くなったにもかかわらず作業を継続して、法面が崩壊、
　　あるいは、上下水道管の埋設工事で土止め支保工を設けない
　　ことによる土砂崩落による災害
２．コンクリート打設時の型枠支保工の根がらみ、水平継ぎ材
　　不足による支柱の倒壊、あるいは、強度不足による簡易足場
　　の倒壊

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