2014年5月18日(日)、雪の残る編笠山へ向かった。
今回の総平行移動距離は9.40km、総上昇距離は1029mだった。
天候は晴れ。風は無く、絶好の登山日和。
ミニバスさわやをチャーターして、東京を出発したのは、午前5時半頃。
渋滞は無く、編笠山のふもとの観音平に到着したのは、午前7時50分頃。
観音平の到着時の気温は15度くらい。
ポカポカ陽気の中、観音平を午前8時に出発して、順調に高度を上げていく。
スタートから約40分で雲海展望台に到着、小休止してから押手川分岐点を目指して出発した。
押手川に到着すると、20人ほどのシニア登山隊が直登ルートに向けて出発するところだった。
途中の鉄梯子で渋滞するのは目に見えて明らかだったので、直登コースはシニア登山隊に譲って、僕らは巻き道コースで山頂を目指す事にした。
標高2200mあたりから登山道は雪道に変わる。
僕は、トレランシューズと新調したPEアイゼンの組み合わせ。
ジーニ助氏は、いつもの地下足袋スタイルにPPアイゼンの組み合わせ。
青年小屋方面から降りてくる登山客から、「地下足袋でアイゼンどうすんだ?」とささやかれてたけど、まあ、そう思うのも当然だろう。
PPアイゼンの存在について、一般登山客が知るはずもない。
ぶらブラピ氏もPPアイゼンを持参していたが、雪面がしっかりしており、踏み抜きも無いので、結局、ツボ足のまま青年小屋まで登ってしまった。
青年小屋から先の岩場を抜けると、登山道は再び雪道に変わったが、アイゼンをつけるほどでは無いので、最後の登りもツボ足のまんま山頂まで行ってしまった。
以下、実測タイム(標高)。
08:01 観音平発(1560m)
08:40 雲海展望台(1872m)
09:10 2043m地点
09:15 押手川分岐(2100m)
10:30 青年小屋着(2382m)
10:50 青年小屋発(2382m)
11:20 編笠山頂着(2523.7m)
12:00 編笠山頂発(2523.7m)
★12:20 同行者が転倒し骨折
★13:50 負傷者をヘリにて病院へ搬送
★13:55 事故現場出発
14:25 押手川分岐(2100m)
14:35 2043m地点
14:55 雲海展望台(1872m)
15:20 観音平着(1560m)
さて、山頂は、写真の通り、視界360度の大パノラマ。
雪を被った北アルプス、南アルプス、富士山もキレイに見えた。
下りは、直登ルートで降りてきた。
さて、新しいPEアイゼンだが、ナイロンテープの本数を増やしたため、装着感は問題無かったが、シンプソンのメンディングプレートはイマイチだった。
何がイマイチかと言うと、小枝という小枝がピンにくっついて離れないのだ。
PEアイゼンの底が雪団子ならぬ枝(えだ)団子になってしまった。
家に帰ってから分かったのだが、ピンも曲がっていた。
そう言うことなので、PEアイゼンのピンを作り直さないといけないが、雪山シーズンが終わってしまったので、修理はずいぶん先になりそうだ。
山頂で自作ミニガスバーナーが使えず、あたふたした結果、カップラーメンのお湯をM商店氏から分けてもらう事になった。
これも家に着いてから分かったのだが、自作ミニガスバーナーのシリコンチューブが裂けていた。
ようは、単なるガス漏れが原因で火が点かなかったという事。
前日にガスボンベは点検したけど、ガスバーナー本体を点検していなかったため、チューブが裂けていることに気付かなかった。
最後に、★の通り、下山中に同行者が転倒し骨折する事故が発生してしまった。
これについては、気持ちと情報を整理中なので、ここには詳しくは書かないが、レスキュー隊の皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げるとともに、ご迷惑をおかけした事について、深くお詫び申し上げます。