色は、つや消しのダークイエロー。
ギヤー比は試行錯誤の結果、441:1とする。
エンジンを後方に設置するとこうなる。
イメージ通りではあるが、ギヤーボックス分、竿置後方のクリアランスが足りなくなる。
クリアランスが無いまま電動リールを載せた場合、電動リールの持ち手部分がギヤーボックスとぶつかる可能性がある。
こうすることで、ギヤーボックスが電動リールの持ち手に干渉する可能性はなくなる。
M3ナットが良くも悪くもストッパーとなり、安定感は問題なし。
写真は、2号機ネイキッドモデル。
しかし、イメージとしては電動リールはもっと後方に置きたい。
これについては課題のまま、竿置の台座部分の本組みに移る。
竿置は、現場に行く時に分解出来た方が便利であろうと考えて、工具のいらない化粧ネジと蝶ナットも購入する。
ホームセンターのネジ売り場にて購入した。
各々、200円前後だったと思う。
本番では、ヒンジ部分には化粧ネジと蝶ナットを使う予定。
クランクのシャフトとアームの接合部にアルミ製のスペーサーを取り付ける。
ベアリング効果を期待するとともに、ネジ留めした時でも回転するように、少しゆるめに取り付ける。
左ヒンジはM3ネジ、右ヒンジはユニバーサルプレートに付属していたM3のプッシュリベット(オレンジ色)で固定してみる。
天地逆にしたのがこの写真。
ビス留めでもリベット留めでも竿を置く上面にエンド部分がはみ出てしまうため、大差はない。
結果、ヒンジをアームに取り付け、アームをプレートに取り付けることにした。
プレートには、リベットのエンド部分が入るようにプレートの径を広げる。
オレンジ色のリベットのエンド部分の真下にあるクレーターみたいな大きな穴が加工後の穴。
これで上面はフルフラットになった。
蝶ネジをはずせば分解もできる。
可動部分に蝶ネジを使い、本体を分解・組立できるようにした。
電動リールのストッパーとなるべく、ユニバーサルプレートに付属のアングル材を上面後方に取り付ける。
スイッチを入れて確認してみたが、電動リールが滑り落ちることは無かった。
電動リール初号機、2号機ともに同じ電池ボックスを使っているため、リールが変わっても竿置との相性に問題はない。
電動竿置は、これにてほぼ完成。
仮シャフトにはタミヤ製ユニバーサル金具を使う。
これは、台座が寝ている状態。
それぞれのポジションでの高さを測ると、立って13cm、寝て8cmなので、その差は5cm。
振れ幅5cmなので、とりあえずよしとする。
竿先を基準に測ったら振れ幅はもっと大きいはず。
微調整はいつでもできるので、細かいことにはこだわらず、次の作業に進む。
キットの中身は、写真の通り。
組立説明図が添付されているので、図に従って慎重に作業する。
パーツ表と部品が一対一対応なので、パーツを間違えて取り付けることはまずないと思う。
どこに何を差し込むか、非常に分かりやすい。
+-の方向が決まっているダイオード、トランジスタ、コンデンサは、取り付け時に若干注意が必要。
部品を基盤に差し込み、部品の余計な電線はペンチで切り取り落としてからハンダ付けをする。
この作業を繰り返す。
電源はDCジャック対応しているが、単3仕様にするため、タミヤ製の1.5A平行コードをハンダ付けする。
このコードの先にはタイマーに電力を供給するための電池ボックスを取り付ける。
この間欠タイマーに使う電池は、単3が4個。
電源を入れると、LEDが点滅するごとにウィンカー音(「カチッ」って音)が鳴る。
間欠タイマーは無事完成。
ざっくり言うと、「オン(可動)→オフ(停止)」のそれぞれの時間は、電解コンデンサと抵抗値の組み合わせによって変化する。
コンデンサは、あらかじめ33μF(0.5秒~15秒用)を選択する。
抵抗値の調整は、写真オレンジ色の部品(可変抵抗)をネジ回でし左右に回して調整する。
VR1とあるのが「オフ(停止)」の時間を調整する抵抗、 「オン(可動)」はVR2で調整する。
電池ボックスは、電動リール初号機と同じ粉マスタードの入っていたブリキ箱を使う。
電池ケース(単3×4本)がぴったり入る。
リレーの高さが心配だったが入った。
クランクギヤーのモーター用の電池ケース(単3×2本)も同じこのブリキ缶に入れる。
左の2本用がクランクギヤー用である。
右の4本用が間欠タイマー用である。
下のユニバーサルプレートは、ブリキ缶の大きさに長さ、幅をそろえたもの。
このプレートに電池ケースを2個、間欠タイマーを取り付けるのだが、コード取り付け用の耳がちょうどはみ出ている。
この出ている部分をペンチで切り落とす。
横、縦、幅ともに缶の内側にぴったり収まった。
電池ケースにコードをハンダ付けして、M3ネジでプレートに取り付ける。
間欠タイマーも同じように取り付ける。
On/Offのスイッチは、トグルスイッチを使う。
間欠タイマーを「切」にすると、ギヤーも「切」になるので、スイッチは一つで足りる。
アキバで1個45円。
クランクギヤーを動かすための電源はここからとる。
クランクギヤーのモーターにはコードとピンジャック(黒と白のオス端子)を取り付ける。
端子は簡単に抜き差しができるので、持ち運びの際は電池ボックスと竿置を分離できる。
シーソーの上下運動は、クランクギアの回転によって行うが、てこの原理によって、小さな回転でも大きな上下運動に変換することが可能である。
自分の釣りの誘いのパターンは、上下1秒くらいスピードで竿を5cm程度上下するもの。
これをイメージして、シーソー型竿置を組み上げるが、ユニバーサルプレートを使うので作業と言っても部品を切り出すだけ。
ただこのままクランクギヤーを取り付けると、ボックスの体積だけ上部プレートの上下するスペースが無くなる。
ヒンジを底上げする。
使うのは工作シリーズの「ユニバーサル金具4本セット」。アキバで440円だった。
ギヤ―ボックス上部に十分スペースがあるのを確認する。
奥ライトグレーは、ユニバーサルプレートに入っている今回シャフトとなる部品。
当たり前だが、穴の径、配列が規格化されているので、組み立てが本当にラク。
なので、作業は極めて早い。
関東圏ではわかさぎの釣果がイマイチなので、釣りに行かず、新型の竿置の製作に入る。
わかさぎは、時速5匹の中でも誘わないと釣れない。でも釣りたい。
で、考えたのが「電動竿置」。ようは、「誘い→あわせ→誘い→あわせ」をひたすら自動で繰り返すという竿置。
この竿置で使う竿は、自分で作った電動リール。
色々考えてみたが、「誘い」はクランクギヤーだろうと、いつものタミヤ製の「4速クランクギヤーボックス」を購入した。
イメージする誘いのスピードは、実際の自分の釣りと一緒で、1秒間に1回、竿を上下に動かす速さ。
この4速クランクの回転スピードがイメージに近いことが決め手。
また、4速クランクの逆回転しない特性も利用したいと思う。
価格はアキバで630円。
さて、「誘い→あわせ」を繰り返すということは、「可動→停止」を繰り返すということ。
ボタンスイッチで「オン(可動)→オフ(停止)」を繰り返すのは、正直かったるい。
そんな小技使うくらいなら竿を振っていた方がまだまし。
で、見つけたのがこの「リレ―付間欠タイマ」。
メーカーはエレキット社。価格はアキバで1,400円。
ご覧の通り、「オン(可動)→オフ(停止)」を0.5秒から最大300秒まで設定できる。
車のウィンカーの点滅を制御する電子部品と考えれば分かりやすいかも。
基盤の大きさは50mm×50mmと小さいので、適当な電池ボックスを見つければ簡単に収納できると思う。
6V~8Vの電圧が動くので、単3電池4個を使う予定。
リレー接点容量は最大3A/100Vということなので、4速クランク(3V)は全く許容内。
後ろにごちゃっとあるのは、竿置のパーツとなる部品。
中心部品は、タミヤの工作シリーズのユニバーサルプレート各種。
寸法を測ってカット、ヤスって穴あけという作業を大幅に省略できるのがユニバーサルプレート最大のメリット。
穴のサイズ、配列も規格化されており、パーツさえ決まれば、組み立てはLEGO感覚とでも言おうか、まあ楽である。
ユニバーサルプレートを買うのは今回が初めて。
細かい金額は省略するが、1セットあたり350円~500円くらい。
材料がそろったので、製作に入る。