ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス

2017-06-02 03:36:56 | 世界心理学会アドバイス
 ☆ 幸せは自分の心が決めるもの 
「自分の存在感がなく、生きているのが楽しくないのです」と、30代のYさん
が相談にきました。実年齢を聞いてちょっと驚きましたが、独身の女性とは思え
ないほど、華やぎがなく表情はあまりさえませんでした。
 現在はまだ両親と一緒に住んでいるそうですが、次々に話すその理由は…
 ※結婚願望がありながら、今まであまり異性にふり返られなかったこと。
 ※自分は能力があると思うが職場では認められず不満。
 ※会社と自宅との往復だけで、毎日つまらないこと。
 ※幸せな家庭を持ちながら、バリバリ働いている友人達が羨ましくてならない
などでした。性格分析や心理テスト結果は、真面目で几帳面を絵に描いたようで
融通性がないこと、かたくななこと、またマイナス思考などが明確になり、一見
おとなしそうなのに、競争心や嫉妬心がかなり強いことが分かりました。
 また、絶えず「自分を他人と比較して劣等感に陥っているクセ」があることも
明確になったのです。

 自分を変えるためには、自分の内面(性格、考え方、行動パターンなど)を理解
することが絶対に必要です。それらを詳しく分析すると、自分を論理的に理解でき
「今まで自分が何故幸せになれなかったのか」その原因がだんだん明確になったようで
Yさんは少しずつ変化をしてきました。ことにマイナス思考や、嫉妬心をなくし
柔軟性を高めるコツなどについて、いろいろな事例を元に、具体的に詳しくアドバイス
しました。私達は意識と無意識で生きていますが、意識より実は無意識の持つ力が大変
強いのです。そのためYさんには、「もう一人の水面下の自分を味方につけるための方法」
として科学的な自律訓練法をベースに、自己暗示法をご指導しました。
 それを自分で毎日行うようになると、だんだん変化が感じられるようになってきまし
たが、さらに催眠法を応用してイメージトレーニングを加えました。

 その他に、表情を明るくするための訓練(美しい笑顔のつくり方、視線の使い方)
また印象を良くする言葉の使い方なども、また歩き方や、姿勢なども、全身が映る大きな
鏡の前でくり返しご指導しました。すると、何となく暗い感じだったYさんは、とても
明るい感じになり、さらに笑顔もチャーミングになって、見違えるほど若々しくなりま
した。ことに「幸せは感じる能力、自分の前にある幸せに気がつかず、ないものばかり
求めているのでは、永久に幸せにはなれない。すべて否定的に捉えるあなたの考え
方を変えなければ、一生満足した生き方ができませんよ」、と私が言った言葉は
「まるで目から鱗が落ちたようでした」と後で言っていました。
 それから半年間過ぎましたが、Yさんはまるで生まれ変わったように明るく前向きになり
毎日イキイキして働いて、職場でも後輩達からは頼りにされる存在になったようです。
 自分自身の内面をしっかり把握し、自分を向上できるように努力すれば、何歳になっても
必ず幸せになれるのです。前述しましたが「自分自身の内面を知らなければ、自分の抱えている
問題は解決できない」これは私の持論ですが、そんな意味では、カウンセリングだけではなく
科学的な性格分析、心理分析は大変有効な方法です。また、指導にはさまざまなセルフコン
トロール法も欠かせませんないのは言うまでもありません。
コメント
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