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演劇集団キャラメルボックス 『きみがいた時間 ぼくのいく時間』 レビュー

2008-03-22 | 演劇集団キャラメルボックス
演劇集団キャラメルボックス
2008スプリングツアー
『きみがいた時間 ぼくのいく時間』

原作   :梶尾真治「きみがいた時間 ぼくのいく時間」
脚本・演出:成井豊

STORY
住島重工の研究員・秋沢里志は,海外派遣留学を終えて,5年ぶりにニューヨークから帰国する.空港で待っていたのは,5年前に別れたはずの恋人,梨田紘未(ひろみ)だった.自分の帰りを待ち続けていた紘未に,里志は激しく心を動かされる.一方,里志は住島重工の子会社P・フレックで,新しい機械の開発に携わることになる.それは,物質を39年前の過去に送り出す機械,クロノス・スパイラルだった.最初の実験の日,里志の元に電話がかかってくる.紘未がトラックに撥ねられ,病院に運ばれた…….


3月21日19時の回を観てきました.

今回は原作「きみがいた時間 ぼくのいく時間」は読んでいません.
このレビューを書くに当たって読んだものは第3刷の『クロノス・ジョウンターの伝説』と劇場無料配布プログラムのみです.

観劇後の感想は,「上川隆也,カックいい」「なんだすごくいい話」「でも,そのラストはどうなんだ?」です.

「おもしろかった」という表現より「かっこよかった」ですかね.
里志がクロノス・スパイラルで39年前にさかのぼった後の件は,作り込んであって良かったです.
特に,2幕の明けはちょっと感動ものでした.

あの結末はアレでいいんでしょうか.
いや,決してハッピーエンドを否定しているわけではなく,あまりにも都合が良すぎて,そのほかの問題を一気に無視したような気がしたのが残念でした.
もう少しパラドックスについて言及して欲しかった.

岡内さん出ずっぱり.主役じゃないのに.
けどかわいかったなあ.

これはあれですね.下手に2幕構成にすると2つの芝居を観ているようなもので,2幕を見終わった後に1幕を見直さないといけないという衝動に駆られてしまいます.

追記はするかもです.
というかします.時間軸理論について別記事とかで考察レビュー書くかもです.これいいネタです.

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