太陽の手前を、黒い点のような金星が横切る「金星の太陽面通過」という今世紀最後の珍しい天文ショーが、6日朝から全国で起きる。前回は2004年にあったが、次回は105年後の2117年。国立天文台は「よほど長生きしないと二度と見られない。金環日食で使った日食グラスを再活用して楽しんでほしい」と呼び掛けている。
4日夜には満月の一部が地球の影に入る部分月食も起きる。
金星の太陽面通過は、太陽と金星、地球が一直線に並んで起きる。6日は午前7時過ぎ、太陽の左上から金星が重なり始め、徐々に右に移動、約6時間半かけて横切る。
金星は地球とほぼ同じサイズで、地球から見たときの直径の長さは太陽の約30分の1。太陽表面を移動するほくろのようにも見え、太陽の巨大さを実感できる。
金星の軌道は、地球の軌道に対して傾いているため、通常は太陽の上か下を通過し、重なることはまれ。18世紀には、当時最大の謎の1つだった太陽までの距離を測るため、太陽表面を通る金星の観測が計画され、欧州の列強が観測隊を世界中に派遣した歴史もある。
太陽の観察には、適切に日食グラスを使うなどの注意が必要。日本眼科学会のまとめによると、金環日食では全国で500人以上に目の障害が出た。国立天文台の縣秀彦准教授は「科学館や学校にある望遠鏡で太陽を投影すれば、大勢の人が安全に見ることができる」と話している。
4日夜には満月の一部が地球の影に入る部分月食も起きる。
金星の太陽面通過は、太陽と金星、地球が一直線に並んで起きる。6日は午前7時過ぎ、太陽の左上から金星が重なり始め、徐々に右に移動、約6時間半かけて横切る。
金星は地球とほぼ同じサイズで、地球から見たときの直径の長さは太陽の約30分の1。太陽表面を移動するほくろのようにも見え、太陽の巨大さを実感できる。
金星の軌道は、地球の軌道に対して傾いているため、通常は太陽の上か下を通過し、重なることはまれ。18世紀には、当時最大の謎の1つだった太陽までの距離を測るため、太陽表面を通る金星の観測が計画され、欧州の列強が観測隊を世界中に派遣した歴史もある。
太陽の観察には、適切に日食グラスを使うなどの注意が必要。日本眼科学会のまとめによると、金環日食では全国で500人以上に目の障害が出た。国立天文台の縣秀彦准教授は「科学館や学校にある望遠鏡で太陽を投影すれば、大勢の人が安全に見ることができる」と話している。
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