切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

小池一夫は第二の小室哲哉?

2009-06-19 19:30:00 | 超読書日記
ちょっと前になるけど、マンガ原作者の小池一夫が自分の著作権の二重譲渡をしていたって話で、トラブルを恐れた日経新聞が連載を休載したってニュースがありましたよね~。この件をめぐっては週刊文春が二度に渡って経緯を記事にしているけど、興味深く読ませてもらいましたよ。でも、小室哲哉ほどには話題になってないんだけどねぇ~。


日経新聞の劇画が突然休載に 小池一夫さんの作品(共同通信) - goo ニュース
・週刊文春(6.11号)
・週刊文春(6.18号)


記事がすぐに削除されてしまいそうなので、まんま引用しますが、

>日本経済新聞社は4日、先月末に始まったばかりの小池一夫さん作の劇画連載「結い 親鸞」を、第2回以降当面の間、休載にすることを決めた。4日付朝刊1面にお断り記事を掲載した。同社は「小池さんの都合による休載と言うこと以上は申し上げられない」とし、「週刊文春」(6月11日号)が、小池さんの著作権が既に複数の会社に譲渡されているとの内容の記事を掲載していることについて、「事実関係は調査中」とした。

マンガの著作権では判例上原作者と作画した漫画家に同等の権利があって、原作者と漫画家がトラブったりすると、「キャンディ・キャンディ」裁判みたいな大変なことになってしまう…。

(詳しくは、自分で調べてね。たぶん、このことが原因で土田世紀の『編集王』というマンガでは「キャンディ・キャンディ」の引用されるくだりが真っ白になっている!)

さて、小池一夫がこのあたりの仕組みをどの程度理解しているのか不明だけど、自分の著作権をまとめて二重譲渡して金銭を得ているというのは、かなり危うい話なんじゃないですか?

第一に、二重譲渡自体が問題だし、それ以前に前述のようにマンガ原作者ひとりに著作権があるわけではない(言い換えれば、漫画家のほうに指し止め請求権がある。)というマンガの著作権の仕組みが、ちゃんと理解され処理済みになっているかがなんとも怪しい…。というあたりがわたしには気になりましたねぇ~。真相はどうなのかわかりませんが…。

それと、わたしがさらに気になったのは、週刊文春の続報で小池一夫と某プロデューサーが映画「ゴジラ」の企画を持ちかけて大阪芸術大学からお金をもらっていたという話。

だいたい、小池一夫に「ゴジラ」をどうこうする権利なんかそもそもないし(だって、天下の東宝の大事な著作権ですからね~。)、大学側が渡したとかいう1億だか2億(ちょっと記憶が曖昧ですが…。)ばかりの予算では『ゴジラ』なんか撮影できるわけもない。

でも、簡単に騙されちゃうあたり、日本の大学の映画学科のレベルの低さを物語っているなあ~なんて感想を持ちました!

大柄で大きなことを言ってるオヤジが来ると騙されちゃうのかな?大学関係者といい、日経の経営者といい?

・巨匠・小池一夫が喝!「俺がマンガ界の総理になる!!」(前編)

ま、経営者って案外騙されやすいのかな?占い師が好きだったりするしね~。

というわけで、今後の成り行きに注目してますよ、わたしは!

(参考)
編集王 1 (ビッグコミックス ワイド版)
土田 世紀
小学館

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1 コメント

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小池一夫 詐欺 (行政書士)
2013-12-17 18:15:40
現在、小池一夫は、この詐欺情報のツイッターの火消しに躍起になっている。被害者はブログで拡散を!
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