☆THE NEXT THREE DAYS
2010/PaulHAGGIS/USA
さすがはこの監督さん!
冴え渡っている。
ありえねー話を、こうまで嘘っぽくなく、しかも退屈させることもなく、感情とアクションと両方揃ったドラマとしてきちんと成立させて、面白く見せてしまうのだから。
マジ、これは大した凄腕だと思う。
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☆DUEL
71/StevenSPIELBERG/USA
先日見た『キナタイ』もコワかったが、これも『激突!』も別の意味でマジ怖い。
見る前までは、人の存在は描かれていない物語になっているのかと思っていた。あくまでも「車」が人を追いかけ、襲う映画かと。
が、人の姿は、しっかりあった。運転席から差し出される腕。運転席上の上半身の存在も、遠くながらその存在は隠されていない。
つまり「車」が人を襲う映 . . . 本文を読む
74/黒木和雄/ATG・東宝 モノクロ
◎脚本:清水邦夫・田辺泰志 ◎撮影:田村正殻 ◎出演:原田芳雄・石橋蓮司・桃井かおり・松田優作・田村亮
ヽ(^o^)丿ええじゃないか ええじゃないか
ざわざわした、荒い画面に流れる空気が良い。
日付が出て、3日間の物語。
”○○、~~~....ナリ”、と、ところどころに説明文のタイトル文字画面が入る。
敵なのか、味方なのか、誰が誰を”殺そう”としている . . . 本文を読む
☆CHERNOBYL HEART
2003/Maryann De LEO/USA
短い、短い映画。
映画の中にもうひとつ、「チェルノブイリ もうひとつの物語 ホワイトホース」が入る:廃墟となったかつての住まいを訪ねる青年の物語。
2003年の映画。2003年!
その映画が、今まで見られなかったということ。そして今、それがこうして見られている、ということ。
見られようとしなかった’その時’。
そし . . . 本文を読む
75/黒木和雄/ATG・東宝
◎原作・脚本:中島丈博 ◎美術:木村威夫 ◎出演:江藤潤・馬渕晴子・ハナ肇・原田芳雄・竹下景子
”原作・脚本の中島丈博の半自伝的ストーリー。デビュー間もない竹下景子のヌードシーンが初々しい。原田芳雄の人のいいチンピラぶりが素晴らしく、駅のプラットフォームでの「バンザイ!」を叫ぶシーンは名場面である。キネマ旬報助演男優賞、ブルーリボン助演男優賞受賞”←チラシ文面。
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☆KINATAY
2009/ブリランテ・メンドーサ/France・フィリピン
怖えぇ~~~~ぇっ!!!
怖いと喧伝されている映画もこれまで色々と見てきたつもりだが、ここまで心底怖い映画は初めて見た。
この怖い世界を、観客は主人公の青年君と共に”体験”させられるわけである。
これが”異常”でも”特殊”でもなくって、(警官の)”生活”の一部となっている世界を。
(その後皆で飯肩並べて食ってるところが . . . 本文を読む
79/マーティ・グロス/Canada・Japan
*撮影:岡崎宏三・小林秀昭 *音響・音楽監修:武満徹
◎淡路町の段 *太夫:竹本織大夫(現・竹本源大夫)*三味線:鶴澤燕三(五世)
◎封印切の段 *太夫:竹本越路大夫 *三味線:鶴澤清治
◎新口村の段(「恋飛脚大和往来」より)*太夫:竹本文字大夫(現・竹本住大夫)*三味線:野澤錦糸(四世)
*人形:忠兵衛・吉田玉男/梅川・吉田蓑助/八右衛門・桐 . . . 本文を読む
☆77/鈴木清順/松竹
◎原案:梶原一騎 ◎脚本:大和屋[竹ヘン+二] ◎出演:白木葉子・原田芳雄・岡田真澄・和田浩治
´異才・鈴木清順が¨わけのわからない映画(「殺しの烙印」)を撮る監督はいらない¨と日活を追い出されて以来、実に10年振りにスクリーンに復活した作品´(チラシ解説)とあるのが大傑作。『殺しの烙印』なんかより、10倍も20倍も´わけのわからん´映画になっとるやないか ´興行的には惨 . . . 本文を読む
2001/阪本順治/KИHO *DV*18分
・2001年に群馬県で開催された「第16回国民文化祭・ぐんま2001inたかさき」で行われたシンポジウム「21世紀と映画表現の可能性」のために製作された短編映画。大阪・新世界界隈を彷徨う「流し」の男(原田芳雄)。酒を飲んで難民問題をつぶやく彼の目的とは....(@チラシ)
「俺だって天丼食いてぇよ、バカヤロウ」は、何かに出てきたのを覚えているけど、あ . . . 本文を読む
☆UN HOMME QUI CRIE
2010/マハマト=サレ・ハルーン/France・ベルギー・チャド
始めて見る´チャド´。
チャドの、小さなお洒落な高級屋外プール。
ホテル付属の施設らしい。
´支配人´は、中年のアジアン女性。´ワンさん´と呼ばれているところからすると、華僑の人なのだろうか。
建物も、内装等、小さくてシンプルだけれど洒落ている。
そこで、30年も監視員を続けているという、初 . . . 本文を読む