ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

Casa di Pino (Pinoの家)ビフォー&アフター10 家の外壁剥がし

2014-04-16 07:01:02 | イタリア:自宅改装

この家をお化け屋敷となずけた私

そう初めてこの家に来た時に一番驚いたのがこの剥がれ落ちた外壁

ひどい

これがもう本当に廃墟に見えてどうしようもなかった

この剥がれ落ちた外壁と手入れされてない森のような庭がどこからどう見ても

お化け屋敷にしか見えなかった

 

実際周りの家にはちゃんとスーパーの広告が入るのにいつも我が家だけは

入れてもらえず完全に人が住んでいないように思われていた節があった

 

そんな状態が何年かつづいて

2011年やっと壁を塗る段階までたどり着いた!

 

さすがにこれは業者に頼むんだろうな~と思っていた私、、、、

ががが、、、、、

Pi “自分でやる”とういう始末

 

自分でやるって言ったって納屋の壁とは違い自宅の壁は足場がないと到底塗れない

どうやって塗るのよ~と毎日言い張っていた私

 

Pi “足場はレンタルするとすごく高くつくからな~なんとかならないかな~”

とのんきな状態

こりゃ本当に塗るところまでたどり着くまでまた何年かかかるな~と思っていたら

 

Pi “かなえ!足場が半永久的に借りられるっていうかほとんど貰える!”と

言うではないか聞くと年金暮らしをしている彼の友人の知り合いで左官屋さんだった人がいて“貸してあげる = あげる ”っていてくれているらしいと

 

ということで足場がゲットでき素人の二人が組み立てた足場

写真では簡単そうに持ち上げているけど

下で見ていた私ととなりの御婆ちゃんはもう落ちやしないかとハラハラドキドキ

 

御婆ちゃんが

“怖いわ~危なすぎる~かなえ、今日は店行っても心配で仕事どころじゃないで~”と

 

ほんと落ちて骨折程度ですめばまだましだけど

打ち所が悪ければあの世行か一生ベットの上なんてことになりかねない、、、、

もうこの時ばかりはやめて欲しいと思っていた

 

でなんとか組み立てた足場

まず一番最初に剥がれ落ちた外壁を全部綺麗にはがすことから始めた

家全体の昔の塗り壁をはがすのに最初に使っていたミニ電気バーナー

これじゃ焼け石に水いつまでたっても前に進めない

 

 

で考えたのがこれ

巨大ガスバーナー、、、これで壁を温めながら全部剥がし落とすと言うらしい

Piさん “どうだ!顔”

これまた気が遠くなるような作業&大胆かつ危険すぎる!

 

しかもこのガスバーナーはベネチアンビーズを作るために別注で

鉄職人:サンドロ→ここに作ってもらったもの

ビーズを作る前に家の壁剥がしに使われた

(ちなみに2014年現在まだビーズ制作まではたどり着けてない)

 

そしてそこにあるもの何でも代用してしまうPiさん

グリーンのホースは庭の水やり用に使っていたものをガス管にくっつけて使用

ほんま大丈夫なんの~そんなあり合わせで~

 

何日かかったか覚えてないけど一人コツコツと全部の壁をはがし落としたPiさん

雨風にさらされ剥がれ落ちていた所は簡単に取れたけどそうでないベランダの壁

固くて簡単にはがせない

特にコーナーは頑丈に張り付いていた為ガスバーナーをかなりの時間あてて

こそぎとったらしい

 

帰宅した私なんかPinoの顔がおかしいことに気づく

Ka  “あーっ 眉毛半分ないで~”

Pi “えー本当に?、、、、あーたぶんガスバナーの壁からの照り返しで焼けたんや~

それでかーなんか顔がめっちゃ熱いな~と思っていたんや~”と

 

夢中になると自分の眉毛が焦げてることにも気が付かないらしい、、、、

なりふりかまわぬPiさんです!

まずは第一段階が終わりました