ある瞬間
ある瞬間
それは
恐れありし瞬間も
それは
不安ありししも
かたときさえ
はなれぬ
ことなく
かたはらに、ありし
かのよう
あなたをひとりにとて
みじんもしたことは
なきかのよう
いつたりとて
そばにある
いつたりとて
わすれても、また、おもいだす
あなたのすべてを
なんでも、すべてを
ただ、受容しながら
ただ、のみこみながら
ひそやかにこ、こに、たたずみし
かのよう
すべてをのみこみし
すべてを受容し
いつしか
すべて消えてなくなりしかのよう
いつたりとて
共にありし
そして
きづかぬままにか
いつしか
源そなたと
ひとつとなりゆかれし
かのように
また
あなたが
あるひとを
おもいだす
あなたが
ある場所が
うかびあがる
そこにいきたいな
あるひとに、あいたいな、
と
かんじられし瞬間
すでに、あなたはそこにあられし
すでに、あなたはそのあるひと、と、
あわれし
かのよう
すでに、は
みえなきさなかで
それは、はたされしかのように
みえうる世界が
すべてではなきな
あらゆる多元に、あらゆる無限に
意識は
とびかい
あらゆる同時瞬間にてか
あらゆる一瞬一瞬を
たいけんなされしかのように
たとえばそれは
あらゆる瞬間にて
あらわれ、し
かのように
たとえば
あるありようが
仕事を一心にしうる瞬間
あるありようが
なにかを、無心に
つくりだされししうる瞬間
あるありようが
だまって、なんらかを
みつめし瞬間
あるありようが
ただ
ただ、
ありし
ある…瞬間
それを、ただ
ただ
ひそやかに
だまったまんまで
みつめしとて
こえをかけるわけでもなしに
きづかぬままにか
ただ、しずやかに
観し、
たちさりゆくかのよう
それたる一瞬は
なんとも、いえなき
その無心たる
無空たりしありように
すべてのときが
とまれり
かのように
だまりて、みつめていたき、
すでにか、そうあられし、かのように
すべてが
ひとつの空にとけだしゆく
静寂そのものと
なりゆかれし
かのように
すべてが
無空と静止されし
ここちよさに
この上なき
ほかならなき
無限を無空に
かんじゆかれし
か
のように
また
ある瞬間には
なんでもなき
一瞬ではありとて
ある会話にて
あらはれ、は
ある、かのよう
あるものが
なんだか、初めて目にとまり
気になって
これ、、すてきですね、
これにします……
と
ひとこと
こぼす、、
あ、これ…ですか？
初めて観られたんですよ、ね
はじめて、で、これ……なんですか？
……
……なんか、すごく、きれいだな、、と
あ……そう、、……
へぇ、、そう
そうなんです、ね……
……
……
会話になってるのか
なってないのか
理由をくわしく
きかなきままなりし相手と
また
理由など、特にはなきままにてか
くわしくも、なにも、、
いえなき瞬間たるあなたと、、
なんとも、いえなき
もったり感
なんとも、いえなき
しどろもどろ感 な
なんとも、いえなき
たどたど感
が
たまらなく
ここちよくあられし
無言たる
みえなきさなかでの
あうんたる
かいわが
絶妙にか
うまい具あいにか
とりおこなわれし
かのように
それが
どちらからともなく
なんにも、疑問にさえ、かんじずに
うまい具あいに
会話は、あうんたる
まるで
共にありし呼吸かのように
とりおこなわれゆかれし
かのように
なんとも、いえなき
みえなき
中途半端ながらも
なんとも
つたわってくる
えもいわれね言葉が
いらなき無言の問答かのよう
すべては
すべて
元来は
ほんらいは
無空たる
エネルギーありよう
言葉などのなき
さまたる源かのよう
すべてはすべて
いつしか
黙してかたらず
背中にかんじゆく
あうんたる
呼吸そのものと、、
なりゆかれし
かのように
カエラれし、かのように
だまりし、ありように
すべては、無言に、あらはれ
ゆかれし
かのように
また
あらゆる多元なりし
あらゆる無限なりし
あらたな、なつかしげな
遊び、たわむれ、かのような
体験がはじまられし
すでに、はじまりし
すでに、とりおこなわれし
すでに、そう、なりゆかれし
すでに、そう、あられりし
すでに、そう、ありし
かのように
また
あらゆる
あらなりし
豊かさあらはれ
体験は
あらゆるみごとにか
千変万化に
変容を、やすめることなしにか
あらゆる魅力さえ
わきたちゆかれし
たいけんさなか
体験観ゆかれし
さなかでも
あられましょうか……
そんな
優美さなかでも
あられましょうか……
あなたは
あらゆる一瞬たる永遠……
ある瞬間にあらはれし
奇跡そのもので
あられましょうか……
ただある、
それだけで、まる
あなたが、ただある
それだけで、ほこらしき
なんにもしなくとて
すばらしき、、
あなたが、あらば
なんにも、要らなくなられし
かのように
たとえ
あなたが、そうと
かんじ得なかったとしても……