“Slope in the Sun”
絵本 『なくしたものみつけた』を読みました。
絵の男の子がかわいい。その男の子がどんどん下へ下へと進んでいく過程もかわいい。
昔のわすれたもの、なくしたものが見つかっていきます。
その昔のものが見つかっていくことで、読んでいて、その男の子の赤ちゃんの頃からの育っていく過程も感じられてきます。
甘酸っぱい感じだ。昔懐かしいものの甘酸っぱい感じ。
子供ごこころに戻るとは、また昔を“思い出す”とは、子供になることとは違う。その“思い返し”は、子供である自分が周りのものに抱かれていることを思い出すということのように思う。
子供であることは、自分の周りの世界に直接影響を受けるし、それだけ周りのものに抱かれ、また感動することも多い。
「なくしたもの」を見つけることは、そういった自分を囲んでいたもののことを思い出していくことだし、その周りのものへの感動や喜びや安心を思い出すことのように思う。
そして最後に、この絵本の男の子は、今も男の子だから、何かに抱かれていることを思い出す。
それを読む大人は、その男の子がまだ子供であることで、その子供の最後の行動を見て、子供であることは世界とつながっているのだということを、あらためて意識させられる。
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