その花を見付けた時,自分が1カ月前にタイムリープしたかのような錯覚に陥った。
その花の名は「サクララン」。
(1カ月前の写真は,
こちらと
こちら)
なぜ,「タイムリープ」なんて言葉が出てきたかというと,先日地上波で放送していたアニメ版「時をかける少女」を見たから。
この映画,久々にハートをわしづかみにしてくれました。
最近好調と言われる日本の映画界が生んだ作品の中でも出色の出来といわれているようですが,その評価が偽りではないと思いました。
原作は筒井康隆,1983年に原田知世主演で映画化(角川映画)されたもののいわばリメークですが,設定もストーリーも大胆にアレンジされていて,元の作品を遥かに凌駕する感動作になっています。
TVドラマ的な小振りな映画やスピンアウトものも多い最近の日本映画の中で,これだけの良質な映画を生み出したことに素直に拍手したいと思います。
(そういえば細田守監督は私と同年代…)
「メメント」に匹敵する時空間超越の面白さ,「冒険者たち」を彷彿とさせる青春の甘美さ,「渚にて」を思わせる救いのない未来への不安と予兆,(場面によっては)「去年マリエンバートで」を思い出させる装飾性,そして,日本人らしい若干の感傷,最後に残るのは「希望」というモチーフの秀逸さ。
いずれも素晴らしいです。
音楽も,バッハの「ゴールドベルク変奏曲」がとても効果的に使われていてご機嫌です。
一つだけ難点といえば,アニメの絵(特にキャラクター)が若干ラフかな,と。
感性の問題かもしれませんが,きちんと書き込まれた背景やぼかし等の割には,妙に人物の表情がアバウトな気がしてしまったのです。
その点さえクリアすれば,自分の中では限りなく満点に近い作品と感じました。
テレビ放映は,CMでぶつ切りで悲惨でしたが(またこの切り方がセンスがなさすぎ!),録画したものをCMを飛ばして見たので,ストレスは感じませんでした。
日本の映画,今,随分面白いようですね。
「キサラギ」と「アヒルと鴨のコインロッカー」が無性に見たいのですが,シネマパニック(奄美大島唯一の映画館)には掛からないんだろうなぁ…
で,写真の話に戻ります。
私がタイムリープしたわけではない証拠は…本日アップした写真が Canon EF400mm F5.6L USMで撮ったものであることで裏付けられます。
以前から欲しかった単焦点超望遠レンズです。
対抗馬は,EF300mm F4L IS USMでした。
EF400mm F5.6L USM には,IS(Image Stabilizer)が付いていない,開放がF5.6と暗いなどの短所がありますが,Extendrを付ければ500mmを超すことから,結局,このレンズを選びました。
上の写真はイソヒヨドリのメスと思います。
意外とブレないものです。
それに単焦点らしいシャープさも一応あるかな,と。
2日連続で早朝のサガリバナを見に行きました。
Time waits for no one.
自分に残された時間を最大限使って,このレンズで奄美の生き物や花たちをできるだけ撮って行きたいと思います。
地元紙にNHK土曜ドラマ「ジャッジ-島の裁判官奮闘記」の奄美ロケが終盤を迎えた(7月24日まで)との記事が載っていました。
奄美市,瀬戸内町,喜界島等でロケをやっていたようですね。
7月2日からの奄美ロケらしいので,長丁場の上に,途中台風の襲撃にも見舞われて,大変だったことでしょうね。
放映は,10月27日から11月24日。
主題歌は,今人気急上昇の奄美大島出身の中孝介が歌うようでこちらも楽しみ♪
あれ,題名が,
NHKのHPのものとマイナーチェンジしてるようだけど,変わったのかな?
【2007.7.22 奄美大島・奄美市住用町 Canon EOS 30D with Canon EF400mm F5.6L USM(SILKYPIXでRAW現像)】
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