里山コスモスブログ

キウィフルーツの花



上:蕾は萼に包まれ、萼は6(~5)裂する。 下左の萼は6裂。


上:雄株の雄花  下:雌株の雌花

上:雄蕊の葯はやや弱々しそうにも見えるが、両性花のように見える。花弁は6弁。
下:純白の花弁も日が過つと黄色くなる。5弁の花。

キウィフルーツ (マタタビ科 マタタビ属 学名:Actinidia deliciosa or Actinidia chinensis  落葉蔓性木本 雌雄異株 花期5月 果期10、11月頃) 中国原産のオニマタタビ(シナサルナシ)がニュージランドに移入され、品種改良されてキウィフルーツとして果樹栽培されるようになった。冬芽が芽吹くと新梢が伸びてその葉腋から出た長い花軸に1~数個の花をつける。萼は6(~5裂)、花弁は白色で6(~5)片、花糸は長く多数ある。雄株の雄花は雄蕊が花冠から長く突き出て雌蕊は退化。雌株の雌花は子房の基部から雄蕊が花糸を長く伸ばし、子房の先端から多数の白い花柱が放射状に伸びる。雌株の花は雌花(雄蕊は仮雄蕊)なのか両性花(自家不和合性)なのかよく分からない。栽培では雌雄両株を混植するようである。果実は橙褐色をした楕円形。固いうちに収穫して追熟させると甘味が出て柔らかくなり、美味しく食べられる。
日本にはサルナシが自生している。こちらは雌雄異株で雌株は両性花をつける。花は小さいがキウィと酷似している。果実も随分と小さい(直径2cmほど)が、半切りにするとキウィフルーツと同様であり味も似ている。徳島県の祖谷のかずら橋はこのサルナシ(しらくちかずら)の蔓を編んで架けられている。「かずら橋」で検索。
属名Actinidia   <actinicos> 放射状の (多数の花柱が放射状に伸びている意)
種小名deliciosa ラテン語delicious 歓喜  英delicious美味い  chinensis は中国産の
(wikipediaより) Actinidia deliciosa 果実表面が粗毛に覆われた緑色果肉品種、Actinidia chinensis 果実表面が軟かい疎毛で覆われた品種で、果肉は黄色いことが多いが、黄緑色や赤色が混じるものもある。
サルナシ ミニキーウイ果実2012-10-14


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