(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

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議会質問報告 2013年12月議会

2014-01-05 21:30:50 | 議会報告
12月議会でおこなった一般質問の議会報告です。

ネットでの録画配信はこちら



ここ数年間は一般質問原稿の文字数が10000文字を超えてしまい、60分以内に質問を終わらせることができるのか毎回心配しています。・・・ちなみに今回の質問は60分ジャストだったそうです。

今回の中心テーマは「市民参加型防犯カメラ」です。
だいたい私の質問は、メインテーマを最後に持ってくるというパターンになっています。(おいしいものは最後に食べる派です・・・笑)

質問をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、この制度は「賛成・反対」という対象ではそもそもありません。
判例上・・・日本の現行法制度上、やってはならない制度なんですね。(市民が賛成したから、議会が賛成したからOKという類のものではありません)

市長選挙に向けて実績づくりをしたい市長の気持ちも分かります。
でも、「やりたいこと」は必ずしも「やってよいこと」とイコールではありません。
安倍首相がどんなにアメリカの軍事行動に自衛隊を参加させたいとしても、憲法上「やってよいこと」ではありません。それと同じことです。
実際、この「市民参加型防犯カメラ」は、現松戸警察署長が他の警察署長だったときに各自治体に提案し、どこでも断られてきた制度だそうです・・・が、我らが松戸市長は飛びついてしまい「全国初」と胸を張っています。(オイ!)

法的に正当性がない違憲・違法な制度を市が実施し、訴えられて賠償が発生したらカメラを設置した市民が賠償責任を負う・・・こんな制度はあり得ません。

「防犯カメラに反対するなんて、犯罪を野放しにするのか!」というご意見を当然お持ちになる方もおられると思います。

もちろん犯罪は「重大な人権侵害」であり、何があっても許されることではありません。それはまったく同じ気持ちです。
しかし同時に、不適法な防犯カメラもやはり「重大な人権侵害」であるという認識が、松戸市に大きく欠落しているということを「行政のチェック機関たる議会の議員」として指摘しないわけにはいかないのです。

「毒をもって毒を制す」ような方法ではなく、犯罪をピーク時の半分以下にまで減少させた市民の防犯活動を支え、防犯意識を広げていく地道な努力を重ねていくことが行政のあるべき姿だと思います。

・・・そして本当に必要なら、警察が「個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当る」という責務に則り、適切・適法な手続きを経て自ら設置すればよいのです。
迂回的に地方自治体にカメラを設置させ、市民の税金と私費を使わせ、全責任まで被せてしまおうというのは大問題です。

もう少しこの問題は市当局とやりとりし、研究する必要があると感じています。
その都度、みなさんにご報告したいと思います。

***

「あしたの風」新春の集い

2014年1月26日
10:30 開場
11:00 開会
参加費:1000円(子どもは無料)
場所:みのり台市民センター第2ホール(3F)

毎年恒例の新年会です、皆さんのご参加をお待ちしております!

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