A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

風水の街

2011-01-27 | 旅・ソウル
シンガポールや香港ではビルディングの建設やオフィスなど風水をよく用いているとTVやnetで観て知っていましたがソウルまでが風水を用いて造られた街とは今まで知りませんでした。

今年のお正月に放送されたチェ・ジウさんがナビゲーターのBSの番組で荒俣宏先生が「ソウル一体の風水思想に関心があり風水の見学によく来ます」と話していました。

『都』を意味する徐伐(ソボル)が転じてソウルになったという韓国の首都。
イ・ソンゲの朝鮮王朝はなぜソウルを都にしたのか?
それは日本の京都・東京と同じ理由からだというのです。
風水思想である背山臨水(北にそびえる山を背景にして建たせ南には清らかな水を流す)
を活かし、気の流れをつかさどる龍脈がソウルに流れているということでした。

朝鮮半島の龍脈は北の白頭山(ペクトゥサン)から発して南の智異山(チリサン)に流れていると考えられ「景福宮(キョンボックン)の後ろにそびえ立つ山は龍がまるで頭を上げた形をしているので龍脈が通っている」と荒俣先生は話していました。





そして景福宮(キョンボックン)にいる王様が龍のエネルギーを貰い、王様が人々を幸せにするための気を南に向かって(光化門広場)一直線に送る、それが非常に重要な南北軸なのだとのこと。





しかし、それだけではまずいので両側から外気(悪い気)が入らないようにする必要があるそうです。
西側には山があるので外気をブロック出来きますが、東側は平地のため外気をブロック出来ないので外敵から何度の攻め込まれたソウルのウィークポイント(弱点)となっていたのだとか。

そこで東側を強化するために城壁を築いたその門が「東大門(ドンデムン)」。

風水師が「この門に龍のパワーを入れましょう。なぜなら東の神獣は青龍なので」(陰陽五行では北は玄武(黒)南は朱雀(赤)西は白虎(白)東は青龍(青)という思想がある)というアドバイスをしますが、しかし門の名前は3文字と決まっていたそうで昔は、東大門も「興仁門」という3文字の門だったということから、龍のパワーを入れようとしますが門の名前が「興仁龍門」と変わってしまうのもまずいため、龍が曲がりくねっている状態に近い「之」という漢字を入れ形もブロックのわかちがきにして堅牢な守りを固めようと風水パワーを注入したと話していました。





景福宮(キョンボックン)に話を戻しますと、景福宮(キョンボックン)にある光化門は南に向かって口を開いていて、そこは人々が繁栄する場所なので火事なんかも多く(陰陽五行でいう南のシンボルカラー赤は火を意味する)火事が起こりのが一番怖いので火を守るために光化門の両側に水獣のヘテ(日本でいうカイチ)の像を置いたのだそうです。





ソウルがそのような街造りをしていたとは驚きでした
ソウルに行くと解放感があり気持ちがいいので必ず光化門広場に行くのですがこの気持ちの良さは解放感以外に南北軸の風水パワーが僕の中に入ってくるからなのかも知れませんね。

ソウルの街は歴史もあるので興味深いことがいろいろあります。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年最初の焼き肉新年会! 2011 | トップ | 冬はやっぱり焼き肉だい! »
最新の画像もっと見る