ウトロに住んで、一番読んでみたい本がありました。戸川幸夫作「オホーツク老人」という知床を舞台にしたものです。斜里町やウトロ支所、それに半島の反対側の羅臼町の図書館に足を運んだのですが、見つからずにいました。
校舎の見回りの間に何気なく、図書室の絵本の棚に目をむけると、オホーツクの文字が目に入りました。さがしていた戸川幸夫さんの名前が書かれていて、戸川さんの娘さんが子供たちにもわかりやすいように絵本化されたものが出ていたのです。
さっそく手にとって読むと、半島の自然と暮らす彦市じいさんと猫たちとの温かいふれあいが描かれており、原作のストーリーが悲劇的な結末ということもあって、読後感は長編読み物よりも深いものになりました。私のお気に入りの一冊になりました。そして、知床旅情の曲や港にある森繁久弥の碑文が浮かんできました。
(とらねこ)
校舎の見回りの間に何気なく、図書室の絵本の棚に目をむけると、オホーツクの文字が目に入りました。さがしていた戸川幸夫さんの名前が書かれていて、戸川さんの娘さんが子供たちにもわかりやすいように絵本化されたものが出ていたのです。
さっそく手にとって読むと、半島の自然と暮らす彦市じいさんと猫たちとの温かいふれあいが描かれており、原作のストーリーが悲劇的な結末ということもあって、読後感は長編読み物よりも深いものになりました。私のお気に入りの一冊になりました。そして、知床旅情の曲や港にある森繁久弥の碑文が浮かんできました。
(とらねこ)