歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

あの鎧とこの鎧と(雑誌ネタバレ含む)

2006年09月26日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
「鋼の錬金術師」◆
かの「赤い花企画」の呼びかけ人のお一人である、大尊敬りほ様のブログ「有栖川探偵小説事務所出張所」の、9月25日付け記事「鋼の年表とか作ってみたり(雑誌掲載分までネタバレ全開)」において。

>第59話の巻頭に出ているあれが、バリーでもスライサーでもありえないってこと

に、ああっ!!と驚いて記事を書かせていただきます。

すっかりバリーのつもりでしたが、そう、りほ様おっしゃるとおり時代が合わない。
イシュバールの内戦終結が1909年
スライサー兄弟に死刑判決が降りたのは1912年。
バリーも1911年にガドリエルを殺害しているからこの時はまだ捕まっていない。
だからあれは、おそらく、もっと前の「守護者」。
……なんだけど。

牛様がサービス精神ゆきすぎて、うっかりつるっと描いてしまったとゆー可能性も、無きにしもあらずじゃないのかな~?(苦笑)
別人のつもりで描いたなら、まず頭部のナンバリングを替えるだろうし、肉包丁二刀流にもしないだろうし…。
けどね。
描かれたものは絶対です。そこに意味付けと解釈をしてゆくのが読者の楽しみ。
ゆえに、あれはやはり、バリーとスライサーでは無いのです。

バリーの前にも、肉包丁二刀流の使い手がいたということで。
嫌な街だなセントラル(笑)


スライサーが48でバリーが66というのは、二人の間に18体も守護者候補がいたのでしょうか。失敗した方がおそらく多くて。
なるほど、バリーの逞しさはここにも。彼は実に、己の生に執着する人だったのだ。


バリーの鎧が、アルの鎧と同じ職人が作ったという裏設定が、私ずっと気になってるんですよ。(ハガレン研究所DX 169頁)
だからお父様=ホーエンハイムの思わせぶりに、しっかり引っ掛けられておりました。

アルの鎧は装飾品なんですよね。あんなトゲトゲある鎧、実戦には向かないから。握られて倒されたら、自重で起き上がれません。(だからあんな軽々格闘する鎧ってだけで十分その中身が疑われていいはずなんですが、そこはそれ、マンガのお約束ってやつで♪)
だから他の鎧もきっと装飾品。
おそらくスライサーの鎧もきっと、同じ職人なんだろう。一本ヅノのアルの鎧と、ホーエンハイムの部屋に上半身だけあったもう一つの鎧、骸骨頭の鎧と日本兜の鎧。
…バラバラ。
職人さん、実に趣味な方でらっしゃいますねv


ホーエンハイムはトリシャと出会ってリゼンブールに来た時に、引越し荷物として錬金術書とかと一緒にあの鎧も持ってきたんですよね。
一体どこから?
そもそも、いつから持ってたんだろう。
鎧が作られた時点では、ホーエンハイムとお父様は共に行動していたってことだから。まさか400年以上昔のクセルクセスの職人が作ったという訳では無いだろうけれど…。
たまたま同じ骨董屋で別々に買い込んだ、という可能性もありますが。骨董屋の前で「うおー先を越されたー!」とか頭を抱えているお父様……ありそう(笑) なんかフィギュア屋の前で似たような構図ありそー(笑)

鎧好きが同じで顔が同じで、やはり二人は血のつながりがあるんでしょうかね。
そして老けエドがまた、同じ顔。
はっ!
エドの鎧好きもまた血筋っ?!
いや、エドが好きなのはアルであってあの鎧では無く・・・・・・けど、咄嗟にあの鎧を選ぶとこでもう、なんか終わってるかエド??

ホーエンハイムが持ってたのがあの鎧で良かった。
バリーの頭蓋骨鎧がアルだったら、このマンガ、もっと訳わかんない作品になってたよ(笑)。


バリーとスライサーの話で書き出したはずなのに。
結局、兄弟の話になってしまいました……。



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