歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

右手を武器に

2004年12月07日 | ◆小ネタとか突っ込みとかつぶやきとか
鋼の錬金術師
エドが機械鎧つけて初めての錬成って、その右手を武器に、じゃない?

でね。
なんで、武器?

試しに何か、なら、小鳥でも馬でもいいわけじゃない?地面とかからさ。
あの時のエドって、何にしようかな、なんて考えてなかったよね。錬金術使えるかなとは思ってても。
てことは、最初から武器をイメージしていたということ。


ところで、小学生くらいの読者にとってはさ、右手が武器ってカッコイイんだろうな。
鉄の拳、天然ナックル。一発で大の大人ものしちゃう。
きっと、想像の世界で自分の右手に機械鎧を見て、ぐっと拳を握る子もいると思うの。

エドが機械鎧の手術を受けたのは11歳。小学5~6年。
必死のリハビリの合間に重い右手を眺めて、こいつで殴ったら強ええよなあ、とか考えたかも。
動けるようになってみろ、もう誰とのケンカも負けねえぜ! あ、アルは鎧だからやっぱ勝てねえのかよ・・・とかさ。


機械鎧はエドにとって、不足を補うものではなく、力を伸張させるものだと思う。車椅子ではなく、バイクのような。
バイクでも車でも、乗りこなすと機械が体の延長のようになるでしょう?車幅とかエンジンの調子まで、感覚として分かるじゃない? その時、運転者は機械の能力を自分のものとしている。ヒトの能力は機械の能力に沿って同じ位置まで伸張する。
自分自身の能力までも高まったような錯覚。あるいは快感。

機械鎧もきっと、そうだと思う。
強いオレ、を具現するアイテム。

(もちろん車椅子だって不足を補う以上のアイテムになりうると思う。例えば眼鏡のように。でもそれは別の話)


機械鎧を武器に錬成するのはバイクを改造する感じ? んでエドだって、自分の機械鎧は禁忌や罪の象徴だとしても、そのくせ、かっちょいいじゃん!とも思ってるんだよきっと。



手パン錬成で初めて錬成したのは、アルの魂。2度目で武器。
イチに弟、ニにケンカ。
・・・エドらしいなあ。


テーマサロン鋼の錬金術師

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