スペインから『ウタコ脳』

観光客気分が抜けない私の
私なりのマドリードのんびり生活と
にっくき痛風と闘う日々をつらつらと…

物事の順序

2013-01-28 03:31:45 | おっぺけぺな日常
最近、日本のニュースを見てると子どもの自殺のニュースを目にする。
体罰がうんぬん、いじめがうんぬんって死んじゃった後にえらく騒いでるけど
当事者は死んじゃった子どもであって、事実はもう闇の中だし、後悔先に立たず。


「体罰は止めよう」
「いじめをなくそう」


分かるよ。たしかにそうだけど、そうだけど。。。



大人が「自殺はよくない」って言おうヨ………。



ああいうのを見ていると、「死」について考えが及ばない子どもは
誰かの自殺のニュースを見て
「いいな、あの子は後から“いい子だったのに…”って言われて…」
って自殺というものを美化しちゃうんじゃないのかな。





頑張らなくていいんだよ。逃げていいんだよ…の前に
自殺しちゃいけないんだよって。
自分の命だからって軽く扱っちゃいけないんだよって。。。
自殺しちゃいけないから、目の前の現実に我慢できないときは逃げなさいって。





子どもを生んだこともない、ノンキな私が言うんじゃなくて
誰かちゃんとした大人が、きちんと子どもに言って欲しいなぁと
昨今のニュースを見ていて思うのです。




めでたいめでたい

2013-01-27 08:29:22 | おっぺけぺな日常
先日織物の先生に「マドリードで働いてるの?」と尋ねられ
「私、主婦なの」と答えまして。
その後、ひょんなことで「専業主婦ですか?」と尋ねられ


ゾウリ作って売ってはいても
主婦の域は越えてないなぁ……って。
なんかね、主婦の仕事もまともにせずに遊んでばっかりで
何かを作ってばっかりの私。
主婦じゃない、別の肩書きが欲しくなったんす。


というわけで、主婦の域を越えたいなぁとそんなことを思った先週。




……と思うのにはこの一件も絡むのだけど。




最近、しょっちゅう遊んでいるスペイン人の友達がいます。
もともとは洋裁教室があった洋服屋さんで販売員をしていて
その後、RANAVICKのゾウリを買ってくれて
「日本語教える気はない?」と聞かれ
語学交換を始めたんだけど意気投合して
語学交換そっちのけで遊んでいる友人なんだけど。



洋服屋さんの販売員の後、スペインの服飾ブランドでパタンナーとして
ばりばり働いている彼女の家に遊びに行った時
机の上に「La oveja escocesa」というロゴの入った
ショップカードの原稿が置いてあって「コレ何?」と聞いたら


「私、毛糸屋さんを始めるの!」


というニュースを聞いたのはいつだっけなぁ?
11月だったと思うんだよね。



12月に店の契約をして、役所巡りをしていた彼女。
私はそんな手伝いはできないので、
IKEAに店の陳列棚なんかを買いに行ったり
買った家具を組み立てたり、なんだかんだ遊びがてら茶々を入れています。
その度に「店のオープンには4か月かかるかも?」とか
「地下にある倉庫が使えないかも」とか
いろいろと問題を抱えていたのだけど………。



先日彼女に会った時
「2月9日にお披露目パーティをすることにしたわ!」だって。
なんとめでたいっ!!


4か月かかりそうだった準備は2か月で終わったみたい。
仕事もあと数日で辞めるそう。



で、お手伝いのひとつ。
ハンガーカバーをコトコトと縫いました。



お店の名前は「スコットランドの羊」という意味。
スコットランドをイメージして
赤いステッチを入れてみました。
お店の一員として頑張ってもらおう。








マドリードではなかなか見つけられない
上質な毛糸を売る店にしたいの♪とはりきる友人。
店内ではお茶も飲めて、編み物もできて
ステキなお店になる予感。



オープンしたらお店の写真情報アップしようっと。


いらっしゃい

2013-01-26 07:44:15 | おっぺけぺな日常
マドリードに雪が降ったあの日に買ったテーブルとイスが届きました。


部屋のほぼまん中に置いて、コプと「さて、まずはお茶でも飲もうかね♪」と
私はコーヒー、コプにはカモミールティを入れたんだけど
「やっぱり写真撮ろう!」ってわけで
お茶は冷めていくのだけど、タマちゃんのお父さんのように写真を撮り続けました。



うん、いいよいいよ~。




こっちの角度から撮ってみようか~♪



ちょっとアップもいってみよう!







「食卓」と呼ぶには軽い感じがするんだけど、
やっぱりイスとセットで見ると愛らしくて仕方がないのです。


フランスから来たお客様ですので、今日の夕飯はポトフにしましたよ。


さて、ランチョンマットと座布団を作りますかね。
ステキで安くて汚れ難くて掃除が楽なカーペットも探さなくっちゃ。



こまったこまった

2013-01-26 04:49:03 | おっぺけぺな日常
何が困ったってレアルマドリードですヨ!


今年のリーガの優勝はないけれど、国王杯とチャンピオンズは頑張ってもらって
監督モウリーニョは2冠で残念ながら惜しまれつつ勇退………。



というのが、私が描いている青写真。



もちろんモウリーニョは大好きなので、いてもらって大いに結構なのだけど
いろいろと問題もあるようだしネ。




前から言われてはいるけど、
スポーツ紙「marca」による内部紛争問題がホントかウソか取りざたされ
ファンとしては、そんな裏側見せていりませんケド…。。。
大人だし、シーズン中はうまくやってよって思っていたら。




カシージャス骨折。




踏んだり蹴ったり…
なのは、
選手?監督?
それとも私たちファン?




大きなチームじゃないからか、マラガは平穏に見えて応援してて楽しいよ。

チリコンカーンと初雪とホットワインとフランスのおテーブル

2013-01-24 02:24:22 | おっぺけぺな日常
………といえば刑事コロンボである。
映画の中ではあまり見ないけど、本を読むとチリコンカンが出てくる気がする。


月曜日、織物教室の帰りに寒いから温かくて辛いものを食べたいなと思い
家に帰る途中、仕事中のコプから「これからコシードを食べるよ」との連絡が。

コシードっていうのは、冬によく食べられるマドリードの名物料理。
生ハムや豚肉なんかからとったスープで野菜やひよこ豆を煮る。
豆やら野菜やら肉は取り出して、スープの中に細いパスタを入れ
1皿目にパスタ入りスープ
2皿目に豆・野菜・肉が出てくるという
1度で2度美味しい料理。



ちょっとコシードがうらやましくなったのだけど、コシードを作るのは億劫なので
私は、何度も言うけど「刑事コロンボといえば…」のチリコンカンを作ることに。
白インゲン豆とひよこ豆の水煮を買って帰り、早速調理。


あらま…たくさんできちゃった。




というわけで、翌日の昨日、残ったチリコンカンを夕食に食べることにした。
コプが「チリコンカンを食べるなら、ドイツのソーセージと一緒に食べたい!!」というので
わざわざドイツショップまで出かけることにした。
ドイツショップで「皮のパリッとしたのくださいな」と頼み
その足で、Anton Martin駅のそばのアンティークショップが並ぶMoratín通りへ。



何軒目かのお店で、外から見えたテーブルに2人口を揃えて
「あれカワイイね」と言い、店に入ると、おやまぁ…、お店の人が仕事用に使っていた。
「これは売り物?」と聞くと、そうよと答えたお姉さんの口からはびっくりするような値段。
お値段当初の予算の1/3。フランス製で1940年頃(1960年だったかも?)のものなんだって。
ほかの店ですごく気に入ったテーブルが予算の1.5倍で悩んだんだけど、
結局、今の家の広さ、今ある家具との兼ね合いを考えて………


イスも買っちゃおうぜ!!


というわけで、フランスから来た70だか50歳のテーブルとイス2脚買っちゃった。
金曜日に届けてくれるらしい。



帰りはバスを乗り継いで帰ることに。
バスの乗換地点が近づいた頃、よくよく外を見てみると
「あれ?雪???」

バスを降りると雪は強くなった。
ステキなテーブルを買って、ドイツソーセージを買って、
今年見る初めての雪にテンションが上がらないはずがない。



家に着き、テーブルをどこに置くか考えながらチリコンカンを食べた後


「雪が降り続いたら明日は散歩だね!」と話しながら
ドイツソーセージと一緒に買ったグリューワイン(ホットワイン)を飲んで
寒いんだけど、なんだかホクホクしちゃう夜になりました。





残念ながら、今朝起きても雪は積もっていなくて散歩は叶わなかったけど。。。


行きも帰りも……

2013-01-22 07:21:34 | おっぺけぺな日常
今、うちでは「いい食卓を探そうフェア」実施中。


もともと使っていた食卓が、2人暮らしには大きいので
サロンを広く使うためにもう少し小さくてかわいい食卓を探しているだけなのだけど。


昨日はコプとラストロに行ってきた。
ラストロは最近、ちょっとヨーロッパづいているようで(失礼か?)なんだかお洒落になっている。
前は壊れかけの家具もいっぱいあったのに、最近は「北欧からの古い家具」なんてものあるし
前までは少なかった「よだれが出るほどステキなもの」が置いてあるお店が増えている。
私は壊れかけのもスキなので、このまますべての店がお洒落になるのは反対なんだけど。



行き、私たちはオペラ駅から4番線でひと駅先のLa Latinaという駅に向かう。
数年前に友達と行った時、このたったひと区間でスリ未遂に遭った。
それ以来この区間は特に注意している。
(たぶんだけど、コプもその後4番線でスリに遭ってるしね)


オペラ駅のホームでコプと話していると、なにやら妙に近づいてくる女性1名。
気になったので、ちょっと移動してみるが、やっぱり付いてくる。
どうやら私とコプにロックオンした様子。
とはいえ、ロックオンに気づいた私たちのほうがアドバンテージを持ってるわけで。
スリに気をつけています的な素振りを見せると「こりゃだめだ…」と離れて行った。
ただ、この時点で、この人がスリだという確証はないんだけどね。。。



帰りはCallao駅で降りて、中華を食べて帰ろうということになり、
今度はLa latina駅で4番線に再度乗車。


電車に乗った瞬間、私の背後にぴったりくっつく女性と
コプにぴったりくっつく女性。
ふと見ると、私にくっついてる女性は行きに私たちを狙っていた女性じゃないのっ!


もう1人の女性は、コプが電車に乗った際に、ズボンの後ろに入れておいた財布を
ジャケットの内ポケットに入れてファスナーを閉めた途端、くるっと向きを変えた。


この2人のスリらしき女性を監視しつつ電車に乗ること数分。
目的地に着いたので、電車を降りると
コプに付いていた女性が電車を降りて隣の車両へ移動すると
私に付いていた女性もさっと降りてコプに付いていた女性と同じ車両へ移動。



えええええ?この人たちグループなの?????



明らかに国境を越えてたヨ。あのスリグループ。



そしてそして、明らかにもう2人はあの車両にスリらしき女2人組もいたんだよね。。。
こちらも国境越えてる2人組。


観光でラストロに来る人たちはラストロ内ではもちろんだけど
ラストロに行くまでと帰りの電車も要注意だな…思うのでした。
せっかくの楽しいラストロが台無しになるのは、
やっぱりラストロ好きとしては悲しいもんなぁ…。



結局、食卓は「買おうか」と思っていたのが悩んでる最中に別の夫婦に買われてしまい
Anton martinにあるアンティーク通りを見てから、もう1度考えることに。

ステキなのが見つかるといいな。




しぃぃぃぃぃぃぃっ!

2013-01-21 22:12:16 | おっぺけぺな日常
今日の明け方「しぃぃぃぃぃぃぃぃっ………」という声がして目が覚めた。




ん?




と、また





しぃぃぃぃぃぃぃぃっ………






もちろん声の主はコプ。
昨日から通風発作が始まっていたので、親指が痛むのかと心配して声をかけたが返事はなし。






様子を見ているとむにゃむにゃと言いながらよく寝ている。
なんだ、ただの寝言か。





数分後、部屋の暗さに目が慣れたと思ったら、また






しぃぃぃぃぃぃぃぃっ………






しぃぃぃぃぃぃぃぃっ………





しぃぃぃぃぃぃぃぃっ………




と3回。
しかめっ面で言っている。




悪夢にうなされているのかと起こしてみたら…






「ありがとう、中古車を買ったら猫に取り憑かれたんだヨ」だそうだ。






「しぃしぃ言ってたよ」と言うと





「へぇ~、夢では“助けて”とか“ギャー”って言ったんだけどな」だって。




確かに「助けて」という声でビックリして起きるなら
「しぃ…」のほうがびっくりしないけれど
寝言で起こされるのはどっちにしても迷惑だなぁ。

わおわお!

2013-01-19 05:03:55 | おっぺけぺな日常
こつこつと続けているゾウリ作り。
本当に「コツコツ」という言葉がふさわしく、ガツガツ作ってるわけではないのだけど。
ガツガツ作っちゃおうかと思うことがありました。


ゾウリを置いてくれているお店は、時々新聞に取り上げられることがあって
先日はスペインの全国紙であるEL MUNDOに週末におまけとしてついてくる
「マドリード情報」みたいな冊子があるのだけど、そこで紹介されていました。
私のゾウリもチラリと写っていて、小躍りしたっけ。


今回はその新聞社のWebでお店が紹介されたらしい。
それがこのリンク

でねでね、この動画の4分12秒辺りで先日納品したゾウリが写るんだよ。
きっとなんてことない動画なんだろうけど、
作り手の私にしたら


わおわお!!


なんだよ。

能書きはそのへんで……

2013-01-18 08:08:08 | おっぺけぺな日常
日本にいる時はWellaの黄緑のボトルのシャンプーがスキでした。
今はなんでもいいんだけど、ロレアルは安全パイだと思っています。


いつもはシャンプーの後にスペイン語ではMascarilla(マスカリージャ)という
ヘアマスクだかトリートメントだか…なものを使っています。
もうすぐパンテーンのヘアマスクがなくなるので、新しいのを買いに。
こういうのは「これ」といったお気に入りでない場合は
同じのを続けるより、目新しいものを試したいので、今日はいろいろと物色。


ふと目にとまった「Crama suavizante (クレマ・スアビサンテ)」。




suavizanteという名前からするとリンスなんだろうけど
スペインでは私が知る限り「リンス」って一般的に使われてないと思うの。
だから私もシャンプーのたびにヘアマスクをしてたわけで。


見慣れない「リンス」にこれはもしかしたら
「乾いた髪につけるクリームじゃなかろうか?」とか
「洗い流さないタイプじゃなかろうか?」とか、いろいろ想像しちゃうわけですヨ。


パッケージの後ろにはポルトガル語とスペイン語の能書きがたくさん書かれています。







が!
どこを探しても「シャンプーの後に髪になじませて……」的な使い方が書かれてない。




買ってきちゃったし、あと2、3日後からはこれを使い始めるんだけど
これはリンスでいいんでしょうかね?
こんなに小さな文字でいろいろ書くなら
「シャンプーの後に付けて流してね」くらい書いてくれてもいいと思うの。
こういうとこスペインっぽいなぁ…って。

ドキドキの織物教室1日目

2013-01-15 06:57:46 | おっぺけぺな日常
毛糸ってなんかいいでしょ?
ちゃんと毛のセーターを着ると暖かくていい気持ち。
やっぱりナイロンとかアクリルとは違うんです。
私、編み物もキライじゃないけど、どうもセーターを編めるようになれる気がしない。
でも、織物ならできそうな気がして……。


そんな気持ちがあってか知らないけど、織物教室に通い始めました。

スペイン語では「telares y tapices」というクラス。
いつかマフラーやストールを自分好みの色で織りたいなっていうのが目標。
終には自分で編んだ布で洋服を作れたら完璧。

というわけで、織物の何たるかすら知らない私がクラスに行ってきた。





クラスについて驚いた。
私がやりたいのは「Bajo liso」というものなのに、クラス全員が「Alto liso」をやっている。
デモでもデモ!!!





みんな楽しそう!!!!!!





先生も困惑気味ながら「ウタコどう?進んでる?」
「ここはこうするのよ!」と基礎の基礎を教えてくれて
母親くらいの年齢のクラスメイトはみんな
「ウタコ、私の見てよ」とか
「今はつまらないだろうけど織物楽しいわよ~」とか
各々がいろいろ話してくれる。


なんとも楽しくて有意義な時間を過ごしました。
今日は、縦糸を張って平織りの練習。


こういうのを棚からぼたもちっていうかどうかは知らないけれど
なかなか楽しいことに出会えた気がします。
むふふ。今年は月曜日&木曜日は習い事で楽しいヨ。

ようこそ「ウタコ脳」へ

旦那はスペイン-日本語の通訳・翻訳家。 私は楽天家として、スペイン・マドリードでいろいろ楽しく暮らしています。 コメント・メッセージもお待ちしています。 utakong★mail.goo.ne.jp(★→@)