スペインから『ウタコ脳』

観光客気分が抜けない私の
私なりのマドリードのんびり生活と
にっくき痛風と闘う日々をつらつらと…

お人好し

2007-12-28 08:35:17 | おっぺけぺな日常
今日12月28日は『El día de los inocentes(お人好しの日)』といって
日本のエイプリルフールにあたる嘘つき万歳の日なんだって。

自他ともに認めるお人好しのワタシ。
2年前の本日、仕事納めの前日の超多忙な日に有給を使い
コプさんを空港に迎えに行きがてら「ペンパルの初対面」を果たした。
たった2年の間に色んなことがあったわね…なんて感慨深くなったり
………なんてことはサラサラないのだけど。

で、昨年の今日結婚するつもりだったのだけど
なんだかんだで果たせなかった。
でも、とりあえず私たちにとってけっこう特別な日なのは確かなわけで。


先日、パソコンでいろいろ調べたり、電話をしたりしていたコプさん
勝手に「あ~次回のレアルの試合をテレビで見られるようにしてくれてるんだ♪」
と思っていた。
でも、勘のいいところ発揮しても感じ悪いかな?と思い

「コプさん旅行でも連れてってくれるの?」と聞いたところ
コプさん激怒。。。

え? 旅行に行く金なんかねぇよ!とか言われるのかと思ったら

ドンピシャ(懐かしい響き)
策士策に溺れる とかいう? こういうの???



でも、行き先はどうやらもったいぶって内緒らしい。





んで、本日。
ドレスでも着て行かなきゃいけないところがあるんじゃないかと
勝手に心配になったので
「夕飯はどこで食べるの?(有名なレストランとか?)」と聞いてみた。









「え? グラナダで探すつもりだよ」



うーーーん。確かグラナダだと聞こえた気がするが。
聞こえなかったふりをするべきか?
ってなわけでグラナダへ行ってきます。
騙されてなきゃいいけど。。。ね。

で‥どうなったか

2007-12-26 23:57:08 | スペインあれこれ
うちにはあんまり収納スペースがないので
余計なものは買わないっていうのが
何となくルールになっている。
ので、こういう事態が起きるのだけど。

で、とりあえずお気に入りのトイレットペーパーを12個買い、
危機はなんなりと回避された。

で、そこからだ。

我が家のクリスマスパーティーでトイレットペーパーの危機について
お義母さんに話した。
うちのお義母さんは異常に情に厚く、姉御肌を絵に描いたような人だ。

今日、お義母さんが仕事が休みだというので
一緒に買い物にスーパーに出かけた。
トイレットペーパー売り場で立ち止まるお義母上。
危機を察知し丁重にお断り申し上げる旦那コプ。
どうにでもなれぃ!と笑うワタシ。

というわけで、
今後そういった危機のないように!と
トイレットペーパーを買っていただきました。












50ロール!




どうする? どうなる?

5カ月ぶりに…

2007-12-26 00:42:25 | スペインあれこれ
我が家の棚の扉が閉まりました。

思い出すこと数カ月前。
K子ちゃんが我が家に遊びに来て
パンツの裾直しをミシンでしたいというので
ミシンの入った棚を開けようとしたところ、うんともすんとも言わない。
仕方がないのと、テンションが上がっていたので扉を壊してみた。

壊したのはいいが、直すには部品がいるわけで…。

どこで部品を買ったものかと思案してた。
………そう確か7月。



扉があんまりブラブラするので、ひもを付けてみた。
………あれも7月。



無様ではあるけれど、昨日としてはさほど困っていなかったので
そのまま放置しておいたのだけど………。

年を越すにあたり、さすがにこのままじゃよくないってことで
金物屋さんに金具を買いに行き、やっとのことで直しました。


いや~スッキリ。


クリスマスなので

2007-12-26 00:05:42 | おっぺけぺな日常
リースを玄関に飾ってみた。

ありものを組み合わせたのだけど
なんともかわいい。
みんなを我が家に呼んで「見て見て!」と言いたいところだけど
呼んだところで、大したサービスはできません。

ってなわけで、ちょっとした自慢。
かわいくない? ね? かわいいでしょ?

………ハイ。しつこくてゴメンナサイ。

スペイン語では“くどい”ことを「クルシ」と言うんだそうだ。

ウタネットコングのおススメ

2007-12-25 23:59:33 | おっぺけぺな日常
全然どうでもいいのだけど肩がこる。
毎日仕事をしてたときほどはもちろんこらないけど
たまにパソコンで作業したりすると、すぐ首が回らなくなる。

で、コプさんは腰痛持ちだ。
買い物で買って来たビールを階段で持ち上げようものなら
すぐ「んが!」ってなっちゃうくらいの腰痛持ちだ。

スペインでは薬局が閉鎖的(私が勝手に思ってるだけ)なので
湿布が売られているのかどうか分からない(単に知らないともいう)。

で、
そんなみなさまにぃ、今日紹介しますのはぁ~

ハイ「ラブ」




寝る時塗って寝たら、ぽかぽかしてめちゃめちゃイイ。
バンテリンよりもしかしたらイイ。



気になるお値段は…「知りません!」


我が家の危機

2007-12-24 09:51:06 | おっぺけぺな日常
こっちでは日曜・祝日にスーパーが閉まってしまう。
………となると、買い物がまったくできなくなっちゃうわけで。

今日は日曜日、明日はクリスマス、2日間買い物ができない。
…まぁ、コンビニみたいなところや南米の人がやってるお店に行けば
きっと生きては行けるのだけど………………。

ふと気付くと、我が家のトイレットペーパーが最後の1つになっていた。

どうする? どうなる?

クラシコ

2007-12-24 09:30:40 | スペインあれこれ
伝統の一戦バルセロナ×R.マドリード。

伝統の一戦プラスいまのところのリーガ・エスパニョーラの1位2位だし
ってなわけで、やっぱり有料。
しかも、11.99ユーロとお高くいらっしゃる。
ちぇっ! お高くとまってんじゃないわよ!

なんつって、怒ってみたって見たいものは見たい。


ってわけでおねだり。


「ねぇ、ひどいよ11.99ユーロもするんだよ」
‥‥‥まずは遠慮。

「でも見たいんでしょ?」とコプさん。

「でも高いからいいよ………」

…と、他人様から見たらどうでもいい遠慮合戦という名の
下らない攻防を繰り広げた挙げ句






バルに出かけることもなく、
暖かくタバコ臭くない我が家で
キンキンに冷えたビールを飲みながら
試合観戦。

優しいダンナに感謝しつつ、もう1本ビールを空ける。
やっぱり私が来てからレアルは強い。


初・ハム

2007-12-24 08:34:43 | スペインあれこれ
お友達のお家に夫婦で押し掛ける。




と、そこには………………





ぶたの足。

もちろん削がしてもらう。
んで、もちろん食べる。

刃物好きの私としては、ハム屋に就職したいほど楽しい体験でした。


………私がきゃっきゃと騒いだので
出番をうしなったコプさんが“俺もやりたかったのに…”と
スーパーで足のスタンドと足を見ています。


それなら買ってもいいよ。っていうより、買って♪

めざせ日本より日本

2007-12-23 23:48:01 | スペインあれこれ
昨日は冬至だったので、柚子湯にはいろう!と
日本で買って来た柚子のかたちをした入浴剤を探す。


おりょ?ない………

持って帰って来たつもりだったのだけど、どうやら船便で送ってしまったようだわ。
私のおバカ!
なんてことたいして思いもしないで
柚子湯を楽しみにしつつ、湯船にお湯を溜めていたコプさんに
冷蔵庫にあったレモンを渡す。

「え? これ入れるの?」

………えぇそうですけど。


柚子風檸檬湯に代わりばんこで入ることに。

なんだか風流そうでたいして風流でもなく
いい香りがしそうでそうでもなく
バスクリン(グレープフルーツ)を足して
なんとなーく冬至を過ごしました。

あとはおいしいカボチャが食べられたらよかったのだけど…。

健康で冬が越せますように!

話半分

2007-12-20 05:59:25 | スペインあれこれ
久しぶりに電車に乗ってひとりでおでかけ。
こっちに帰って来て、ひとりで電車ってそういえば初めてだ。

ちょっとドキドキしながら、電車に乗ってたら
同じ席の一番離れたところから、おばちゃんが近づいて来た。
「ちょっと!アナタの靴すてきじゃないの! どこで買ったの???」

おばちゃんはのっけからハイテンションで話しかけてくる。

「え………? 日本よ(中村橋で4900円でした…とまでは能力的にももちろん言えない)
と答えると

「んまぁ、アナタ日本人? 観光客? 学生? 働いてるの?え?え?え?」

うーんと………
「ここに住んでるの。でも観光でも学生でも社会人でもないよ」

「へぇ~、スペイン語勉強してるの? 上手だわ」

「……(ほとんどアナタが話してるけどね)」

「私の友達にヒロミっていう日本人がいて、千葉に住んでて東京で働いてるの。
 彼女は結婚をしたんだけど、私は日本語がわからないから
 贈り物を贈ることも手紙を書くこともできないのよ………
 アナタの手を借りたいわ」



「へぇ~‥‥‥」

「でね、ヒロミは手紙をくれたのよ。富士山の写った絵はがきで
 それはそれはキレイだったわ。 キレイね日本は………」


「富士山ね。うんうん」

「ロクトリオ(インターネットとか国際電話をかけるとこ)から電話をかけたいけど
 日本語出来ないし………まったくどうしたらいいのかしらね??
 結婚のお祝いを贈りたいのよ。
 ヒロミは千葉に住んでて…‥‥‥以下同文」


「そうだね‥‥‥」


「アナタ、美術館は行った? プラドは? ゴヤの絵見た? ベラスケスは?」

「2回行ったよ」

「そうなの? 2回も行ったの? すばらしいわ~
 私フエンカラルにこれから行くの。アナタは?」


「アロンソ・マルティネスだよ」

「あ!私の家の電話番号を教えるわ! ペン持ってる?」

「あるよ」

「あら!でも私降りなきゃ…残念だわ残念だわ……………」

「私も降りるんだよ。あはは…」

-----ホームへ移動

「あらよかった♪ じゃ、ペン出して」

「ハイ」

「私白い紙あるからこれに書いて。私の名前は●●●●…………
 あなたは?」


「ウタコ」

「電話番号言うから書いてよ。9XXXXXXXX
 携帯電話も書いて。6XXXXXX
 で、名前なんだっけ? もう1度教えて」


「ウタコ」

「ウタコ、カバンはお腹の前で持ちなさい。
 取られないように気をつけなさい」


------------------といいつつ、乗換のホームへ。偶然にも私の次の駅で下車予定らしい。

「ね! 私はいつもここでカバンを持ってるの。
 泥棒もいるから、気をつけなさい。ね。前よ前!」


‥‥‥と、ななめがけのカバンをお腹の前に持って来て、カバンを叩くセニョーラ。
んで、私の持ち手を肩にかけるタイプのカバンを胸の前へ無理矢理持ってくるセニョーラ。
乗換のホームに連れて行くも、信用がないのか別の人にトリブナル(下車駅)はこっちでいいの?と聞くセニョーラ。
電車に乗り、私の降車駅が近づくと「会えて良かったわ」と言ってくれるセニョーラ。

私が
「私は電話できないけど、ダンナにしてもらうね」と言うと

「何してる人? 学生? 社会人?」

「社会人だよ」

「え? スペイン人なの?」

「ううん、日本人だけど子どもの頃からこっちに住んでるの」

「あらそう? え? 恋人? ダンナ?」

「ん?ダンナだよ」

「へぇ~、子どもはいないの?」

「いないよ」

………と言っているうちに、私の降りる駅になる。

「んも~、会えて良かったわ。必ず電話してね。必ずよ!」

と熱い抱擁とキスをいただく。

「私も会えて良かったよ。電話するね」

と電車を降りようとしたら


「ウタコ~、カバンは前! 前よ! 気をつけるのよ~!!!!!!!」






…………乗客全員私に視線集中だよ。。。


と、まぁこんなことがありました。



ただ、私のスペイン語はかなりレベルが低いので
話1.5割位で聞いていただきたく。


せっかくなので、コプに実際電話をしてもらう。
話はどんな方向へ転がるのかっ? こうご期待!

  


ようこそ「ウタコ脳」へ

旦那はスペイン-日本語の通訳・翻訳家。 私は楽天家として、スペイン・マドリードでいろいろ楽しく暮らしています。 コメント・メッセージもお待ちしています。 utakong★mail.goo.ne.jp(★→@)