参拝のための道路の整備も進み、自家用車などで参拝する遍路にとっては一番の難所の一つになった岩屋寺の参道です。それでも私が初めて参拝した40年近く前に比べたら随分よくなりました。当時は狭い道で舗装もなく、当然手すりなども付いていませんでした。
久万出身の実業家、故井部栄治氏のコレクション寄贈を受け、町が建設した美術館です。建物は地場産の杉と檜をぜいたくに使った木造建築で、床も板張りですから備え付けのスリッパに履き替えて入館します。第44番札所大宝寺が近くです。
久万高原町にある第44番札所大宝寺です。紅葉し始めた参道の石段を高野山大師教会の一行やお遍路さんが登っていきます。銀杏がよく色づいて下は黄色い絨毯を敷いたようになっているところもありました。この日の最初の札所がここでしたが、大師教会の御一行とはこの後何度も札所で一緒になりました。