お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

赤ちゃんのための動物の絵本

2009-05-14 | about 英語の絵本

My Big Animal Book

子どもはたいてい動物が大好きです。赤ちゃんもたいていは動物が大好き。初めて犬や猫を見ても、なぜかこわがらずにニコニコしています。一方、動物もまた、なぜか子どもや赤ちゃんが大好きです。哺乳類のこどもって、種を問わず、どれもほんとうに可愛いですものね!

今日のテーマは動物の絵本です。このカテゴリーに入る絵本は数えきれないくらいあります。

赤ちゃんが最初に出会う動物の絵本は、なんといっても紹介されている動物がはっきりわかることが第一条件だろうと思います。その意味で、イラスト絵本も悪くはありませんが、よい表情をした動物たちの写真を集めた絵本があれば、それがよいのではないかと思います。そうした写真絵本もたくさん出ているので、どれにしようか迷うところですが、今日ご紹介するのは小さな子ども向きに、しっかりした厚紙でできていて、よい表情の動物たちの写真で構成されていて、眺めて楽しいデザインになっている絵本 -- My Big Animal Bookです。

My Big Animal Bookに収録されている動物たちの写真は、写真自体がきれいなことは言うまでもないのですが、写真がはめこまれている背景の地色との対比がきれいで写真が一層くっきりと見えるようにデザインされています。

動物たちの写真は、図鑑のように(というより、アルバムのようにという方が適切な表現かと思いますが)、一匹あるいは一頭ずつ別々にフレームされて、それぞれに名前が添えられているので、小さな子でも混乱せずに名前が覚えられます。

動物たちは、動物の赤ちゃんとか、農場にいる動物たちとか、動物園にいる動物とかといったふうに、子どもにもわかりやすいカテゴリーに分類され。言葉と概念を育てたり、分類という概念の獲得にもよいと評価している読者もいますが、実は、これでいろいろに遊ぶこともできます。たとえば「XXはどこに載っているんだっけ?」というような探しっこ、当てっこゲームなどは、単純ですが、案外大きくなるまで楽しめます。

各ページについている「動物あてクイズ」もなかなか楽しいですね。「雪の中にいるとなかなか見つからないよ。誰だ?」(答はしろくま)という具合い。赤ちゃんの時から眺めた愛着ある絵本で、やや大きくなっても遊べるようにといろいろな配慮と工夫がなされています。

動物の絵本としては、赤ちゃんの早い時期から楽しめて、かなり長いこと読める、おすすめの一冊です。


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