ウェネトさまの館

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「オマージュ澁澤龍彦 悪徳の栄え」&「Point-Rhythm World モネの小宇宙」

2017年08月05日 06時10分40秒 | 展覧会・美術関連

昨日の日記の続きでございます。
銀座で回ったギャラリーの中から2つをば。

まずは、スパンアートギャラリー「オマージュ澁澤龍彦 -悪徳の栄え- そのエロチィシズムと背徳の美学」
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201707shibusawa.html


澁澤龍彦没後30年の展覧会、15名の作家による澁澤龍彦のオマージュ作品。
マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』は、澁澤によって翻訳されたのじゃ。

澁澤が種村季弘へ宛てた手紙やハガキ、写真など資料も展示され、興味深うござります。
マルキ・ド・サドの書簡もあってびっくり。

お気に入り作品を、作家名50音順で。

★桑原弘明《扉》
今回はスコープではなく直に観る小さな作品で、澁澤邸の玄関。

★建石修志《テーブルの上のラ・コスト》
油彩+アルキド樹脂の、幻想的な世界

★緋衣汝香優理《激情の供物》
悲し気な美しい表情の石粉粘土のドール、ツボじゃ。

★山本六三《ペレアスとメリザンド》
1978年のエッチング。繊細で美しくお気に入り。

★ 渡邊光也《毒薬箱》
小さな鉛筆画が、注射器やアンプルなどが入った毒薬箱に入っております。

楽しみだった山本タカトの作品がまだ展示されておらぬのが、ちと残念じゃった。

会期は8月8日まで。
本日8月5日は、澁澤龍彦の命日でございます。

そして、ポーラミュージアムアネックス「増田セバスチャン×クロード・モネ Point-Rhythm World -モネの小宇宙-」
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
(会場内写真撮影可)


増田セバスチャンの、モネ《睡蓮の池》をモチーフにしたインスタレーション。
約2トンものマテリアルが使われておるそうな。


近寄ると、


ちっこいドール服など可愛いものが集まって、点描画のようになっておるのじゃな。


この写真では暗くて分かり辛うござりますが、奥には橋が。


会期は9月3日まで。
1階のウィンドウにも展示がございます。

★おまけ画像

数百年ぶりくらいに不二家でランチ。
パフェ、おかわりしたいぞよ~。