undergroundman* ブログ

つれづれに

僕は、プロボノ向きだと思う

2010-04-27 23:35:12 | よしなしごと
新しい、ジョブスタイルというか、横のつながりというか、
プロボノ というのがあるんだそうで、大変興味を覚えます。

wikiだと
http://ja.wikipedia.org/wiki/プロボノ
と、でていますが、
僕はちょっと違うニュアンスが日本のプロボノではないかとおもいます。

お上主義の日本ではという事を考えてみます。

日本だと、裏と、表と行ったら良いでしょうか?
表の仕事がもし会社員だとしたら、トップダウンな組織の中で
往々にして自分の意見を殺す場合もあるのではないか?

デザインや、クリエイティブを生業にする、会社では
フラットな組織造りを目指している会社もあるが、
上司と部下の関係は無くなる訳ではない。

そうした、組織にいながら、心の中では
「もっと、世の中こうならないの?」と思うのは当然だ。
いい理想って誰にでもあるんですよね。

それを、裏という場面で、会社の枠を抜け出し、会社内部の利害を離れて
思う存分、会社とはまた違う枠組みの中で、自分の意見を言える、であるから
あらたな視点を持つ事もできる。
きっと、表の仕事にもいい影響があるのではないか?

実際、積極的に、休日を使うヒトは、やはり、仕事の時間の使い方も上手い。

とにもかくにも、参加する事で、リラックスと、あらたな視点を持てるのなら、
余った時間をプロボノで埋めるのは、実に生産的で、有意義だ。

これは、WEBネットでつながる、人のつながりに似て
会社、国、地域といった枠を越えるような、なにか、清々しいもの
が感じられる。


参考;http://svgt.jp/

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免責:このブログはあくまで、個人的な見解です。
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水木さん

2010-04-27 00:58:22 | よしなしごと
NHKで ゲゲゲの女房 が放送されておりますね。
ご覧になっておられる方も多いと思います、
ヒロインの祖母の形見となる、かんざし。
銀工房こじまの珊瑚玉のかんざしが使われたのを
きっかけに、水木しげるさんや、妖怪に興味がわいております。

5/1号の雑誌 Pen で、水木しげる大研究 の特集があり
買いました^^
http://pen.hankyu-com.co.jp/

はやり、南方の戦線で、死線をさまよった方だけに
清貧な生活にも、過酷な連載にも耐え、長い漫画家人生を送られており
精神力がある方なのだな、と感じました。

水木先生が、「電気の照明があると、妖怪は死ぬんです、(略)
朧げな明かりくらいが妖怪を感じさせる。」
との一文をみました。

柳田邦男さんの民俗学なども、自分は少し触れた程度ですが、
八百万の神が居た、当時の日本の想像力に満ちて、
また、自然への畏怖をもっていた時代を知るとき
妖怪と同じように、現代社会が、殺してしまった物というのは、
形有るものばかりではなく、イマジネーションの面でもあるのだなぁと感じました。

例えば、
どうしようもない空腹感 と 結びつくのは ひだる神という妖怪。
ハングリー精神のあった時代ならではと感じたりも出来ます。

そうした、体験を、モノノケの類いのせいにする。
もちろん、そうした、妖しは居るのかもしれませんが、
イマジネーションの豊かさ。
こうした、ものは、無くしたくないものだな。
と改めて思った。

そして、そうした物を結果的に伝える意義ある漫画を
残してくれた、水木先生を再認識したこのごろである。


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ドラマ mother を見ました。

2010-04-14 23:32:16 | よしなしごと

(この画像は北浦和のパブリックアートです。はっとしました。)

バブルがはじけ、失われた十年といわれた経済の暗い時期が有る。
そのアオリをまともに受けた世代を、ロストジェネレーション世代と呼ぶ。

日テレが、現代社会の問題の一つを取り上げた意欲作
今日から、ドラマ motherが始まった。
http://www.ntv.co.jp/mother/
これを単なるドラマと見る事もできるが、僕の心持ちはそれだけではない。
これは現実でもあるということだ。私たちはもっと悲しい現状をニュースで見ていますね。

下記に幼児虐待件数がのっていました。
平成18年度 児童相談所における児童虐待相談対応件数等
(平成18年度社会福祉行政業務報告(福祉行政報告例)
【平成19年9月28日公表】より抜粋)


いま、幼児を抱える世代の多くが、おそらく、ロスジェネ世代であると言えます。
ドラマの主人公に起用された、松雪さんは、自分と同じ歳であるので、
また、劇中の虐待する側の世代もおそらくその辺りの世代と思ったので、
ふと、点が線になるように、考えてしまいました。

子育てにおいて、第三者から見て、虐待と、しつけのボーダーラインは解りにくいので
見極めが難しい問題では有る。が、
理由は一個だろう、愛があるかないか?である。

反対の面から見てみる、
例えば、僕の世代は、学校において悪さや、授業の邪魔をすれば、叱られた。
げんこつとか、バケツをもって立たされたりもした、今は、暴力だ!と講義する親が多いだろう。
また、前習えとか、部活では坊主に統一などは当たり前だったが、
現在は、軍国的と批判もされる。
そういうある種、センシティブな社会になっているのに、反比例するように、
虐待は増加もしている。
虐待だけではない、自殺率の増加、DVなども問題だ。

最近マスコミで耳にするモンスターペアレンツに代表される、愛情過多と
反対の虐待という両極が増えている点と、
貧富の差が開きつつ有るという経済問題とは一致しているようにも思うのである。

話を戻します。
筆者の自分も、ロスジェネなので振り返りたい、
中学、高校時代に目にする社会はバブル。
子供の頃には、経済成長が著しい時代で、万博ブームも経験した。
まさに、夢を見ていた。社会に出たらこんなにも充実がと・・・。

たとえば、高卒で就職活動していた人たちから当時聞いた話だが、
「当社に就職してくれたら、社内旅行はハワイです」というような優遇ぶりな就職状況だった。
しかし、自分は、専門学校に入学した。
そして、卒業の年を同じくして、バブルがはじけ、忘れ去られる10年が訪れた。
まさに、夢破れた自分であった。ロスジェネ世代とはそういう世代ではないか?
と個人的には思います。

よく、庇護社会という言葉を聴く事が有る。
会社が、人を庇護し、家庭が子を庇護して社会が形成されるという意味ですね。
まさに、虐待とか社会問題の多くがこのデフレスパイラルが招いて
この庇護社会が、崩れてしまって始まった負の連鎖が
原因とも言えるような気が、ドラマを見ながら考えさせられたのだ。

加害者といいますか、虐待をしてしまう親を感情論では許したくない訳だが、
こうした原因の解消をしなければ、やはり、減少傾向には持ってゆけないのではないか。
一言で言えば、景気回復。これしか打破する術はないのだろうか?

リーマンショックを招いたアメリカ経済はすでに回復傾向にあるのに
なぜ、日本の経済は、一進一退をしてしまうのであろうか?
足の引っぱり合いを辞めて、国益になる事は、全党一致で望んでもらいたい。

経済に人命がかかっているという意識を永田町にはもっと持ってほしい。
それが、幼児虐待を減らすもっとも大事な事だと思う。

社会が、がんばったらがんばっただけ、評価や営業成績が伸びた時代であれば
やはり、生活の充実感が湧くし、競争原理も働いて、経済活性に向かうであろうが
この、閉塞感がある時代であったとき、そうした充実は味わえない。
これは、やっぱり大きな問題ですよね。

過去の活性化や、経済成長はもう一度呼び起こす事が不可能なのであれば、
内橋克人氏の提唱する、共生経済 が、手だての一つと言われるかもしれません。

いみじくも、リーマンショック後のオバマ氏の演説に
「日本の失われた十年の二の舞はしてはならない」といった意味合いの一文が
あったのが印象的であった。

話をドラマに戻して感想をのべたい。
松雪さんが、虐待の子の命を救う為に誘拐をする。
法を越えた行動であり、ますが、人命という事を考えると
ドラマではあるが、松雪さんを応援したい自分がいた。
この後の展開で、どのようになるのか、気になる。

自分も会社がもっともうかったら、
虐待の問題に取り組むNPOの支援など出来るのになーと
おもったりするのですが、
会社が安定し、非営利な事も出来るぐらいになりたいと
精進したい。


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Blue mars

2010-04-13 00:39:59 | デザイン

セカンドライフが何年も前に提供した
サービスが当時は話題を呼んだ。
http://secondlife.com/?v=1.1

そして

日本で、元々シェアの広い、3Dモデリングソフト、Shade
http://shade.e-frontier.co.jp/
このデータを流用できる、メタバーズがあらわれた。

Blue mars
http://www.bluemarsonline.com/

ブルーマーズ。
セカンドライフににているが、環境表現などでも、かなり美しいと言える。
セカンドライフの発表された数年前と比べ、PCのスペックも向上しているのだから
後発は性能面などでは有利かもしれない。

どのように、ビジネス展開できるのかは注目かもしれない。

関連 http://www.4gamer.net/games/044/G004408/20090123064/

マルコム・マクラーレン氏死去

2010-04-09 12:43:18 | 音楽的思考
70から80年代をリードしたある種のクラブシーンともういうか
パンクロックというジャンルがある。

やはり、その時代の空気を、崩したい という、
若い世代の欲求というものは
抑圧の反対のエネルギーとして、生まれて来てしまうのかもしれない。

とくにイギリスの階級的な支配が色濃く残る文化で
おこるのは致し方ないのかもしれない。
マイケルジャクソンのBADなども、マルコムの影響は間接的にあるわけだし
マドンナのVOGEとて、もとは、マルコムが監督した舞台の影響で
原点は、マルコムである。

マルコムのサブカルチャーという名の文化の海の揺らぎの中から
生まれでているメジャーな何かって多くあるように思う。

DUCK ROCKでは、バッファローギャルズが生まれた。
http://www.amazon.co.jp/Duck-Rock-Malcolm-McLaren/dp/B000001FVW

オペラとR&Bの融合、FANSなど意欲的な作品だ
http://www.amazon.co.jp/Fans-Malcolm-McLaren/dp/B000024A7O

ワルツとダンスとロックの融合
http://www.amazon.co.jp/Waltz-Darling-Malcolm-McLaren/dp/B000026ASL/ref=ntt_mus_ep_dpi_11
ここから、ボーグダンスが生まれている。

そんな時代の立役者といえばマルコムマクラーレンだが、亡くなったとのニュースが。
http://www.excite.co.jp/News/society/20100409/Kyodo_OT_CO2010040901000257.html

とくに、個人的に思う傑作は、アルバム パリスだ。
http://www.amazon.co.jp/Paris-Malcolm-McLaren/dp/B000005CEW/ref=ntt_mus_ep_dpi_4

ドラッグ、酒、女性関係とあまり道徳的には問題有る存在では有る、
Mr.アウトローといったところだろう。

しかし、このアルバム パリでは、上質というか、昇華された何かというか
感度の高い、マルコムだから出来たとしか言えない魅力がある。

パリジャズ、マイルズデイビスとジュリエットグレコの愛の舞台、サンジェルマンデプレ。
街の霧とともに現れるような、サティのメロディ。
文化の花咲く、PARIS を見事にミックスし表現されていている。
すばらしい、アルバムだ。

ファッショにも影響は大きいし、
アングラ、メジャーどちらのクリエイターにとっても刺激を与えて来た彼が
亡くなったのは残念だ。