初めて知る高齢という現実

最近、弱ってきたオット82歳。
何とか二人で明るく過ごしたいとあがく毎日を記録します。
だんだんグチに移行?

感動話(2)

2009年06月08日 09時40分02秒 | 明け暮れ


高校の「ソフトテニス」の試合の場合
一度に沢山の試合が行われますので
その時、試合がない選手が、
審判員として相互に審判をします。

これまた、神経を使います。
ミスは選手にも、審判員にも許されませんから…

それによって、目も鍛えられますし
試合運び、上手さ拙さも良く分るというものです。

さて、孫息子の審判の番が来ました。

片方の高校名は聞きそこないましたが
もう1校は、キナセンで有名な高校です。
ここのコーチは、数十年キナセン高校コーチを
やっていられて、ソフトテニス界では
知られた人物です。

試合が始まると、
キナセン高校のコーチからの、アピールが多いのです。
「そうじゃない」「こうじゃない」…と
しばしば試合は中断されるし
気分がそがれること…多し…

ベテランコーチだけに、
そこいらへんは、きっと上手なんでしょう。

主審の孫息子は、その時…
イエローカードを取り出し
キナセンコーチに突き付けました。

「おぉーっ」と周りが言ったかどうかは知りませんが
一瞬凍りついた空気が流れました。

しかし、その後はスムーズに試合が運びました。

私は孫息子の勇気に乾杯します。
流されない、強いものに負けないその勇気に。


後日談があって、そのキナセンコーチの先生と
顔を合わせる機会がありました。

その時のコ-チの態度がよかった。
「君が、第○の△山くんか。
この前のジャッジは実に正しかった!」
と言われたそうです。

ま、悔しさがない訳がないけれど
ここは、スポーツマンシップの見せ所であり
大先輩として、正しい態度でありました。

そんなこと初めての体験だったろうね
そのコーチにとっても。


このところ、萎え気味の私の気持ちが
しゃきっとしましたし、元気が出ました。

孫も頑張ってる、わたしも頑張ろう!と。

ありがとうね。また話聞かせてね。