<<梅>>備忘録 ~Random Walk~

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初めての絵手紙体験 ~ 絵手紙のポイント ~

2008年07月14日 | ■スケッチ・水彩画

昨日、富士五湖付近の”西湖いやしの里根場”とういところに行って絵手紙体験をしてきたので忘れないうちにポイントをメモしておきます。


西湖いやしの里根場は2年前に出来たそうでわらぶき家屋が10数棟あり陶芸や紙製品などいろいろな展示や体験をさせてくれるところです。

友人2名といったのだが、
「根場って草木の根を売ってるのかなあ~」
などとおかしなことをいいだした。

確かによく分からないので聞いてみると、
「よくわからないが、山の高根の語源とか、西湖の根場という艀(?)から来てるのではないかと思う」
とのことでした。
とにかく根場は地名です。


さて、絵手紙の体験棟では講師と思われるお姉さん(還暦を過ぎたといっていたが、敬意を表してお姉さん)が絵手紙道具の準備中。

何とはなしに雑談していたがとうとう3人で絵手紙を体験する羽目になってしまった。
外は暑かったが家屋の中は案外涼しく居心地が良いので、外へ出たくなかったのが本音かも。

まず、絵手紙とは、
簡単な絵を添えて自分の簡単なメッセージを伝えるものです。
絵は下手なほうがよく、うまく描こうとおもってはいけない。

下手なほうが良い。 <<<--これは何度も言っていた

メッセージは誰か名言や引用ではなく、自分の言葉を書くことが重要。


絵の具等の道具

絵の具は日本画で使う「顔彩」をつかう。
墨で輪郭などをかくが習字で使う墨ではなく「青墨」というちょっと青みを帯びた墨をつかいます。
不思議なことに、墨で輪郭を描いてあとから絵の具を塗っても黒がにじんだりしない。


筆の持ち方
多分、習字用とか日本画用の筆のようで特に変わったものではなさそう。
筆先はなるべく尖がっているのが良い。
絵や文字を書くときのもち方は普通と全く異なり、
筆のうしろの先端を指3本でつまみ垂直にもつ。<<--これが重要

であるから、きれいな線が引けないし、下手な文字がなおさら下手になる。Hi


構図
はがきいっぱいにはみ出すように描くこと。
要するに、小さなはがきでもって迫力がある絵をかくには大きくなければいけないということのようだ。


横書きでの方向
はがきを横に使うときは、切手のあるほうが左に来るような方向に描くこと。
横書きのときは案外悩みます。


現物をよく見て描く
絵手紙を描くときは必ず実物/現物を目の前にして描くこと。
想像で描いてもいいとおもうが「ちゃんと実物を見なさい」とおしゃってました。


練習
まず、線を描く練習です。
1本の線(10cm程度)をゆっくり、ゆっくり1分程度時間をかけて描く
早くかいてはいけません。
ゆっくり描くことによって、線に微妙な振れや太さの変化がでて味わい深い線になる。
線は左から右、右から左へと両方向練習します。
終わったら、上から下、下から上へと練習します。

直線が終わったら、渦巻き線の練習です。
カタツムリのような渦巻きを中から外へ、外から中へと描きます。
筆の後ろを3本指で持ち垂直にしておくのを忘れないように。


色の塗り方
何色もの絵の具を混ぜるといろが悪くなるのでせいぜい2色、多くても3色程度にする。
塗るのは1-2回でさっと塗ります
何度も塗ると和紙の表面の繊維がはがれ毛羽立ってよくない。


いろいろ教えてもらいながら描いている途中はこんな出来具合。
下の紙に線の練習軌跡がみえますし、はみ出して描いているのが分かりますよね。


完成したのがこれ、私の始めての絵はがきです。
トマトなんだがちょっと形がおかしい。
左の落款は「朱色で、ひらがな1文字を四角で囲む」のが一般的とにこと。


なお、絵の具は水彩絵の具でも良いそうだが黒の線は青墨でないといけないようだ。

絵手紙の基本は上に書いた項目くらいなのであとは自分で適当に描けば良いとのことです。
これ以上は自分の感性しだいということらしい。

お姉さんが言うには、絵手紙のポイントはこれですべてとういことで、
これだけ覚えれば基本はマスターしたことになるらしい。

しかし、このお姉さんよくしゃべること・・
体験料は500円だったが、話もうまいしなかなか価値ある500円だった。

他の2人も同様になすとニンジンを描いたがなかなかいい出来だった。
来年位にははまってたりして。


おまけ

半鐘の打ち方(?)の信号表を見つけた。
なんかモールス信号みたいですね。
全国共通なのかね?
わらぶき家屋なので火事になったら被害甚大なので消火栓があちこちに常設されていた。


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コメント (20)
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