ボクが 笑顔に なるとき

　　　　　　朝起きて　じいちゃんが　

　　　　　　　おはようと　声を　かけたとき

　　　　　　ボクは　にっこり　笑って　

　　　　　　　おはようと　手話で　かえします

　　　　　　レストランで　料理を　待つとき

　　　　　　　じいちゃんと　顔を　見合わせ

　　　　　　　　　　　　　　　　　にっこりします

　　　　　　お酒を　飲んでいる　じいちゃんが

　　　　　　　冷蔵庫から　缶ビールを　出して！と

　　　　　　手振り　身振りで　頼んだのを

　　　　　　　そのとおり　用事を　はたしたとき

　　　　　　得意げに　にっこり します

思い出し 泣き！

　　　　　　　ボクは たまに じいちゃんと　寝たとき

　　　　　　夜中 突然 じいちゃんの顔を 両手で つつみ

　　　　　　え～ん　え～ん　と　泣く ことが　あります

　　　　　　　じいちゃんは　怖い夢でも 見たのか！！

　　　　　　　昼間 つらい ことでも　あったのか！！

　　　　　　と　やさしく　背中を　たたいて　くれました 　

ボクの こころが わからない

　　　　ボクは お家での パニックに 新しく

　　　　　　　　本棚 くずし が 加わりました

　　　　周囲の 人には わからない ほどの わずかな 変化に

　　　　いきなり 走り出し！本棚の

　　　　　　　　本や 書類 を 手で 払い落したり

　　　　放り 投げます

　　　　足ケリは 少し 影を 潜めましたが

　　　　なんで こんなことを するのか　

　　　　　　　　ボクの こころが わからない

　　　　　

なつかし にごり焼酎

　　　　酒 好きな じいちゃんは　むかし　なつかしの

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　にごり 焼酎を

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飲みたくなって

　　　　遠くの 酒屋さんまで　買いにいきました

　　　　一升瓶が 半分位になると 今日は 飲みすぎた　と いって

　　　　自分の 部屋にもどり 寝てしまいました

　　　　ボクも 久しぶりに じいちゃんとこに いきたくなって

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふとんに もぐりこみました

　　　　じいちゃんは 小さい せんべいフトンから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　はみ出され

　　　　寒いのと　背中の　痛みで　目を覚まし

　　　　　　　　　　　　　　　せっかくの 酔いここちが 台無しになりました　　　　　　　　

ボクの歩む道は どんな道？

　　　　　ボクが　出世して　大金持ちになって

　　　　　　　　　　　　　　大きな　家を　建てて

　　　　　　　　　　　　　　ロールス ロイスを　乗り回し
　　　　　
　　　　　なに不自由のない　生活を　送る！

　　　　　そんな　出来ない　夢を　描いても　しようがありません

　　　　　ボクには　どうしょうもない　

　　　　　　　　　　くやしい　障害が　あります

　　　　　　
　　　　　こんな　ボクでも　

　　　　　　　　　　生まれてきて　よかった

　　　　　　　　　　と　

　　　　　喜べる　微笑む　ことの　できる

　　　　　道が　開かれますように　　　

じいちゃんの 朝の 習慣

　　じいちゃんは　毎朝　線香をたて
　　　
　　　　　　　　　　　　ムニャ！ ムニャ！ ムニャ！


　　無事に　朝を　むかえることが できました

　　　　　　　　　　　　ありがとう　ございます

　　ボクが　無事に　成長出来ますように　

　　世の中が　平和で　あります様に

　　　　　　　　　　　　お守り ください

　　と　毎朝　手を　あわせて　います