このところチョコボールのエンゼルを集めておりますが、実は近所のスーパーではなんとチョコボールが1個48円だと言うではないですか。
ということは1カートン(20個)を買っても1000円でお釣りがきますね。コンビニだと1個60円ですからこれは安い!
「チョコボールでエンゼルを見分ける方法」が書かれているサイトがあちこちにありますが、これらの方法がどのくらい効果があるかを検証する良い機会だろう、と思い、さっそく1カートン買ってきました。
お店の商品棚を見ると未開封のカートンは「いちご」しかなかったので、とりあえず今回の実証実験は「いちご」を使います。「ピーナッツ」や「キャラメル」や「ミルク」でどの程度違いがあるかはわかりません。
では、検証作業のはじまりはじまり~。
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あちこちのサイトにて挙げられている「エンゼルの見分け方」を事項をまとめたうえで、これに準じて開封前に観察して「この箱にエンゼルがある可能性が高い」というものを特定した後、実際に開封する、とうい段取りを踏んでみます。
では今回の観察ポイントを決めるために、まず「エンゼルの見分け方」をおさらいしてみます。
<見分け方1> 手前の2個にエンゼルがあることが多い!
<見分け方2> 「バリ」の形状が他のものと違う!
<見分け方3> 賞味期限の印刷場所が他のものと違う!
<見分け方4> くちばしの折り線が他のものと違う!
<見分け方5> 包装フィルムの空け口が他のものと違う!
<見分け方6> くちばしの横の切り口が他のものと違う!
<見分け方7> 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
では上記について順番にカートンの「チョコボールの箱」を観察していきます。
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これは箱を見た時点で決まるので観察不要。とにかく2列に並んでいる箱の「一番手前にある2つ」を開封すれば答えはでますね。
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これはどこをどう見ても違いが判別不可能でした。残念ながら今回は検証不能です。
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上記の写真をみると分るとおり、包装フィルムに印刷されている賞味期限は、印刷位置や文字の濃淡に違いがあるように見えます。
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「くちばしの黄色の部分」と「箱本体のピンク色の部分」について「境目の上の部分」をよーく見ると、黄色の三角形にはみ出した部分がありますよね。このはみ出した面積が箱によって違いがあります。
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包装フィルムを開ける「金色のヒモ」が交差する部分をよーく見ると、ぴったりと重なっているもの、ズレているもの、といった違いがあることがわかります。
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くちばしの横に切り口があります。これは、くちばしを閉じる際に本体に沈まないようにストッパーの役割を果たすのですが、これをよーく見ると、多くのものは箱本体の上側に乗っかっているのですが、中には箱本体にピッタリとくっついているもの(一番手前のもの)があります。
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これはどこをどう見ても違いが判別不可能でした。残念ながら今回は検証不能です。
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以上の測定項目から「所見があったもの」が「カートンのどの場所にあったか」をまとめるとこのようになりました。
↑
カートンの正面
図6.カートンのどこに所見があったか。
<測定項目=エンゼルの見分け方の仮説>
測定項目1(=①). 手前の2個にエンゼルがあることが多い。
測定項目2(=②). 「バリ」の形状が他のものと違う。
測定項目3(=③). 賞味期限の印刷場所が他のものと違う。
測定項目4(=④). くちばしの折り線が他のものと違う。
測定項目5(=⑤). 包装フィルムの空け口が他のものと違う。
測定項目6(=⑥). くちばしの横の切り口が他のものと違う。
測定項目7(=⑦). 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
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では、ここまでの観察を踏まえて、いっせいにチョコボールを開封してみます。
今回のカートンには「銀のエンゼル」が2枚入ってました。多くのサイトで「1カートンに入っているエンゼルが2~3個程度」という話が書かれていますが、今回の結果を見る限りでは、この話は正しいようです。
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さあ、ここからが重要ですね。では「測定時に所見があった場所」と「実際にエンゼルがあった場所」を比較します。前者と後者が一致していれば「エンゼルの見分け方」は正しい、一致していなければ「エンゼルの見分け方」は正しくない、ということになります。
結果は下記のとおり。
↑
カートンの正面
図9.「測定時に所見があった場所」と「実際にエンゼルがあった場所」
<測定項目=エンゼルの見分け方の仮説>
測定項目1(=①). 手前の2個にエンゼルがあることが多い。
測定項目2(=②). 「バリ」の形状が他のものと違う。
測定項目3(=③). 賞味期限の印刷場所が他のものと違う。
測定項目4(=④). くちばしの折り線が他のものと違う。
測定項目5(=⑤). 包装フィルムの空け口が他のものと違う。
測定項目6(=⑥). くちばしの横の切り口を見るが他のものと違う。
測定項目7(=⑦). 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
上記の図9にあるとおり、「所見無し」の箱からエンゼルが出てきました。
つまり今回の測定項目は「エンゼルの見分け方」として有効ではなかった、ということになります。なんてこったい。
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今回の検証結果から得られる結論は
ということになります(泣)
ということはネットに出回っている「エンゼルを見分ける方法」は都市伝説の類なのでしょうか?
また、他のサイトで「漠然と買うよりはエンゼルをゲットする確率が高まる」という主旨のコメントがあるのですが、今回の検証結果では「所見が無かったものからエンゼルが出た」という結果となりましたので、この論についても「必ずしもそうではない」のかもしれません。
更に言うと「エンゼル付のチョコボール」と「ハズレのチョコボール」は、箱の生産ラインが違うのだ、という大前提そのものが実は間違っているのかもしれません。
しかしながら、今回の結果は「1サンプルのみの結果」ですので、これを見て「エンゼルを見分ける方法」を全否定するのにもムリがあります。
少なくとも「エンゼルを見分ける方法」は「エンゼルの見分け方を100%保障するものではない」ということだけは言えるかなと。
本気で検証するならばもっともっとサンプルが必要ですね。
是非とも皆さんもカートン買いして「エンゼルを見分ける方法」を検証してみてください。
その結果として「オレが検証したときはズバリ的中した」あるいは「私が検証したときはやっぱり全部ハズレだった」のどちらが多いかが判れば、なんらかの結論が見出せるのではないかと思います。
検証結果は是非公開していただければうれしいです。
ということは1カートン(20個)を買っても1000円でお釣りがきますね。コンビニだと1個60円ですからこれは安い!
「チョコボールでエンゼルを見分ける方法」が書かれているサイトがあちこちにありますが、これらの方法がどのくらい効果があるかを検証する良い機会だろう、と思い、さっそく1カートン買ってきました。
図1.まずは1カートン買ってきました。
お店の商品棚を見ると未開封のカートンは「いちご」しかなかったので、とりあえず今回の実証実験は「いちご」を使います。「ピーナッツ」や「キャラメル」や「ミルク」でどの程度違いがあるかはわかりません。
では、検証作業のはじまりはじまり~。
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測定項目の概要
あちこちのサイトにて挙げられている「エンゼルの見分け方」を事項をまとめたうえで、これに準じて開封前に観察して「この箱にエンゼルがある可能性が高い」というものを特定した後、実際に開封する、とうい段取りを踏んでみます。
では今回の観察ポイントを決めるために、まず「エンゼルの見分け方」をおさらいしてみます。
<見分け方1> 手前の2個にエンゼルがあることが多い!
<見分け方2> 「バリ」の形状が他のものと違う!
<見分け方3> 賞味期限の印刷場所が他のものと違う!
<見分け方4> くちばしの折り線が他のものと違う!
<見分け方5> 包装フィルムの空け口が他のものと違う!
<見分け方6> くちばしの横の切り口が他のものと違う!
<見分け方7> 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
では上記について順番にカートンの「チョコボールの箱」を観察していきます。
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測定項目1.手前の2個にエンゼルがあることが多い!
これは箱を見た時点で決まるので観察不要。とにかく2列に並んでいる箱の「一番手前にある2つ」を開封すれば答えはでますね。
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測定項目2.バリの違いを見る。
これはどこをどう見ても違いが判別不可能でした。残念ながら今回は検証不能です。
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測定項目3.賞味期限の印刷の違いを見る。
図2.賞味期限の印刷の違いを見る
上記の写真をみると分るとおり、包装フィルムに印刷されている賞味期限は、印刷位置や文字の濃淡に違いがあるように見えます。
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測定項目4.くちばしの折れ線の違いを見る。
図3.くちばしの折れ線の違いを見る
「くちばしの黄色の部分」と「箱本体のピンク色の部分」について「境目の上の部分」をよーく見ると、黄色の三角形にはみ出した部分がありますよね。このはみ出した面積が箱によって違いがあります。
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測定項目5.包装フィルムの開け口を見る。
図4.包装フィルムの開け口を見る
包装フィルムを開ける「金色のヒモ」が交差する部分をよーく見ると、ぴったりと重なっているもの、ズレているもの、といった違いがあることがわかります。
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測定項目6.くちばしの横の切り口を見る
図5.くちばしの横の切り口を見る
くちばしの横に切り口があります。これは、くちばしを閉じる際に本体に沈まないようにストッパーの役割を果たすのですが、これをよーく見ると、多くのものは箱本体の上側に乗っかっているのですが、中には箱本体にピッタリとくっついているもの(一番手前のもの)があります。
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測定項目7.印刷してある色や文字の太さに違いがある
これはどこをどう見ても違いが判別不可能でした。残念ながら今回は検証不能です。
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まとめ.測定項目ごとに所見のあったもの
以上の測定項目から「所見があったもの」が「カートンのどの場所にあったか」をまとめるとこのようになりました。
④ | ⑤ |
所見無し | 所見無し |
所見無し | ⑤ |
所見無し | ③ |
⑥ | 所見無し |
④ | ③ |
所見無し | ④⑥ |
所見無し | ③⑥ |
所見無し | 所見無し |
① | ① |
↑
カートンの正面
図6.カートンのどこに所見があったか。
<測定項目=エンゼルの見分け方の仮説>
測定項目1(=①). 手前の2個にエンゼルがあることが多い。
測定項目2(=②). 「バリ」の形状が他のものと違う。
測定項目3(=③). 賞味期限の印刷場所が他のものと違う。
測定項目4(=④). くちばしの折り線が他のものと違う。
測定項目5(=⑤). 包装フィルムの空け口が他のものと違う。
測定項目6(=⑥). くちばしの横の切り口が他のものと違う。
測定項目7(=⑦). 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
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結果
では、ここまでの観察を踏まえて、いっせいにチョコボールを開封してみます。
図7.では一斉にオープン!
図8.結論はこの通り(笑)
今回のカートンには「銀のエンゼル」が2枚入ってました。多くのサイトで「1カートンに入っているエンゼルが2~3個程度」という話が書かれていますが、今回の結果を見る限りでは、この話は正しいようです。
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「測定時に所見があった場所」と「実際にエンゼルがあった場所」を比べる
さあ、ここからが重要ですね。では「測定時に所見があった場所」と「実際にエンゼルがあった場所」を比較します。前者と後者が一致していれば「エンゼルの見分け方」は正しい、一致していなければ「エンゼルの見分け方」は正しくない、ということになります。
結果は下記のとおり。
④ | ⑤ |
所見無し | 所見無し<銀のエンゼル!> |
所見無し | ⑤ |
所見無し | ③ |
⑥ | 所見無し |
④ | ③ |
所見無し | ④⑥ |
所見無し<銀のエンゼル!> | ③⑥ |
所見無し | 所見無し |
① | ① |
↑
カートンの正面
図9.「測定時に所見があった場所」と「実際にエンゼルがあった場所」
<測定項目=エンゼルの見分け方の仮説>
測定項目1(=①). 手前の2個にエンゼルがあることが多い。
測定項目2(=②). 「バリ」の形状が他のものと違う。
測定項目3(=③). 賞味期限の印刷場所が他のものと違う。
測定項目4(=④). くちばしの折り線が他のものと違う。
測定項目5(=⑤). 包装フィルムの空け口が他のものと違う。
測定項目6(=⑥). くちばしの横の切り口を見るが他のものと違う。
測定項目7(=⑦). 印刷してある色や文字の太さに違いがある。
上記の図9にあるとおり、「所見無し」の箱からエンゼルが出てきました。
つまり今回の測定項目は「エンゼルの見分け方」として有効ではなかった、ということになります。なんてこったい。
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まとめると・・・
今回の検証結果から得られる結論は
今回検証した「エンゼルを見分ける方法」では見分けられない!
つまり森永製菓の製造工程における外観の品質管理にスキは無い!
ということになります(泣)
ということはネットに出回っている「エンゼルを見分ける方法」は都市伝説の類なのでしょうか?
また、他のサイトで「漠然と買うよりはエンゼルをゲットする確率が高まる」という主旨のコメントがあるのですが、今回の検証結果では「所見が無かったものからエンゼルが出た」という結果となりましたので、この論についても「必ずしもそうではない」のかもしれません。
更に言うと「エンゼル付のチョコボール」と「ハズレのチョコボール」は、箱の生産ラインが違うのだ、という大前提そのものが実は間違っているのかもしれません。
しかしながら、今回の結果は「1サンプルのみの結果」ですので、これを見て「エンゼルを見分ける方法」を全否定するのにもムリがあります。
少なくとも「エンゼルを見分ける方法」は「エンゼルの見分け方を100%保障するものではない」ということだけは言えるかなと。
本気で検証するならばもっともっとサンプルが必要ですね。
是非とも皆さんもカートン買いして「エンゼルを見分ける方法」を検証してみてください。
その結果として「オレが検証したときはズバリ的中した」あるいは「私が検証したときはやっぱり全部ハズレだった」のどちらが多いかが判れば、なんらかの結論が見出せるのではないかと思います。
検証結果は是非公開していただければうれしいです。
それを狙えば100%エンゼルをゲットできました。
この検証を見るともう出来なくなってしまったんですね。。
ハズレ-・・・・笑
よしっ、頑張ります(`・ω・´)
3年ぶりに再度検証してみようかなあ・・・(単にチョコボールの一気食いをしたくなっただけ、とも言う)
で,僕も買ったのですが・・・(^^;)
なんとうらやましい・・・
今売ってるのは見分けるのがかなり難しいように思います
ちょっと悔しいですよ
>ちょっと悔しいですよ
おお!
1カートンからエンゼルが3つ出ることはあるんですね。
次なるステップは「1カートンからエンゼルが4つ出ることはあるのか?」ですよ。
3つともはずれでした;;
このページを見るとやっぱり難しいみたいですね!