方法論としての『攻め』と『連携』
1.『攻め』 ―地雷原を走り抜けること―
(1)『攻め』とは、自分で埋めた地雷原を走り抜けることである
他人が埋めた地雷原は、どこにどのような地雷があるか不安なのでどうして
も躊躇せざるを得ないが、自分で埋めたものはわかる。自分で敷設したものな
ら吹き飛ばされても本望だろう。
(2)『攻め』のはじめは「あたりまえのことがあたりまえにできること」という
特色
これが最も難しい『攻め』の形である。この特色に完璧はないので、併行し
て、その学校独自の特色づくりを進めないと、「あたりまえのことがあたりま
えにできる」という特色が日常に埋もれてしまう。地域や子どもの特性にあっ
た独自の特色づくりを前面に出してから、その推進の過程で「あたりまえのこ
とがあたりまえにできる」ようにする手法もある。
(3) 『攻め』の例をもう一度 ―[攻めの姿勢]例示-(再掲)
①公立の学校は「愛郷心」の指導が常に根底にあるべきである。地域の助けを
待っているのではなく、地域に出向き働きかける「攻め」の姿勢が基本
②学校の特色が自然に発生するのを待つのではなく、特色の芽を見つけ実態に
即して攻める
③子どもたちの今は戻ってこないから、まず、今、咲く花を咲かせる。「草を
取り終えた後で種をまくか、花を養いつつ草をとるか」草もその土の活力の証
④新しい教育の動向に対応し、「積極的に試みる」先行的姿勢が「攻め」
⑤子どもたちへの「攻めの手口」をもつ教員を育て続ける。人材の不足を嘆く
前に育てようとするのが「攻め」。「子どもの傷はつくられたもの、子ども
のよさはつくるもの」傷を治療し、よさを育てる奥の手をもつ教員を育てる
1知的好奇心のある子を育てる
(成績の良し悪しの前に「学びぐせ」をつける教員)
2挫折感に耐える子を育てる
(成果の大小の前に「がんばりぐせ」をつける教員)
3誇りをもった子を育てる
(地位の向上を求める前に「やりがい」を育てる教員)
4表現力豊かな子を育てる
(自己中心でない「子どもの表現」を大事にする教員)
5思いやりのある子を育てる(自分本位でなく
「他人のことに思いがおよぶ」子を育てる教員)
それぞれの子が育つ助け手としての「攻めの手口」を持つ教員を育てる。
⑥情報の発信は「攻め」の手段
賢い受信者からよい発信者へ、よい発信者のところにはよい情報が集まる。
⑦学校の伝統、校風、気風に即した「学校の言葉づくり」
「誇りを表す言葉」「目標を表す言葉」「潤いのある言葉」「元気のでる言葉」「気持をつなぐ言葉」がとびかうことで『学校の品格づくり』が進む。教育活動は「言葉」と「活動」で構成されている。
・「ありがとう」「うれしいね」は魔法の言葉 ・「おはよう」「こんにちは」は言葉の握手
⑧「苦情等」の対応と処理について、すべて吸い込んでしまうスケールの大きさや地雷原を駆け抜けてしまう豪快さも必要だろうが、どの段階で「攻めに転じるか」も勝負どころになるだろう。組織として戦う攻めの『信長型戦略』が必要。
⑨学校の規律づくりによる攻め
・守る(約束、きまり)・ただす(わが身、行動)・整える(環境、気持)
⑩「募集」や「要請」には進んで応じ、攻めの素材にする。
2『連携』 ―まず、学校と地域・家庭の連携から―
① 教員の連携 *校内、学校間
② 学校間連携 *共同実践研究
①小中連携 *小中一貫教育
②地域との連携 *地域の歴史、伝統文化、人材活用
③外部機関の教育力の活用 *道徳教育研究所、臨床美術研究所、
④学校評議員・学校運営協議会等との連携 *地域の教育力
⑤大学・研究機関との連携 *裸足と脳、ランニングと脳の活性化
⑥文化団体との連携 *地域の文化度と子どもの学力
⑦行政機関との連携 *日本一子育てしやすいまちづくり
⑧地域の保育園・幼稚園・高校・その他の教育施設との連携
1.『攻め』 ―地雷原を走り抜けること―
(1)『攻め』とは、自分で埋めた地雷原を走り抜けることである
他人が埋めた地雷原は、どこにどのような地雷があるか不安なのでどうして
も躊躇せざるを得ないが、自分で埋めたものはわかる。自分で敷設したものな
ら吹き飛ばされても本望だろう。
(2)『攻め』のはじめは「あたりまえのことがあたりまえにできること」という
特色
これが最も難しい『攻め』の形である。この特色に完璧はないので、併行し
て、その学校独自の特色づくりを進めないと、「あたりまえのことがあたりま
えにできる」という特色が日常に埋もれてしまう。地域や子どもの特性にあっ
た独自の特色づくりを前面に出してから、その推進の過程で「あたりまえのこ
とがあたりまえにできる」ようにする手法もある。
(3) 『攻め』の例をもう一度 ―[攻めの姿勢]例示-(再掲)
①公立の学校は「愛郷心」の指導が常に根底にあるべきである。地域の助けを
待っているのではなく、地域に出向き働きかける「攻め」の姿勢が基本
②学校の特色が自然に発生するのを待つのではなく、特色の芽を見つけ実態に
即して攻める
③子どもたちの今は戻ってこないから、まず、今、咲く花を咲かせる。「草を
取り終えた後で種をまくか、花を養いつつ草をとるか」草もその土の活力の証
④新しい教育の動向に対応し、「積極的に試みる」先行的姿勢が「攻め」
⑤子どもたちへの「攻めの手口」をもつ教員を育て続ける。人材の不足を嘆く
前に育てようとするのが「攻め」。「子どもの傷はつくられたもの、子ども
のよさはつくるもの」傷を治療し、よさを育てる奥の手をもつ教員を育てる
1知的好奇心のある子を育てる
(成績の良し悪しの前に「学びぐせ」をつける教員)
2挫折感に耐える子を育てる
(成果の大小の前に「がんばりぐせ」をつける教員)
3誇りをもった子を育てる
(地位の向上を求める前に「やりがい」を育てる教員)
4表現力豊かな子を育てる
(自己中心でない「子どもの表現」を大事にする教員)
5思いやりのある子を育てる(自分本位でなく
「他人のことに思いがおよぶ」子を育てる教員)
それぞれの子が育つ助け手としての「攻めの手口」を持つ教員を育てる。
⑥情報の発信は「攻め」の手段
賢い受信者からよい発信者へ、よい発信者のところにはよい情報が集まる。
⑦学校の伝統、校風、気風に即した「学校の言葉づくり」
「誇りを表す言葉」「目標を表す言葉」「潤いのある言葉」「元気のでる言葉」「気持をつなぐ言葉」がとびかうことで『学校の品格づくり』が進む。教育活動は「言葉」と「活動」で構成されている。
・「ありがとう」「うれしいね」は魔法の言葉 ・「おはよう」「こんにちは」は言葉の握手
⑧「苦情等」の対応と処理について、すべて吸い込んでしまうスケールの大きさや地雷原を駆け抜けてしまう豪快さも必要だろうが、どの段階で「攻めに転じるか」も勝負どころになるだろう。組織として戦う攻めの『信長型戦略』が必要。
⑨学校の規律づくりによる攻め
・守る(約束、きまり)・ただす(わが身、行動)・整える(環境、気持)
⑩「募集」や「要請」には進んで応じ、攻めの素材にする。
2『連携』 ―まず、学校と地域・家庭の連携から―
① 教員の連携 *校内、学校間
② 学校間連携 *共同実践研究
①小中連携 *小中一貫教育
②地域との連携 *地域の歴史、伝統文化、人材活用
③外部機関の教育力の活用 *道徳教育研究所、臨床美術研究所、
④学校評議員・学校運営協議会等との連携 *地域の教育力
⑤大学・研究機関との連携 *裸足と脳、ランニングと脳の活性化
⑥文化団体との連携 *地域の文化度と子どもの学力
⑦行政機関との連携 *日本一子育てしやすいまちづくり
⑧地域の保育園・幼稚園・高校・その他の教育施設との連携