出版UD研究会ブログ

本にかかわる仕事をしている人と多様なニーズをもつ読者が、読書のユニバーサルデザインについて考える広場です。

3月27日(土)第27回出版UD研究会のご案内

2010-03-01 23:16:04 | シーズン3

 第27回出版UD研究会
「障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現するために」
ゲストスピーカー:宇野和博(筑波大学附属視覚特別支援学校教諭)

●日時:2010年3月27日(土)14:00~17:00(受付開始13:30)

●会場:専修大学神田キャンパス 1号館 3F 302教室
〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8
http://www.senshu-u.ac.jp/univguide/campus_info/kanda_campus/index.html
最寄り駅:神保町駅(都営三田線、都営新宿線、メトロ半蔵門線)出口A2より徒歩3分。九段下駅(メトロ東西線、都営新宿線、メトロ半蔵門線)出口5より徒歩3分。

●参加費:500円(資料代込み)※当日受付にてお支払いください。

●定員200名につき、予約制とさせていただきます。
お申し込みは、Eメールかファックスでお願いします。
*メールアドレス:ud27@ud-pub.org
*ファックス:03-5988-9161

申込の際、以下の情報をお伝えください。
(1)お名前・よみがな・所属(あれば)・連絡先
(2)懇親会参加希望の有無(会費5000円程度/予約の都合上、申込は3月19日までにお願いします)
(3)情報保障希望の有無(テキストデータ事前送付など)
※今回の研究会では、パソコン要約筆記を用意いたします。

 日本には通常の活字図書をそのままでは読むことができない視覚障害者をはじ
め、読み書きに困難のある学習障害者、低視力の高齢者などが数百万人いると推
計されています。
 しかし、建物や交通機関ではすでに当たり前になっている「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」といった考え方が、情報や読書の分野ではなかなか進んでいないのが現状です。

 今回は、視覚障害当事者であり、盲学校の教員でもある宇野和博さんをゲストスピーカーにお迎えし、つぎの3つの観点から「読書バリアフリー」をどのように実現していけばよいかについて、語っていただきます。
1 出版社による活字図書のアクセシビリティ保障
2 図書館内のバリアフリー媒体の充実
3 国立国会図書館の電子図書館アーカイブのアクセシビリティ確保

<ゲストスピーカーのプロフィール>
宇野和博(うの・かずひろ)
1970年福井県生まれ。弱視。東京学芸大学教育学部卒。1993年から現職。弱視者
問題研究会の教育担当として、弱視者のための教育環境の改善に関する活動を展
開。拡大教科書の普及や、放送大学のテキストのバリアフリー化などに取り組む中で、「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関
する法律」(教科書バリアフリー法)の成立に尽力(2008年6月成立)。おもな著書に『拡大教科書がわかる本―すべての見えにくい子どもたちのために』(読書工房)がある。


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