うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

千葉同窓会in久米島

2009-06-26 13:00:00 | Weblog


 6月になった。梅雨とはいえ雨の少なかった上旬、いつもお世話になっている本部町のご夫婦と、石垣と沖縄市に住む千葉時代の三線同好会仲間の方々と、総勢5名で久米島へ旅行した。もともと、千葉で三線同好会メンバーが行きつけだった沖縄料理屋を営むママが、一昨年ほど前に実家のある久米島に戻ってしまったので、いつか遊びに行きたいと思っていた。その願いがやっと叶ったのだ。

 那覇から久米島までは飛行機で約25分とあっという間。小さな空港の到着口からロビーへ出ると、2,3年前に那覇で会ったときと全く変わらないママの笑顔があった。早速、今年に入ってから本格的に始めたというママの営む喫茶店へ。空港から10分ほどで久米島の中心街に出る。中心街といっても庶民的なスーパーや商店が並び、地元の人が集まる場所のようで、その飾り気のない雰囲気が心地よい。お店はその一角にあった。



 喫茶店の中は、ママがかつて営んでいた千葉の沖縄料理屋さながら。広さもインテリアも全然違うのだけれど、ママという人の持つ独特の親しみやすさが漂っている感じがした。久しぶりの再会に話は尽きない。軽くお茶でも飲んで、お昼はわたしたちが宿泊するホテルの近くへそばでも食べに行こうと話していたのに、いつの間に注文したのか、6人前のそばが配達された。わざわざ出かけて行かないで、ここで“ゆんたく”(おしゃべり)していようというママの配慮だ。

 会っていなかった時間を埋めるようにゆんたくは続いたけれど、せっかく久米島まで来たのだからと昼ごはんのそばを食べ終えてからやっと腰を上げて、観光に出かけた。畳石、宇根の大ソテツ、比屋定バンタ、宇江城城跡、五枝の松・・・。どこに行っても久米島は緑が多く、ありのままの自然の姿が残っているという印象だ。「石垣島は観光客を呼び込むために力を入れる方向を間違って、自然に手を入れすぎて壊すいっぽうよ。」と石垣に住む友人が嘆いていたっけ。石垣を始め、沖縄の離島が次々と観光客向けに開発されすぎる――もともとの自然が破壊される――傾向にあるから、久米島が次の対象として目をつけられるのもそう遠くではない気がする。この風景が壊されることなく残るといいけどな。



 ひととおり観光を終えたら、夜はママの店で夕ご飯を食べながら昼のゆんたくの続き。地元の野菜を使った島豆腐の白和えやゴーヤーチャンプルー、ゴーヤーサラダ、沖縄ソバのタコスミートがけなど、食べきれないくらいたくさんの料理がふるまわれた。かろうじて、お喋りにエネルギーを使ってカロリーが消費できたかな。翌日はみんなで海に行って採ったもずくを使った天ぷらをメインに、初日同様たくさんのご飯が並んだ。そのおかげ?で、わたしは確実に肥えましたわ。

 初めて久米島に上陸したことそのものも嬉しかったけれど、それ以上に、ママと再会して過ごした時間、千葉で一緒だった懐かしい仲間との時間が、わたしにとってかけがえのない思い出という宝物になった。きっとここで作った思い出が、今後のわたしの元気の源になるだろうな。