うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

暑い夏のおやつ・・・

2007-07-27 16:00:00 | Weblog


 台風が過ぎ去ってから、暑さの種類が変わったように感じる。朝、目覚めた瞬間からものすごい湿気が体にまとわりつき、部屋の中を少し歩き回っただけで汗がタラタラと流れてくる。梅雨時期も、暑い暑いとは思っていたけれど、汗のかき方はその時とは比べものにならないのだ。これが沖縄の夏本番だったかなと、流れ出る汗をふきながら少々気が滅入る。

 この暑さを和らげるには、おやつに「ぜんざい」をいただくのがイチバン。ん?ぜんざいって小豆を炊いた温かい食べ物じゃないの??って普通は思うよね。沖縄でいう「ぜんざい」は、いわゆる「氷ぜんざい」のこと。

 沖縄では、ぜんざいに使う豆は大粒の金時豆が定番。これに白玉だんごが入っていたら言うことなし。冷たくした炊いた金時豆の上に、ゴーカイにカキ氷を盛る。細か~く砕いた氷、食べ応えのある大粒の豆と柔らかい白玉だんご・・・それぞれの食感の違いを楽しめるのがいい。氷に練乳をかけて、さらに甘さを増した「ミルクぜんざい」がわたしのお気に入り。

 千葉に住んでいた頃は、夏だから暑いからといって「氷ぜんざい」を好んで食べることはなかったけれど、沖縄に来てからはすっかり定番の夏のおやつになりつつある。

 先日、名護市に住む友人宅の近くにある食堂でいただいた、ぜんざいが絶品だった。お年を召した夫婦で営んでいるその食堂は、地元の高校生や家族連れで賑わっていて、ほとんどの人がぜんざいを食べていた。なるほど、友人が言うようにぜんざいが有名なのね。

 もちろん、そこでもミルクぜんざいを注文。高く盛り上がった氷の山をくずしていくと、ゴロっとした金時豆、白玉だんごにたどりつく。わたし好みのものすごく細かい氷、豆、白玉だんごのそれぞれがしっかりと美味しくて、ボリュームがあるのに全然飽きない。ただ、食べ終わる頃には体が内側から冷え冷えで、早く外の暑さの中に戻りたくなったのだった。(続く)


初めての台風直撃!!

2007-07-20 11:00:00 | Weblog


 去る7月13日、沖縄に来て初めて、台風の凄さを体験した。ここ数年、沖縄本島には台風が直撃していなくて、不謹慎ながら本場の台風ってどんなんだろうって思っていたんだよね。

 いよいよ台風が上陸するだろうという前日、会社では窓からの浸水に備えて、サッシのところに新聞紙をきっちりと詰めた。窓の近くに置いているプリンタなども窓から遠いところへ移動。台風対策を終えて会社を出るころ、雨はパラつく程度だったけれど風がウワンウワンと唸っていた。このときはまだ台風直撃の怖さを知らないわたしは「台風、本当に上陸するのかな」なんて、半信半疑な気分で家路についたのだった。

 そして翌朝。ねぼけ眼でテレビのスイッチをパチリ。窓の外は視界が悪くてよく見えないけれど、今まで聞いたこともないような音を響かせて風が吹いているのが分かった。ニュースによると、飛行機もバスもモノレールもストップしている。公共の交通機関が止まったということは、会社には行かず自宅待機だ。

 その後はとにかくテレビに釘づけ。ローカルなのか全国放送なのか分からないけれど、ひっきりなしに台風情報が流れている。そうこうしているうちに、内地にいる友人たちから「台風直撃らしいけど、大丈夫?」といった内容のメールが続々と届いた。うぅ、みんな心配してくれてありがとう。

 と、その時。外で何かが壊れるような音がした。恐る恐るベランダの方を見てみると・・・。うわっ、ベランダに設置された隣との仕切りのパネルが見事に風の勢いで破壊されて、その破片がベランダに散乱している。窓は今にもバーンッと壊れるか、外れるかするんじゃないかという思うほどガタガタガタガタいっていて、わたしは部屋の中でビクビクしながら風が窓を打つ音を聞いていた。

 一夜明けて、台風一過の青空を期待していたのに曇天。午後からは雨も降ってきている。その日に内地から初めて沖縄へ遊びに来た友人を前に、この天気を残念に思った。さらに翌日、やっと晴れ。海を目指してドライブしてみると、そこここに台風が残した爪あとがある。自然の前に、人間は無力であるなぁと感じた。人間はどうしたって、自然を意のままにすることはできないんだよね。驕っている人間への戒めのようにも思える台風だった。 (続く)


収穫を楽しみに・・・

2007-07-12 11:30:00 | Weblog


 またまた北部に行ってきました!

 今年の初めに立てた「三線を頑張る」という目標。忙しさにかまけて実行できていなかったなぁと、ある日反省。後は実行あるのみ。早速、北部のお父さんへ連絡して、土曜日の夕方“やんばる”へ向かう。

 お母さんの元気な声にお出迎えしてもらって、まずはお約束?!ビールで乾杯。前菜として出されたサラダやチーズをつまみながら、三線を準備して1曲。ムムッ。譜面を見ないとあやしいな。こりゃ、頑張らないと!その日改めて、以前に歌のみで参加した「二見情話(ふたみじょうわ)」を新たな練習曲と決めた。お父さんが使っている工工四(くんくんしー)=楽譜をコピーしてもらって、とにかく練習。

 久しぶりに弾くたびに思うのだけれど、なんとも言えない三線独特の音色が本当に心をうつんだよね。歌の意味をかみ締めるように、ゆっくり、ゆっくりと丁寧に弾くことに集中した。

 しばらして、その日の晩御飯である手巻き寿司の用意がされた。モリモリと食べる。沖縄ではお刺身を手巻きするという習慣があまりないらしく、魚屋さんでさばいてもらったというお刺身は、普通の切り身の大きさ。細長くないけれどクルッと巻いてパク!もともと寿司好きのわたしには、とっても嬉しい贅沢な食事。だって、手巻き寿司って大勢でワイワイするから楽しいもの。一人暮らしじゃできないもんね。



 翌日は、3人の連携プレーでマンゴーの木を裏の山に植えた。お手伝い賃は、マンゴーの実がなってからの現物支給!! 楽しみだなぁ。おいしい実がいっぱいなるように、定期的に愛情を注ぎに行かないとね。作業の後、木陰でお茶を飲みながらのおしゃべりもまた楽しくて、ついつい時間を忘れてしまう。

 この日はとても活動的だった。海洋博公園の近くにある沖縄の民家を再現して設置している庭園へお散歩に。千葉の南房総にある母の実家を思わせる昔ながらの造りのお家だ。お茶と黒糖をいただきながら、のーんびり。観光客向けに置かれた三線をお父さんと弾き、昨晩の復習。とてもイイ訓練になる。現実離れした空間に、昔訪れた石垣島から渡った離島の旅を思い出した。(続く)


真夏日のドライブ

2007-07-05 23:00:00 | Weblog


 楽しみにしていた日曜日。ずっと行ってみたかった本島北部・本部町の高台にあるピザ屋さんへ行ってきた。朝9時、カンカンに晴れてドライブ日和。顔・腕・肩にしっかりと日焼け止めを塗って、いざ出発。

 那覇市内で友人と娘さん、名護市に着いてもう一人の友人を車に乗せた。偶然にもこの3人は、千葉で同じ会社に勤めていた仲間。もっとも、名護の友人は、少なからずわたしの沖縄移住に影響を与えてくれた人で、もはや腐れ縁だね。那覇市内の友人と娘さんは、沖縄生活2年目で、5歳の娘さんはすっかり“うちなーぐち”が染み付いていて、車中で聞く会話が微笑ましかった。子どもの言語習得能力って計り知れないなぁ。

 目的のピザ屋さんでは、お昼前だというのに混雑している。見晴らしのいい高台にあるので、眼下に望む海をバックに写真を撮ったり、青い海を眺めたりできて、待ち時間は苦にならない。沖縄の海が美しいとは誰でも思うことだけれど、梅雨が明けた後の海はまた一段とキレイ。特にこのあたりは、那覇に比べて空気も澄んでいるように感じるから、海の青さが際立って見えた。

 少し待って、縁側に据えられた席に落ち着く。ピザは1種類のみ。薄いけれどモチッとした生地に、チーズや野菜のバランスがいい。見た目はけっこうボリュームがあるのに、お腹がもたれないのも嬉しい。ピザのおいしさもさることながら、一緒に頼んだ生アセロラジュースが絶品。これまで飲んだアセロラジュースとは全然違う、「生」の酸味を存分に堪能できる味わいだった。

 案内された場所が良かったので、目の前に広がる一面海の景色を見ながら、おいしいピザにジュースをいただけるという最高のロケーション。女3人、小さい子もいるからついつい長居をしておしゃべりに高じる。

 せっかく北部までやってきたからと、食後は海洋博公園まで足を伸ばしてイルカのショーを見た。イルカたちは涼しそうだけれど、見ているこちらの体には、ジリジリジリジリと午後の強烈な陽射しがささる。夕方になっても弱まることのない太陽の光に、沖縄の真夏というものを再認識。暑さに負けない体力づくりをして、まだ始まったばかりの夏、長ーい夏を思う存分満喫したいものだわ。(続く)