韓国旅行の前回、釜山の沖に出ました。そのままずっと日本の方に向かってしまいます。どこまで行くかというと、韓国に一番近い日本「対馬」です。実は対馬と韓国の釜山は国際航路で結ばれています。これは日本の船会社のものではなく、韓国の大亜高速海運による運行です。なんせ釜山から見た対馬は、チェヂュ島よりもずっと近いのです。それでリゾート地としての振興を考えたのかもしれません。結果的に韓国からの観光客は年々増えているようで、昨年は対馬の人口とほぼ同数の3万9千人が来島したとの事です。その近さを実感してみたくて、対馬を経由して韓国に行ってみようと思い立ったわけです。4年前のことでした。今回はそのお話をいたしましょう。
まず対馬に行かなければなりません。調べてみると、博多から対馬に行く船は、厳原港行きと比田勝港行きという二つがあるようでした。簡単に言うと厳原が南で比田勝が北です。そして比田勝には博多から夜行のフェリーが出ている事がわかりました。これは使えます。青春18切符で夜中までに博多に行って、夜行のフェリーで一泊して、対馬を少し観光して、昼間の船で釜山に行く。グッドアイディアです。
ということで実行。博多⇔比田勝というフェリーは割と小さなものでしたね。朝早く比田勝港に着きました。韓国が見えるという「異国が見える丘」というところに行ってみたのですが、天候が悪く残念ながら見えませんでした。対馬⇔釜山という国際航路は、厳原⇔釜山と比田勝⇔釜山が交代で運行されています。比田勝⇔釜山という便はこの日ではなく次の日の運行でした。何か勘違いをしていたのかもしれません。
それで厳原まで行ってみる事にしました。同じ対馬とはいえ比田勝⇔厳原は6~70キロあります。バスでしたが結構な長旅でした。厳原に着いてぶらぶらとしていたのですが、そうすると日本聖公会厳原聖ヨハネ教会が目に付いたのでぶらりと入ってみました。牛島さんという方が応対してくださいました。もちろんはじめてお会いしたのですが、何か以前から知っていたようにいろいろお話をさせていただきました。私としてはその日の宿の事が気になっていました。もちろんホテルに泊まればよいのですが、なんせ相変わらずの貧乏旅行です。それでしばらく経ったところでおそるおそる切り出してみました。「すみません、今晩ここに泊めてもらえないでしょうか?」そうすると牛島さんは、何でそんな事聞くんですか?という顔で、「最初からそのつもりでしたよ」
ということで、その晩楽しくおしゃべりをしながら泊めていただいたというわけです。実は牛島さんとはその後も(勝手ながら)親交を持っていて、彼がブログをしているのを見ていて、私も啓発されてやってみようという気になったわけです。
あくる朝、牛島さんが車であちこち案内してくださいました。対馬って本当に良いところです。牛島さんはその日九州に行くという事で、お別れして私は再び比田勝に向かいました。ところが比田勝港の釜山行きのカウンターには紙切れ一枚
「時化のため本日欠航」
次の釜山行きの便は翌日厳原からです。しかたなしに再び厳原に戻りホテルで一泊して、ついに念願の対馬→釜山という高速船に乗ることが出来ました。案の定韓国はあっという間でした。新潟⇔佐渡の高速船くらいの感じです。ほとんどは韓国からのお客さんのようでしたね。
対馬は、「経由」だけのつもりだったのに結構な「滞在」になってしまいました。でもそのおかげで対馬をいろいろと味わうことが出来ました。いつかまた訪ねてみたいところですね。
P.S.韓国旅行の次回は慶尚北道に進みます。
まず対馬に行かなければなりません。調べてみると、博多から対馬に行く船は、厳原港行きと比田勝港行きという二つがあるようでした。簡単に言うと厳原が南で比田勝が北です。そして比田勝には博多から夜行のフェリーが出ている事がわかりました。これは使えます。青春18切符で夜中までに博多に行って、夜行のフェリーで一泊して、対馬を少し観光して、昼間の船で釜山に行く。グッドアイディアです。
ということで実行。博多⇔比田勝というフェリーは割と小さなものでしたね。朝早く比田勝港に着きました。韓国が見えるという「異国が見える丘」というところに行ってみたのですが、天候が悪く残念ながら見えませんでした。対馬⇔釜山という国際航路は、厳原⇔釜山と比田勝⇔釜山が交代で運行されています。比田勝⇔釜山という便はこの日ではなく次の日の運行でした。何か勘違いをしていたのかもしれません。
それで厳原まで行ってみる事にしました。同じ対馬とはいえ比田勝⇔厳原は6~70キロあります。バスでしたが結構な長旅でした。厳原に着いてぶらぶらとしていたのですが、そうすると日本聖公会厳原聖ヨハネ教会が目に付いたのでぶらりと入ってみました。牛島さんという方が応対してくださいました。もちろんはじめてお会いしたのですが、何か以前から知っていたようにいろいろお話をさせていただきました。私としてはその日の宿の事が気になっていました。もちろんホテルに泊まればよいのですが、なんせ相変わらずの貧乏旅行です。それでしばらく経ったところでおそるおそる切り出してみました。「すみません、今晩ここに泊めてもらえないでしょうか?」そうすると牛島さんは、何でそんな事聞くんですか?という顔で、「最初からそのつもりでしたよ」
ということで、その晩楽しくおしゃべりをしながら泊めていただいたというわけです。実は牛島さんとはその後も(勝手ながら)親交を持っていて、彼がブログをしているのを見ていて、私も啓発されてやってみようという気になったわけです。
あくる朝、牛島さんが車であちこち案内してくださいました。対馬って本当に良いところです。牛島さんはその日九州に行くという事で、お別れして私は再び比田勝に向かいました。ところが比田勝港の釜山行きのカウンターには紙切れ一枚
「時化のため本日欠航」
次の釜山行きの便は翌日厳原からです。しかたなしに再び厳原に戻りホテルで一泊して、ついに念願の対馬→釜山という高速船に乗ることが出来ました。案の定韓国はあっという間でした。新潟⇔佐渡の高速船くらいの感じです。ほとんどは韓国からのお客さんのようでしたね。
対馬は、「経由」だけのつもりだったのに結構な「滞在」になってしまいました。でもそのおかげで対馬をいろいろと味わうことが出来ました。いつかまた訪ねてみたいところですね。
P.S.韓国旅行の次回は慶尚北道に進みます。
自分のことが書いてあると気恥ずかしいですね。今は結婚したので、遊びに来るときはひとこと連絡がほしいですけど、
ちゃんとゲストルームが屋根裏部屋に作ってありますんで、いつでもまた遊びに来てくださいね!
どうぞ気をつけて帰ってきてくださいね。