柏崎「萬来」カツカレー大盛り

 

先日萬来でカツカレー普通盛り（１０５０円）を食べたが、その時お腹に少し余裕があったので「私はもしかしたら大盛り（１３５０円）も食べられるのかもしれない」と思ってしまった。そう思うといても立ってもいられなくなる。

あまり他の人に見られたくないので、１１時過ぎの開店一番に行ってみた。

「カツカレー大盛お願いします」
「カツカレー大盛？」

なんだか、びっくりしたような返答をされた。普通、食堂でメニューにあるものを注文したら、そういう事は無いだろう。

「残さないでね」
「食べ切らないかもしれないけど、挑戦してみます。この前普通盛りは楽に食べられたので」

という事で注文が通った。実はこのお店はこの注文を通すのがすでに困難な事なのだ。

カツを揚げたあとご飯盛が始まった。以前にも一度目にしたことがあるのだが、お皿にご飯を山盛りに盛って、それを両手でぎゅうぎゅう押し固めている。そしてその上にこれもまた激量のキャベツを乗せて、更にまたそれをぎゅうぎゅう押し込んでいる。

キャベツを乗せたところを激写。



カツは山腹にへばらせて、それも押し込んで、その上にルーをたっぷり掛けるのである。このルー掛け作業は一人ではできない。なぜなら皿からこぼれそうなルーを、スプーンで皿にとどめる役も必要だからである。

「おまちどうさまでした。カツカレー大盛です」　　　

　　　　　　　　

では大盛りの画像を、いろいろな角度からとくとご覧いただきたい。

カツ右側の画像。






カツ左側の画像。





ちなみに６日前に食べたカツカレー普通盛り。





恐怖の普通盛りが小さく見えてしまう。

さて、話しを元に。まずはカツを一切れ。



揚げたてでジューシー。

へばりついたカツ。



何かカツが普通盛りより分厚いみたいにも思える。いつものようにまずはカツを片付ける。なぜならカツを後に残して完食するのがいかに困難であるかを十分に心得ているから。

カツの後はキャベツ。普通盛りに比べればはるかに多い。ご飯と合わせながら食べ、やっとキャベツを食べきった。さあこれからこの残りの大量のご飯をどうやって・・・・。　


（画面クリックで大きな画像になります）

ルーが足りな目なので、この前と同じように酢を掛けて酢飯にして食べ進めた。

ご飯が減らない。



考えてみればご飯をぎゅうぎゅう固めていたわけだから、密度が高いのである。巨大なおむすび　（ハンドボールのボールぐらいだと言っても大げさではないかもしれない）　みたいなものだ。見た目よりずっと量が多い事になる。どう考えてもこのご飯、普通盛りの倍以上はあるんじゃないだろうか。

３０分ぐらい経ったところで暑くもないのに汗が出てきた。　　　　　　脂汗というものだろうか？

もう噛んでも噛んでも喉に入っていかない。コップの水で流しこんだ。

考えが甘すぎた。天山のジャンボもやしラーメンもこのカツカレーに比べたら可愛いもんだ。これは正直完食は無理である。そう思ったらとたんにモチベーションが落下した。

「ギブアップします」

最後の写真を撮り忘れてしまったが、弁当用のプラ容器をいただきそこに白飯を入れると、容器が一杯になった。

なんだか身体中に食べ物が詰まっている感じだ。まあでも、夜は夜でお腹が別になっていたが。

持ち帰ったご飯は翌朝いただいたが、これだけでも結構あった。１３５０円でこれだけ食べられたから、まあ得した気にはなったが、弁当箱持参でも良いからもう一度挑戦するかと言われても、今はとってもそんな気にはならない。

このカレーを完食する人っていったい・・・・・・・。

フードファイター高橋実桜さんのブログ記事

＊皆様にお願い　最近萬来のカツカレー目的に興味本位で来店し、こわいもの見たさだけで注文し、大量に残すケースが多く、お店で困っているという話を聞きました。カツカレーの食べ方ですが、カツから征服する事をお薦めします。食べきる自信の無い方は、持ち帰り用パック持参もいいかもしれません。愛されている萬来のカツカレーが、これからもずっと存続する事を願いつつ。2009.10.10

新潟県柏崎市の大盛り・デカ盛り店「萬来/ばんらい」

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