憂国じいちゃんの広場

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自民党内からやっと舛添批判の大合唱、自民党内人気と世論の乖離は何故だ?

2010-04-17 07:23:45 | Weblog
 遅まきながら自民党内で舛添批判が湧き上がっている。私は当ブログで舛添批判を続けてきており、4月7日にも自説を掲載したばかりだ。自民党内も舛添氏の行動が党益に反するとやっと気付いたようだ。自民党両議員総会で出た舛添批判は次のようなものだ。
 「一番大事なことは、いかに結束を乱す『がん細胞』を早く除去するかにかかっている」
 「離党されると党に痛手? チョロチョロされる方がもっと痛手よ」
 「新党などは、よほどの覚悟がないと言うべきでない。いつもこういう発言をしていると  『オオカミ中年』と言われる」など。と言うものだ。
 TVのコメンテーターからも「話題先行で行動が伴わない」「総裁の座を狙うパフオーマンス」他には「国政では見通しが立たないので、今は都知事狙いに変更したのでは」・・・等々喧しい。
私が舛添氏を批判する第一の理由は彼の政治理念が「弱いものの立場に立たない、強者の理念」だからである。彼と同じ立場の自民党からの批判は、当然ながら彼の政治理念に対してではなく、言動が党益に反すると言う矮小化されたものだ。
 マスコミは、彼の行動力、決断力の無さについて主に批判している。ところが国民が舛添氏に期待するものはその、行動力、決断力であり彼なら何かやってくれそうだ、というものだ。と言うことは、マスコミは彼が国民の期待するような人物ではない、と宣言していると言えるだろう。

 ところで舛添氏の狙いは、国民の人気の高さを背景にするなら、直接選挙制の都知事狙いでこの線は大いにありそうだ。ここは一つ東京都民の賢明な判断を期待したいものだ。

 加えて、舛添氏を次期首相に推す国民にも申し上げたい。舛添氏の言動、行動を十分に理解し、何故舛添氏を支持するのかをシッカリ意識して欲しいものだ。誰にも、当然ながら舛添氏にも長所や優れたところは在るだろう。一方短所や、評価できない理念、言動も在る。これらを十分理解し他とも比較した上で行動して欲しいものである。人気投票ではなく、一国を任せる首相は誰が相応しいかを選ぶのである。国民としてそれなりの自覚を以って判断して欲しいものだ。