米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する全国集会が30日、都内の日比谷公園であった。県内外の平和団体などから約6000人が集まり、名護市長選の結果を民意として尊重し、「県民の痛み」を受け止めて政策判断するよう鳩山政権に求める決議を採択した。と報道されている。
一方で平野官房長官の「選挙結果を斟酌しないとか、法律に従ってとか」沖縄県住民を逆撫でする様な発言が問題になっている。私はこの発言よりも、首相と外相が候補地選定には「日本だけでなく、極東地域を含めた抑止力についての配慮が重要だ」との発言の方により問題が大きい、と当ブログで何度も述べてきた。私の主張は「いくら海兵隊とは言え、一基地だけの移設問題で、黄門様の印籠がごとく抑止力問題を持ち出すのは的ハズレだ、海兵隊司令官さえ日本に在る必要ないと言っているのだ」未だこの疑問に二人は適切な回答をしてくれていない。
ところが、朝日新聞1月28日のオピニオン欄で、「普天間の核心 海兵隊の抑止力を検証せよ」と題した記事が掲載されている。著者は柳沢協二さんで、肩書きは防衛研究所特別客員研究員である。この主張は防衛問題専門家の立場から、今までの不実を反省し今こそ「安易に黄門様の印籠のように、抑止力を使うべきでなく、抑止力とは何かを先ずは検証をすべきだ」と言う真面目で秀逸な主張だ。記事はぜひご一読いただきたいが、要点だけご紹介したい。
①普天間基地移設問題の核心は、抑止力をどう考えるかにある。
②「海兵隊が抑止力」と言う考えの本質的な意味は、いざとなったら海兵隊を使うと言う覚 悟が有ると言うことである。
③専門家は、抑止力はあいまいな方が抑止力に役立つと言うが、地元にとって基地はあいま いは許されない現実の問題だ。
④アジア諸国の中にも、海兵隊のプレゼンスを望む声がある。だが沖縄で無ければならな い理由にはならないし、本来の意味の抑止力でもない。
一方で平野官房長官の「選挙結果を斟酌しないとか、法律に従ってとか」沖縄県住民を逆撫でする様な発言が問題になっている。私はこの発言よりも、首相と外相が候補地選定には「日本だけでなく、極東地域を含めた抑止力についての配慮が重要だ」との発言の方により問題が大きい、と当ブログで何度も述べてきた。私の主張は「いくら海兵隊とは言え、一基地だけの移設問題で、黄門様の印籠がごとく抑止力問題を持ち出すのは的ハズレだ、海兵隊司令官さえ日本に在る必要ないと言っているのだ」未だこの疑問に二人は適切な回答をしてくれていない。
ところが、朝日新聞1月28日のオピニオン欄で、「普天間の核心 海兵隊の抑止力を検証せよ」と題した記事が掲載されている。著者は柳沢協二さんで、肩書きは防衛研究所特別客員研究員である。この主張は防衛問題専門家の立場から、今までの不実を反省し今こそ「安易に黄門様の印籠のように、抑止力を使うべきでなく、抑止力とは何かを先ずは検証をすべきだ」と言う真面目で秀逸な主張だ。記事はぜひご一読いただきたいが、要点だけご紹介したい。
①普天間基地移設問題の核心は、抑止力をどう考えるかにある。
②「海兵隊が抑止力」と言う考えの本質的な意味は、いざとなったら海兵隊を使うと言う覚 悟が有ると言うことである。
③専門家は、抑止力はあいまいな方が抑止力に役立つと言うが、地元にとって基地はあいま いは許されない現実の問題だ。
④アジア諸国の中にも、海兵隊のプレゼンスを望む声がある。だが沖縄で無ければならな い理由にはならないし、本来の意味の抑止力でもない。