お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
どちらも私の世界
お茶の子ワールドに遊びに来てください!

2024/01/29

2024-01-29 02:33:00 | Weblog


頂きものの蝋梅の香りに癒されていると、庭の紅梅が咲きました。
水仙.椿など寒い時に咲く花は健気で愛おしいものです。


去年までしげっていた葉をこれでもかと、切り詰めた玄関先の椿ですが、がんばって花をつけています。
去年から読んでいる桑原水菜さんの「遺跡発掘師は笑わない」シリーズが9冊目になりました。
その昔、遺跡発掘のアルバイトをしたことがあるという事を思い出してワクワクします。
去年読んだ「恋ふらむ鳥」は、桓武天皇の時代が舞台で、恥ずかしくもあまり知らなかった百済の王朝が滅んだ前後、百済の王子たちが日本に亡命してきた頃を興味深く読みました。
 東北大震災の後の発掘調査を扱った巻では、その桓武天皇の「手の指」が発掘された?遺跡発掘師の掘り出す物はびっくりするようなお宝ばかり、史実を積み重ねて小説家の想像力の作り出す世界には思わず引き込まれてしまうよう。百済の王朝の再興を計る王家の血筋の者が現れて、私の中では「恋ふらむ鳥」と繋がったのでした。
朝の同行散歩をさせていただいている本田さんの膨大な読書の一部を覗いているだけだが、彼女のお勧めにはハズレがない、私の狭い世界が広がるようだ。
海堂尊著の「奏鳴曲」も、同時代を生きた森鴎外と北里柴三郎を、膨大な資料をもとに奥行きをもって描き出している。カッケという症状がそれをもたらす細菌よるのものと考えられていた時代があったのです。医療の、未知のものに対する姿勢を問われている。作者はコロナに対する姿勢にも言及している。陸軍と海軍のカッケ患者の数の差をみても、なお自分と上司の保身を優先させ、陸軍の食事を白米主食に固執した結果、陸軍では多くのカッケ患者を出し続けた。その陸軍のトップの座に鴎外は8年居た。


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