夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

お山参詣実行委員会

2012-02-26 15:50:30 | つれづれなるままに
2月25日(土)

 2月もいよいよ終盤である。毎年思うことだが、私の産まれ月は通常の月よりも2日ないしは3日短い。これは閏年(うるうどし)という西暦を400で割り切れる年のことを言うと書かれている。4年に一度というわけではないらしいです。

 さて、この日お山参詣実行委員会の申請する補助金申請書に絡む基本的な考え方を確認するために、主要な役員に集まっていただき意見を徴しました。
 65年前の昭和22年に私の現在居住する町会で、「お山参詣」を挙行したと聞いいています。

 お山参詣とはそもそも「岩木山」は、安寿・厨子王の伝説を残す信仰の山。祀られているのは安寿姫。全国の山には主に女性の神が祀られています。だから昔は、岩木山には女性が入れなかったとか…

 今は、岩木山は老若男女、心のやさしい人であれば、どなたでも受け入れる心の広い「お山」です。

お山参詣のあらまし  重要無形民俗文化財(昭和59年1月)

 津軽地方の人々にとって「岩木山」はかけがえのないシンボルであり、古くから「お岩木山」とか「お岩木様」と慣れ親しまれてきました。

旧暦の8月1日には、「五穀豊穣」「家内安全」を祈願して、この「お岩木様」に集団登拝する行事が「お山参詣」・「ヤマカゲ」といわれている行事です。(岩木町観光協会ホームページより)

 その行事を今年町会で8月25日に行うことが、年初めの総会で決まりました。とかくこの時代殺伐とした風潮がはびこって、人と人の心の距離が縮まろうとせず離れるばかりです。そういう時代にあって、みんながひとつの心を持ってお山参詣を実行しようと決めたのです。

 総勢120名ほどの人数でご幣や紅白の餅、五色の旗などを分担して行列を組んで、岩木山神社を目指します。

お山参詣の唱文
懺悔懺悔(サイギサイギ)
六根懺悔(ドッコイサイギ)
御山八代(オヤマサハツダイ)
金剛道者(コウゴウドウサ)
一々礼拝(イーツニナノハイ)
南無帰命頂礼(ナムキンミョウチョウライ)

 リーダーの掛け声に合わせて、みんなで唱文を叫びながら進んでいくのです。

 さて私どもの町会には民俗無形文化財「獅子踊」が継承されています。しかしこの会も次第に若者の継承が難しく、平均年齢が高くなってきています。もう一度人と人が濃密な関係を持てることが、この後継者問題の緒ではないかと考えています。ぜひ成功させたいと念願しています。


 


 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。