徳ちゃん繁昌リポート

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【現場通信記】売り切る努力で最終粗利稼ぐ

2015年05月12日 | 仕事モード
生鮮食品の見切り処分は時間と量で決まる。夕方のピーク過ぎた時間帯に、在庫量に応じて売り切る体制を取るのですが、安易に割引シールを貼ったり、値段を下げればいいんだ?という考えでは最終粗利は残りませんね。

指導現場では、安くする前に通常売価で売り切る工夫やアイデアを手取り足とりアドバイスしています。そのひとつは販売している場所を変えること。販売什器の中でも客が一番目につく一等地に売りたい商品を移動させたり、客の目が留まる場所に分散して販売するというやり方です。さらには販売の量を変える売体変更。大(パック)→小(パック)に、あるいは小(パック)→大(パック)に変えるのです。2個よりどり3個よりどりで数をまとめて売り捌くバンドル販売や一物三価という発想もあります。それ他にもいろいろと手はありますが、このような売り切る努力を講じて最終的にようやく割引きという手段を講じるのです。

ちなみに今の商売は天候や温度マーチャンダイジングで事前に明日の客数予測を行い、発注や製造数のコントロールを行い極力無駄な値引きや廃棄ロスを防ごうとしています。どんなに粗利を稼いでも大幅なロスが出てしまうと何しているのかわかりませんからね。

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