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ウズベキスタンの混乱で数十人が死亡 (BBC)

2005-05-14 11:35:09 | 中央アジア・ロシア関連
ウズベキスタン国軍はアンディジャン市を再び征圧したが、数十人の死者と負傷者が出た。
カリモフ大統領は、アンディジャン市中心部の広場のデモ隊を排除するため自ら指揮をとったと述べた。
アンディジャン市の中心部には、数千人の群集が生活環境の改善を求めて集まった。
軍が大群集に向けて発砲し、武装したデモ参加者達と交戦する前の衝突で9人が死亡。
木曜の夜に市の刑務所が襲撃され、イスラム過激派メンバーという嫌疑で習慣されていた23人の地元民を含む数千人の囚人が解放されてから、アンディジャンの緊張が高まった。
ウズベキスタン当局は、「抵抗勢力」と当局が言うところのデモ隊との交渉を拒絶した。
暴力は、国際的な関心を呼び起こしている。アメリカのホワイトハウスのスポークスマンのスコット・マクレランは、双方に自制を求めた。さらに平和的手段でより民主的な政府が実現されることを付け加えた。
一方EUは、ウズベキスタンのカリモフ大統領を、人権や法に対する配慮が不十分で、貧困の軽減に努力していないと非難している。
暴力は、金曜日に、「公正」と「自由」を求めてアンディジャンの広場に数千人の群集が集まったあとで勃発した。
デモ隊が占拠した市長のオフィスがある広場に、ウズベク軍を乗せた武装車両が到着し銃撃が始まった。
ウズベク当局によれば、その日の早い時間帯の衝突で9人が死亡し34人が負傷したと発表した。目撃者は、軍が群集に向けて発砲した時、広場にいた人々のようすを「無差別に発砲され、血まみれの死体が側溝に横たわっていた」と語っている。
病院関係者は、BBCに対して数十人が死亡し、それ以上が負傷したと述べている。
AP通信は、近隣市町の医師たちがアンディジャンに呼び集められたとリポートしている。
カリモフ大統領(米露双方と同盟関係にある)は、アンディジャンに飛び、空港でデモ征圧の指揮をとったと伝えられている。未確認情報では、その後大統領は首都タシュケントに戻ったということだ。
カリモフ大統領は、昨年激増した自爆攻撃に対して、イスラム過激派によるものとして、警備を強化している。
しかし、カリモフ大統領への評価は、その政策は多くの貧しい市民の間の緊張を高めているというものだ。
アンディジャンがある地域は、常に首都タシュケントとは反目する関係にある。
政府は数千人の若者を、イスラム過激派という容疑で拘束しているものと思われるが、彼らの多くは地域では中心的な役割を果たしている者たちだ。
隣国のタジキスタンとキルギスタンは、騒ぎの波及を恐れ国境を閉鎖している。 (BBCのサイトから)

カリモフは、米ロ双方にパイプがあるので、ウズベキスタンに強く言えるのはEUだけ? カリモフは力ずくでアンディジャンを制圧したようだが、これで済むのか?

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