この話をいつ切り出そうか。
話せば長くなるのでなやんでいた。
しかし、状況が改善したので、
ここでまたひとつりんこの身の上を語ろうと思う。
あえてトラウマのカテゴリーには入れていない。
りんこのイタい性格を嗤ってやってほしい。
母親の影響で化粧=悪と刷り込まれていたりんこ。
年頃になってもスキンケアの情報がどこからも入ってこない。
そんな話をする友人もなし。
てかりんこ自身興味がなかったのかな。
多少のにきびになやんだ青春時代。
洗顔が基本ということも知らず、
水洗いに盗んだ(!)化粧水をつけて肌を荒らした。
そんな肌をみて嗤う母親。
改善へのアドバイスはなし。
働くようになり自分で購入した化粧品もいまいち肌にあっていないようで。
そんな折、手にした一冊の本。
船瀬「危ない化粧品」シリーズ。
と に か く 化粧品は体に悪いの一点張り。
いまから思えば科学者でもない消費生活評論家??のトンデモ話にコロリとだまされたりんこ。
肌が荒れるのは化粧品のせい。
すべての化粧品をやめれば肌本来の力でぴかぴかによみがえる。
これに洗脳されたりんこ20歳。
洗顔は純石鹸。
これは今でもずっと続けている。
そして化粧水の類は何もつけない!!!
夏でもお肌かっさかさ。
しかし、洗顔後にかさかさになるのは、
今まで化粧水をつけていたために肌本来の保水力が弱まっているから。
そのうち肌が自然にうるおってぴかぴかに・・・。
なる!と信じて15年。
15年の歳月が流れた・・・。
2,3年で気づきなさい、りんこ・・・。
冬には粉をふいているのにいつかいつか潤う肌にと思い続けて15年。
りんこの超乾燥した肌を見ても誰も救いの手はさしのべてくれなかった。
口の周りにふいた粉(かんそうしてめくれあがった肌)をとるために、
あろうことかりんこはセロテープでぺたぺたと取っていた。
いや、ひとりいた。
りんこに親切にアドバイスしてくれた人が。
それはイギリスに留学したときのクラスメイト。
イラン出身のスウェーデン人。
薬学博士の資格があったような。
「リンコ、お肌がかさかさだから薬局で薬を買って塗りなさい」
親切だった・・・。
そう。りんこがこの思想に15年も取り付かれた最大の理由。
それは、化粧品を買うお金がもったいない。
少なくともこの美容法(???)ならお金が一銭も(石鹸代のみ)かからない。
それにつきる。
もうあほかと。
お金を払った化粧品が肌に合わなかったらと思うとくやしくて。
しかも荒れた肌をしばらくさらさなければいけないなんて。
そしてもう1つ苦い思い出が。
「あぶない化粧品」の中に、手持ちの化粧品販売会社に内容証明を送りつけて、
化粧品代金の返金を求めましょう。カンタンカンタンと書いてあるのを真に受けて、実行した。
そしたら化粧品を買った小売店から電話で呼び出し食らって、
とっちめられた。
・・・もう思い出したくないや。
こんなりんこもアイブローと口紅は欠かしたことがない。
眉毛は高校のときから毛抜きで整えてぬかりなし。
口紅はパレットで色を調合して紅筆でぬる気合のいれよう。
しかしぼろぼろのお肌ではなあ・・・。
そんなりんこに転機が訪れたのは、きいろの幼稚園入園。
周りはきれいなママばかり。
出産して3着のワードローブしかなかったりんこの服が、
どんどん増えていった。
もともとりんこはおしゃれ好き。
これってセンスだから。
りんこは自分でセンスがいいと思ってますから、はい。
今までの無防備な公園かよいが祟り、
気づけば肌はしみまるけ。
日焼け止めはできればぬりたくない。
でも素肌では怖くていられない。
せめて、保湿だけはしなくてはと、
その化粧品の選定に1年悩んだ。
そしてたどり着いたのがオルビス。
サンプルを慎重に吟味して、
アクアフォースのMに落ち着いた。
今、使い始めて一ヶ月がたとうとしているが、
明らかに肌のつやが違う。
毎日のスキンケアが楽しくてならない。
ご静聴ありがとうございました。