どきどきワイン熟成中!

不定期ですがワインの熟成度合いもティスティングしていきます。

■Vol,1 2006シャルドネ アンウッディド

2007年02月24日 14時36分40秒 | ・シャルドネ アンウッディッド
都農発、日本の自然派ワイン。
シャルドネ アンウッディド


2006年産のシャルドネ アンウッディド ティスティングコメントが
ソムリエ 馬場博幸さんより届きました♪

ティスティング日時:2007.2.10



■淡いエメラルドのような色合い
やや緑がかった爽やかなイメージの出来る色合いで、淡いエメラルドのような鮮やかさが特徴的です。

■ミントやパイナップルのような甘い香り
次に香りは、’06はとても香りの主張を強く感じ、例年になく芳香性が高いです。グラスに注ぐととても広がり心地よい!最初に飛び込んでくる香りは、八朔やレモンなどの柑橘系にミントやセージ、コリアンダーなどのハーブ香を感じます。
そして、徐々にミネラルが存在感をアピールし始め、時間の経過とともにパパイヤやパイナップルなどの南方系のフルーツを感じさせられます。キンモクセイの香りも感じる、良く出来た年であるのがうかがえる豊かな香りです。ミネラルの量がとても豊富で、フランスのシャブリのニュアンスを持っているかのようです。

■酸味の後のヴォリューム感と溌剌とした口当たり
口に含むと出来立ての証、弱冠の発泡性を感じ、酸と果実味のバランスがとても良く絶妙。
ぶどう本来の美味しさがよく表現されているのではないかと思います。りんご酸とミネラルが融合されて出来たような酸味の強さがとても特徴的で、味全体を支配しています。特に余韻においては、あっぱれなほどミネラルの主張が治まりません!
ミネラルなどの鉱物的要素は、とてもシャープなイメージを連想させられます。そして、青リンゴを食べたときのような酸味は、フレッシュであり、元気良くはつらつとした、とても明るい印象を受けます。酸味の後のヴォリューム感と粘性は、シャルドネの個性を感じさせられます。

■熟成は。。。
しっかりとした骨格のあるミネラルが、充分に熟成を促すと思います。3~5年は充分に変化をしながら楽しめそうです。

■クリームパスタ、味噌仕立て鍋とあいそう!
あわせるお料理としては、今の時期なら味噌仕立ての鍋も面白そうです。また、ウニのクリームパスタやシチュー、豚肉のしょうが焼きやこれからの春野菜の天ぷらなども楽しめると思います。ワインは、冷やしすぎてはシャルドネの旨味が半減されますで、8℃~12℃ぐらいがオススメ!

ソムリエ 馬場博幸



これから、定期的にティスティングして、
どのように変化していくのか見ていきたいと思います。

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■Vol,1 2006 マスカット・ベリーA エステート

2007年02月24日 14時25分29秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
自然に学ぶ土づくりによって育まれた、
風味豊かな都農の自然派ワイン。
2006 マスカット・ベリーA エステート


2006年産のマスカット・ベリーA エステートのティスティングコメントが
ソムリエ 馬場博幸さんより届きました♪

○ティスティング 日時:2007.2.10

 

■明るい赤紫色がとても魅力的!
グラス越しに見ると、明るい赤紫がとても印象的な色調で、魅惑的です。

■チェリーやクランベリー、ラベンダー・・・あふれ出る香り。
昔懐かしいチェリーのチューイングガム的香りやクランベリー、また蜜のような糖分の香りもあります。その中に、堂々としたミネラルが中心的存在でアピールしています。フローラルな部分もあり、スミレやラベンダーのようなハーブ、緑色野菜や鉄分の香りも感じます。

■引き締まったクリーンな口当たり
アタックはキュートな酸が口中に広がり、その後に閉じ気味の果実味が顔を出します。
まだまだこんなものではないと、主張しているかのように感じさせるほどです。現段階では、引き締まった酸が全体を上手くまとめており、とてもクリーンな印象を受けます。弱冠の植物的要素も感じられ、味わいのアクセントの要因になっています。
フランス、ロワール地方のカベルネ・フラン、シノンやブルグイユのように感じられます。
酸味が特徴的ですので、新世界のワインというよりは、旧世界の北のワインに感じさせられる印象があります。

■熟成は。。。
酸をしっかりと含む味わいに仕上がっているので、3~5年は充分に熟成しながら、楽しめると思います。

■鹿刺し、猪鍋にもあいそう。
鹿刺しや猪鍋に合わせてみると美味しく楽しめそうです。全体的に考えてみると、レアのお肉は魅力的ではないかと思います!また、シェーヴルなどのチーズに合わせてみても楽しめそうです!ワインは、12℃~18℃ぐらいで幅広く楽しみたいものです。

ソムリエ 馬場博幸



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どのように変化していくのか見ていきたいと思います。

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■vol,2 2005 マスカット・ベリーA エステート

2007年02月09日 16時25分47秒 | ・マスカット・ベリーA エステート
■2005年は、ビックビンテージでした。
2006国産ワインコンクールで銅賞を受賞した、2005年マスカット・ベリーA エステートは、力強く、しっかりとした味わいでした。ぶどうも良く、風味豊かなぶどうでした。醸造では、色や風味を生かす醸造をしてきて、5ヶ月間、タンクで熟成させ、瓶詰しました。

いきいきとしながら、しっかり熟成してきています。美味かった♪
特に口当たりの収斂性(口の中に感じる渋み)が増し、飲み応え充分。
肉料理に相性抜群の2005年マスカット・ベリーA エステート。
2005年産は、只今完売しておりますが、2006年産が今月末にリリースされます♪
では、早速コメントを・・・

■以前のティスティングコメントは、こちら

ティスティング日時:2007.2.8 16:00


●透けて見えないほどの黒味を帯びた赤紫色
黒色を帯びた、赤紫色をしています。以前に比べ、黒さが増し、光に照らすとややオレンジがかったニュアンスもあります。色を見て熟成がすすんでオレンジが強くなったというより、鮮度がそのまま維持されてしっかりとした赤紫色をしています。

●ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも感じる香り
香りは、抜栓直後は、植物的なニュアンスやドライハーブ、ラズベリーのような香りが最初に感じるのですが、時間とともにブルーベリー系の香りから干しぶどう、プルーン、干したイチジクのような香りがムズムズと顔を出します。と同時に、グラスのふちからは、ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも気持ちよく感じます。

●グラスの中で空気と触れながら変わる味わい
味わいは、酸味、タンニンの角が丸くなってきているのですが、口を引き締めるような粘性のあるアタックを最初に感じます。それらがスーッと引いて、丸くなった酸味が心地よく口の中に残ります。香りと同じですが、抜栓してグラスで空気と馴染ませていくと、味わいも変わってきます。口当たりも柔らかく、心地よいタンニンと酸味が口に広がり、ブルーベリーやプルーンのような風味を感じます。

●じっくりとした変化が期待できます
今後、益々熟成してくると思います。色も味わいも力強く、いきいきとしているので、ビンの中でじっくりと変化してくると思います。
今回のティスティングでは、脂ののった焼肉とじっくり飲みたいなぁ♪って感じました。

akao