日本経済新聞スポーツ面の、山本昌邦さんのコラム「勝利のメンタリティ」。
11月19日付は「ストライカー養成は勝利の道に通ず 10年後へ『投資』」が
タイトルでした。
書き出しをそのまま紹介しましょう。
~ 日本サッカー協会(JFA)はストライカーの養成に本腰を入れる。その
手始めとして、12月初旬に静岡で「ストライカー・プロジェクト」を実施
する。ワールドカップ(W杯)のような世界大会でベスト8、ベスト4の壁を
越えていくには優秀なストライカーが絶対的に必要。そう考えて、10年後、
20年後を見据えた"投資"に取り組むわけである。
今回のプロジェクトの対象となるのは、全国のトレセン活動から選ばれた
中学2年生が主体となる。サッカーのポジションが固定されるのは、だいたい
14歳ぐらいから。それまではいろんなポジションで適性を試されるから、
ストライカーの専門教育を施すにはこれくらいのタイミングが妥当ということ
だろう。~
そして、コラムの最後をこう結んでいます。
~ 10月のオランダ、11月のオーストリアでの日本代表戦を見ていても、
今の日本の選手たちのボールを動かす力は相当なものだ。勤勉さを武器に
攻守にハードワークして、素早くボールを動かして屈強な相手に的を絞ら
せずに攻め込むのも日本サッカー不変のベースだろう。
このベースに、欧州のトップリーグで得点王を争えるようなストライカー
が加われば、W杯のビクトリーロードだって、もっと見えやすくなるはず
だ。 ~