★☆土筆の別荘☆★~Produced by level5~

カープとバファローズに偏っています。現在、LEVEL5というサークルで活動中☆

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ボクは女の子

2010-02-15 19:29:33 | 戯言
 麻里ちゃんの口から意外な言葉が出たので、ボクは少しひるんでしまった。何だろう? ボクはボクみたいな、千夏さんみたいな人を呼ぶ力があるのか……。行く先々で、似たような子達と出会う。出会っては学び、ここまできたと思う。実際、旅する前と今とでは明らかに違う気がする。人間ってここまで変われるんだと実感している自分がいる。
 悩みって、そういうためにあるのかもしれない。それを乗り越えたときに、本当の自分や、世界が見えてくるのかもしれない。
「若葉さん……? 大丈夫ですか?」
「え? あ、いや。大丈夫だよ。ごめん、またボーっとしてた?」
「はい……。何か悩みでもあるんですか? って、今、こういうお話中やったね……うちも空気読めんですみません」
「そ、そんな……謝らなくて良いから! ボクこそごめん……」
「謝らんで下さい。そもそもこんなことに巻き込んでしもたのはうちの方ですから」
 少し気まずい空気が二人を包んだ。そして、お互いに目の前のカフェラテに手を伸ばし、喉を潤した。冷め切ったカフェラテは不味かった。でも、その行動が二人同時だったことにほっと暖かい気持ちになれた気がした。
「ふふっ! うちら、気が合うのかもしれへんなぁ」
「はははっ。そうだね。なんか、飲むしぐさとか似てたような気がするよ」
 二人で笑いあう。幸せな時間が流れた。
「なぁなぁ若葉さん? 旅って、どこからどこまで行くん?」
「え? えっと、一応、東京から広島、そしてここ大阪が三つ目の都市だよ?」
「へぇ~。結構ばらばらなんやね。次はどこへ行く予定なん?」
「えっと……。まだ、決めてないかな」
 実際、大阪に来たのも、広島に行ったのもただの気まぐれだった。次の目的地も、大阪でどんな出会いがあって、どんな経験をするかによって次の目的地を決める予定だった。
「あの……いきなりでなんやけど……うちも、ひと段落したら、その旅に付き合ってもええ? この借金も返さなあかんし」
「え?」
 ボクは絶句した。目的地もない果てしない旅に同行したいなんて思う人がいるとは思ってもみなかったからだ。
「ってか……うち、女の子やけど、若葉さんのそばにおってもええ?」
「それは……どういう……?」
「にぶちんやなぁ。好きになってもうたんよ!」
 一瞬、ものすごい衝撃を受けた気がした。ボクを……好きに? しかも出会ったその日に? すべてを告白して、なお好きになってしまったというのか?
 ありえない。落ち着け、これはきっと夢だ。きっと、いつものご都合主義な夢に違いない。ボクは、自分のほほをつねってみた。
「いまどき、そんなんする人おるんやね? うち、初めて見たかもしれんわ」
 麻里ちゃんがくすくす笑っている。ボクがつねったボクのほほは、何かにさされたような痛みを感じていた。夢じゃない。
「え? でも、ボクなんかの……どこがいいの?」
「せやなぁ。まず、優しいとこかな。あと、顔も結構可愛ええし」
「ストップ! 可愛い?」
「え? うん。かっこいいというか、可愛い系の顔しとるよ。言われたことないん?」
「ないないない! そもそも、誰かから好きなんて言われたこともないよ!」
「えへへ。じゃあ、うちが初めてやんね。なんか、ちょっと嬉しい」
 麻里ちゃんが少し恥ずかしそうにうつむく。そんなしぐさをしてもらった経験はないから、正直、どう反応して良いか分からない。
「それとも、若葉さんは、女の子と付き合うんは嫌? 女の子になりたいんよね? それなのに女の子と付き合うんはなんか、違う気ぃするんやけど……」
「まぁ、別に女の子に憧れを持ってるって言う点では同じなのかもしれないね」
「……」
「ボク、誰かと付き合ったこととかないから、なんとも言えないけど……。気の利いたこととか言ってあげられないかもだけど……」
「じゃ、じゃあ……」
「うん。ボクでよかったら……よろしくお願いします」
 ボクはペコリと頭を下げた。それに合わせたようにあわてた様子で麻里ちゃんも頭を下げる。
「う、うちこそ、がさつで、何の魅力もない子やけど、よ、よろしゅうお願いします」
 お互い顔を上げたときには、自然に笑えるようになっていた。
 それからしばらく二人で色々な話をした。麻里ちゃんの学校のこと。ボクの身の回りのこと。まぁ、ボクが大学生だと知った時の麻里ちゃんの顔は驚いていたけど。ボクって結構、童顔に見られるらしい。どちらかといえば年下だと思っていたみたいだ。
 そして、どちらともなく席を立つと、通勤通学ラッシュを終えた大阪の街にくりだした。
「若葉さんは、大阪初めてやんね?」
「え? うん。小説とか、本では読んだことあるけど。あと、テレビかな?」
「大阪はな、ええとこや思う。でもうち、小さい頃は大阪があんまり好きやなかったんよ。お父ちゃんの仕事の都合で、愛媛の方からこっちに引っ越してきたときはほんまに慣れんでよぅ泣いとった」
 少し恥ずかしそうに自らの過去を語る麻里ちゃん。その麻里ちゃんの右手がボクの左手にそっとふれた。
「なぁ。手、つながん? うちら、付き合ってるわけやし」
「え? あ、うん。いいよ」
 何度も言うがボクは女の子と手をつないだことがないわけではない。この間、広島で美奈ちゃんとも手をつないでいたわけだし。
 でも、今回はちょっと違っていた。なんだか、つないでいるだけでほんわか暖かくなっていくような感覚。何だろう。今までと何が違うんだろう……。
「若葉さんの手、結構冷たいんね? でも、手が冷たい人って心が暖かいってよぅ言わん?」
 あぁ、そうか。
「そ、そんな話、あんまり聞いたことない……かな」
「なんや? 若葉さん照れとるんかぁ? やっぱ可愛ええなぁ」
「そ、そんなこと……ない……よ」
 うつむくボク。そのボクの顔を覗き込もうと、ボクの前にしゃがみこむ麻里ちゃん。
 そうか……。今までと違うのは……。
 隣を歩いているこの子は、この女の子は、ボクに対して好意を抱いていること。初めてボクに対して『好き』と言ってくれた子。手をつなぐのは初めてじゃなくても、色々なことが初めて続きで、少し混乱しているボクを麻里ちゃんが引っ張ってくれている気がする……。
「あはっ。若葉さんの顔、真っ赤や」
「み、見ないで」
「なんか、最初とイメージが違ってておもろいなぁ。若葉さん、うちなんかより全然女の子やし。なんか、不思議な感じ……」
 これで三回目だ。むしろそれぞれの地で、別々の三人から。と言ったほうが良いのかな? 皆が皆、同じ意味で言っているのかどうかは分からないけど、とにかくボクは『不思議』とものすごく縁があるらしい。
「ど、どこら辺が不思議……?」
 さすがに三回目は気になったので、聞いてみることにした。
「どこら辺……ねぇ。なんや、難しいなぁ……」
 少し難しい顔をしながら僕の求めているような答えを模索していた。その表情は、今まで見せた麻里ちゃんとはまた違う一面が見れたような気がして少し得した気分だった。
「まぁ、大体でいいよ」
「大体言うても難しいんよ。『不思議』っていう言葉自体あいまいなもんやし」
「それもそうだね。ごめんね?」
「えっ? 何でうち謝られてるん? 若葉さん全然悪くないやん?」
「あ、あはは。なんか、癖みたいなものでさ」
 ボクは少しばつが悪そうに笑う。そんなボクに麻里ちゃんはびしっと指をさしながら言った。
「その癖、治さなあかんよ? あまり『ごめん。ごめん』言われても、だんだん薄れてまうし」
「あ~……。以前にも同じことを言われた気がする。すごい仲が良かった子」
 そう言うと、麻里ちゃんは少しがっかりしたような顔をした。
「ど、どうしたの?」
 あわてて問うボク。
「そうなんよね。今日出会って、今日付き合ったわけやし、何も言えんけど……。若葉さんにも過去があるんよね。なんか、ちょっと悔しい気もする」
「え? それは、どういう……」
「いやね、なんかうちって、とことん好きになってしまうタイプみたいなんよ。だから、その人の過去まで自分のものにしたいっていう願望があって……。大体がそれで嫌われてしまうんやけどな。あはは。今回も駄目かな? こんな束縛激しい女の子とか、嫌やろ?」
 何だそんなことか。ボク自身、そういう子と付き合ったことないからなんとも言えないが。むしろ誰かと付き合うなんていうのは、今回が初めてなのだから。だけど、そういうタイプの子は色々見てきたつもりだ。友達の彼女。いや、友達と呼べるかも怪しいやつだったが……。でも、そいつは彼女に対して愚痴をこぼしたことは一度もなかった。話を聞くたびにボクは、理不尽な子だなぁと思っていたのだが、そいつにとってはそれが最大の愛情表現なのだと言う。
 人それぞれ感じ方が違うので、一概には言えないが、少なくとも今のところ、麻里ちゃんに対して『ウザイ』だの『理不尽』だのという感情は芽生えてはいない。むしろ、初めて出来た彼女だ。精一杯大事にしてやりたいと思う。ボクのこの気持ちを上手く言葉にしてあげられれば良いんだけど……あいにくボクには口下手という特技がついてまわっている。不用意な一言で彼女を傷つけかねない。かといってこのまま黙ってるのも感じが悪い……。どうしたものか。
「んと……。ほら、ボクって誰かと付き合うの初めてだしさ! 全然、麻里ちゃんのペースで良いからね!」
 にっこりと精一杯の笑顔を作って言った。……のがいけなかった。
「でも、それじゃ若葉さんにばかり負担かけてまう。無理して笑ってもらったりとか……そういう負担かけるんも嫌なんよ。ごめんな、わがままな子で……」
 あちゃ~。そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな。これだから、だらかと関係を持つというのは難しくて仕方がない。
「そ、そうじゃなくてさ。えっと……その、ふ、負担になるとかどうとか良く分からないけど、もしそんな感じになったらすぐに言うから! 大丈夫だよ! 絶対に無理とかしないし、多分……出来ない……」
 てへへと苦笑いがこぼれた。そう。何しろすべてが初めてのことなのだ。この先どういうことがあって、どういう風に対処していくかなんて想像もつかない。今、ボクが言えることはこれが限界だった。
「絶対やんね? 絶対、無理とかしたら許さんよ?」
「うん。約束するよ」
 そういうと、やっと彼女が笑ってくれた。
「若葉さんは、やっぱりええ人や。今まで出会ってきた中で一番ええ人や」
 麻里ちゃんが身体をボクに預けてきた。ボクは少しよろけながら麻里ちゃんを抱きとめると優しく頭をなでてやった。
 気持ちよさそうに目を細める麻里ちゃんとボクの周りに『時間』という概念は存在しなかった。ただただ、お互いがお互いを感じながら、本当に時が止まってしまえば良いと初めて思えた瞬間だった。



 夕方になり、一昔前のガラの悪い借金とりと会い、ボクと麻里ちゃんは耳をそろえて借金を返した。向こうもまさか本当に返ってくるとは思わなかったのだろう。何度も何度も諭吉で構成された札束を確認しては、ボクらの顔色をうかがっていた。やがて、それらがなんの小細工のない、正真正銘の百万円だと確認すると「ちっ」と軽く舌打ちして帰って行った。帰りしなに「はんっ! またコロコロと男を変えよって。とんだ尻軽女やなぁ」と毒づいていたが、ボクらは聞こえないふりをした。
「すっきりしたわ! あの兄さんの顔見た? 悔しそうな顔しよったなぁ」
 彼女が笑う。身も心もすっかり軽くなったような良い表情をしている。
「そうだね。まぁ、麻里ちゃんがそう言ってくれるなら、助けたかいがあったってもんだよ」
 ボクの何気ない一言に彼女がはっとする。
「せやった……。これ、若葉さんのお金やったんや……。うちとしたことが、大事なこと忘れて浮かれてしもうた」
 また急に、おろおろとしだす彼女。そんな彼女をボクは優しく抱きしめて、その頭をなでてあげる。
 ちょっと、癖になりそうだ。
「大丈夫だよ。ボクは、麻里ちゃんの笑顔を見たくてやったことなんだから。君が笑ってくれればそれで良いんだよ」
 自分でも、思わず噴き出しそうになるくらいのくさいセリフ。少しばかり、本の読みすぎなのかもしれない。
「そうは言っても……。若葉さんがこの旅のためにコツコツと貯めたものやったんやろ? これから先、どうやって旅を続けていくつもりなん?」
 そうだった……。大事なことを忘れていた。この世の中、お金がなければ移動もままならないのである。本当に、不便な世の中であるが、仕方ない。
「ん~……。実のところ、何にも考えてない」
「今日、泊まる場所、あるん?」
 それもまだだった。広島の時は、広島で夜を過ごすことはなかった。その日のバスでここ、大阪に発ったのだから当然だ。むしろ、ここでも若干そのつもりだったのだが、どこで歯車が狂うかわからないものであると、しみじみ感じた。
「ほなら、うちに泊まるのはどうやろ? うちな、妊娠の件があってから、親に家を追い出されて一人暮らししとるんよ。だから、どうかな? って」
 女の子の家にご招待されるのは、それこそ初めてだ。まぁ、女の子友達もいなかったボクには当然のことであり、それを飛び越えて彼女が出来ている今が、不思議で仕方ないといった感じだ。
「いいの……?」
「もちろん! うちら付き合ってるんやから、普通やろ?」
「ま、まぁ、そうなんだけどさ。ボク、女の子の部屋とか初めてで……」
「遠慮せんと、な? あんまし、きれいなとこやないから恥ずかしいんやけど……」
 そういうと、彼女は歩き出す。
「ここから歩いて10分くらいのところにあるんよ。ほな、手」
 彼女はそっと右手を差し出す。ボクの左手を求めているかのように。そこにボクは彼女の望むとおり、左手を重ねる。暖かく、柔らかい女の子の手だ。今日、何回もふれている手だが、やっぱり慣れないものだ。
「うちに、誰かが来るのって久しぶりや。前回、うちに泊めたのは……いつやったやろ? でも、女の子やったんよ? そうそう。若葉さんがしているのとそっくりの赤い手編みのマフラーしよったなぁ」
 手編みのマフラー。広島の時と同じキーワードだった。だから、ボクは迷いなくその単語を口にする。
「相川千夏」
 その瞬間、彼女が驚いたように目を丸くする。まるで自分の心の内がすべて見透かされたような顔だった。
「なん、で? その名前を?」
 あまりにも彼女が驚いているのでボクは少しためらったが、自分の首元に巻かれているマフラーをほどき、彼女に見せた。
「よく見て、相川千夏と名乗った女の子がしていたマフラー……。そのものだから」
「し、知り合いなん? まさか、元カノとか……?」
 信じられないものを見るような目が痛かった。でも、ここは胸を張って否定できる。
「麻里ちゃん。ボクは、麻里ちゃんが正真正銘の初めての彼女だよ。千夏さん……。いや、相川さんとは、この旅が始まるときに出会ったんだ。そして、旅の成功を祈ってこのマフラーをボクに渡した。それだけなんだ」
「そ、そうなんや……。なんや~。びっくりしたで。ちょっとショックで泣きそうやったわ」
 照れ笑いを浮かべる彼女。そしてボクらは何事もなかったように再び歩き出した。
 それにしても……。またもや千夏さんの名前が出てきた。広島でも、ここ大阪でも。一体『相川千夏』という人物は何者なんだろうか? ここまで、彼女が歩いてきた足跡をたどるかのように旅は続いている。これは偶然なのだろうか? そういえば、美奈ちゃんが言ってた『約束』って何なんだろう? 市来さんが言っていた『心を許した唯一の女の子』っていうのも気になる。
 本当、何者なんだろうか。
「ついたで」
 考え事しているうちに、彼女の家についたらしい。お世辞にもきれいとは言えない外見をさらしているアパートであった。まぁ、ついこないだまで高校生をしていた女の子が借りれる住まいと言ったら、こんなもんなんだろう。
「見苦しゅうてごめんな? 一応、中は整理……してるはずやで」
「はずって……」
「あまり、掃除とか得意じゃないんよ……。一応、人並みにやっているつもりなんやけど……」
 そういうと、彼女は鍵を開け、扉が開かれる。6畳半といったところか、そんな部屋に女の子らしい装飾はなく、生活に必要最低限の家具が申し訳程度に並べられているのみだった。
「麻里ちゃんがあまりに脅かすから、どんな部屋かと思ったけど、結構きれいじゃない。全然平気だよ」
「そ、そうかな? あんまし可愛い部屋やないけど、ゆっくりしていってや」
 そう言うと彼女は、「お茶をいれるね」と言い、台所に立った。ボクは、部屋の真ん中に置かれたテーブルの前に座ると、その光景を眺めていた。あぁ。いいな。と。ボクが望んでも望んでも叶わなかったその光景が目の前にある。ボクを好いてくれる人。そんな人がまさか現れるとは、いまでも信じられない。そう思うと感嘆深げで、思わずため息が出てしまう。その度に彼女から「なんや~?」と冗談めかしく突っ込まれてしまう。
 その後、お茶を淹れて戻ってきた彼女といろいろな話をした。そして、ご飯も作ってくれた。女の子の手作り料理を食べる機会なんて、それこそ母親をのぞいたらあるわけもなかった。それだけで彼女の料理はおいしく感じた。いや、実際、おいしかったのだが、それ以上においしく感じていたのだった。
 ご飯も食べ終わり、夜も更けた時刻になった。ボクらは、どちらからともなくお互いを求めあい、そして深く深く愛し合った。初めてだったから、うまくできたかどうかわからない。無我夢中で、彼女を抱いた。愛した。彼女はうれしそうだった。それだけでボクは、幸せだった。
 そのまま、どちらが先ともつかず眠りに落ちた。今日はいろいろなことが起きすぎた。少し、疲れていたのかもしれない……。
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ボクは女の子

2010-02-15 19:28:19 | 戯言
 どれだけ時間がたったろう。あの広島を発ち、深夜バスの中。相変わらず寝心地は最悪で、寝ては目が覚めの繰り返しを幾度となく続けていた。
 ボクは広島から次の目的地を九州と近畿とで散々迷った。迷った挙句にボクは今、大阪行きのバスの中に居る。九州に目的地を設定しなかったのはやはり三郎さんの影響があると思う。
 気になった。違う。興味を持った。それも違う。なんとなく……そう、なんとなくだった。九州よりも大阪のほうが何かを得られそうな気がした。第六感というやつだ。
 今回は夢を見なかった。見るほど長くは寝ていないのも理由のひとつだったけど、もうひとつはやはり広島での出来事だった。
 三郎さんや、美奈ちゃん、そして市来さん。それに……千夏さん。市来さんはボクに「唯一の【女の子】」と言った。アレは何を意味するのだろう? 美奈ちゃんと千夏さんの関係は? 考えれば考えるほど分からないことだらけだった。
 第一に、千夏さんはどこで生まれ、どこで育ち、そしてどこへ向かっているのだろう? 千夏さんを知っているとは言っても、ほんの数分お話をしただけだった。それなのに、どことなく自分にとって大事な人なような気がするのは何故だろう? マフラーを預かっているから? 自分の帰りを待ってくれている唯一の人だから? これという答えは……まだ出ないまま。
 ふと、そんなボクの顔に光が降り注いだ。夜が明けたみたいだ。東京で見るそれと、このバスで見る、見知らぬ土地での日の出というものはこうも違うものかとしみじみ感じていた。
 時計を確認した。大阪に到着予定まであと1時間ちょっと。ボクは自分の荷物を整理して座り直す。あくびをひとつすると、泥沼のような睡魔が一気にボクを襲い、目を閉じた。静かに夢の世界へと落ちていく。ふわり、ふわりとゆっくりと、そして確実に。

 目が覚めたのはそれからちょうど1時間。バスは高速を抜け、市街地を走っているようだった。大阪駅はもうすぐ。ボクはもっていたカメラで窓の外を撮った。大阪記念の一枚。上手く取れただろうか?
 やがてバスは徐々に減速し、完全に停車した。大阪駅に着いたのだ。
 もそりもそりとボクはバスを降りた。時刻は大体8時くらい。通勤ラッシュの時間帯に出くわし、右も左も通勤、通学に急ぐ会社員や、学生でいっぱいだった。
「さて……」
 どうしたもんか悩んだ。この時間の電車は当然のごとく超満員だろう。そんな電車に乗るためにここに……旅をしているわけではない。少し、落ち着くのを待つことにした。
 東京にもチェーン店を構えるお気に入りの喫茶店。そこでカフェラテでも飲んでこれからのことを考えようと歩き出した。
「ちょ、ちょっと! やめてください!」
「お前が金はらわへんのがあかんのやろが! やめて欲しかったらちゃんと耳そろえて金返しや?」
「だから言ってるやないですか! 今、仕事も増やして一生懸命働いてるところなんやって。もう少し待っていただけんのですか?」
「約束の期日はとうに過ぎとるんよ。なぁお嬢ちゃん。世の中、そう甘くないで?」
 少し物騒な会話を耳にした。借金取り? と……。若い女の子。下手したらボクと同い年かそれよりも下……。なんて言う組み合わせだろう。しかもこの組み合わせでこの会話って……。何か訳がありそうだった。
「しゃあないな。お譲ちゃん。こうなったら体でも売ってもらわんとあかんくなるなぁ」
「そ、それだけは……。お願いです。必ずお返しします。だから、それだけは勘弁したってください……」
 女の子が土下座をして懇願していた。ボクはその姿を見ていられなくなった。
「やめてあげてください。ここまでしているのにまだ責める気ですか?」
 つい……。正義の味方気取りをしてしまった。やめておけばいいのに……。
「あんちゃん。そいつに恨みはないんや。そいつの彼氏さんがのぅ、うちんとこから百万もって逃げたんや。連絡もつかへんしな。仕方なく、その彼女さんに責任とってもらおうか思ってるんよ。邪魔はさせんよ?」
「百万……。百万あればいいんですか?」
「まぁ、この際やから百万ぽっきりで許したるわ。その代わり今日の夕方までに用意出来たらの話やけどな。それ以上かかったら、その女に体で払ってもらわんとあかんくなるかなぁ」
 そういうと、男は高笑いをしながら去っていった。すらっと背が高く、短髪を金色に染めた、全身からいやな感じのオーラを発していた男だった。
「あのぅ」
「大丈夫ですか? えっと……その、で、でしゃばった真似してごめんなさい……」
「いえ、助かりました」
 女の人は深々と頭を下げた。
「あ、頭を上げてください。まだ問題は解決してないでしょ?」
 ボクはかかわってしまった以上、それ相応の責任を取らなくてはならなくなった。とりあえず、その人から話を聞くべく、お気に入りの喫茶店に連れて行った。
 ボクはカフェラテを二つ頼み、女の子が口を開くのを待った。
「本当にありがとうございました。私、若松麻里といいます。ここ大阪市内の高校に……」
 しかし、そこまで言うと女の子は黙ってしまった。
「どうしたの?」
「そうですね。もう、高校生やなくなってしもたんでした。すっかり忘れてました」
 力なく笑う女の子。これはまた厄介な拾い物をしてしまったみたいだった。
「事の始まりは私があの彼氏と付き合ってからなんです。私の部活、剣道部だったんですけど、私の彼氏、その先輩だったんです」
「あ、んと……敬語じゃなくていいからね?」
「あ、はい。すみません……」
「い、いや。謝らなくていいよ。うん、それで?」
「えっと……それで、ある日思い切って告ってみたんです。そしたら、先輩もうちのこと好きや言うてくれて、恋人同士になったんやけど……」
「ふんふん」
「付き合った瞬間から、その先輩が豹変してしもたんや。今まで、後輩からも先生からもめっちゃ評価高かったんが嘘みたいに。何かある毎にうちに八つ当たりするし……遊びの金が居るんやー言うて、うちから金取るし。本当、イメージと違う人やったんです」
 世の中の男なんて大抵そんなもんだよ。とまでは言わないけど、少なくともそんな男という種族がボクは嫌いだった。好きになれないよ。いつだって威張りくさって、女性を人間とも思ってないやつだっていっぱい居る。
ボクはそんな男という種族の一人なのか? いや、ボクは女の子。本当なら女の子だったはずなんだ。
「あのぉ。大丈夫ですか?」
「は、はい?!」
「なんや、深刻そうな顔しとったんで……。すみません、こんなことに巻き込んでしもて……」
「い、いや。大丈夫。ちょっと違うこと考えてただけだから……」
 女の子はなおも心配そうな顔をのぞかせる。よっぽど深刻な顔をしているらしい。ボクは頑張って精一杯の笑顔を作ってみた。
「そうですか……」
「う、うん。それで、その彼氏さんは今、どこにいるの?」
「あ、えーっと……。その……」
 女の子はもじもじと話にくそうな態度をとっていた。これは無理やり聞き出していい話なのだろうか。
「その……ひかへん? ひかれたらうち、もう、終わりや……」
「ひかない、ひかない! だから、安心して?」
 決心したように口を開いた。
「実はうち、妊娠してもうて……。やっぱり、まだ高校生やったしな。両親もカンカンやったんよ。それで『その男連れて来い』言うて聞かへんかった。仕方なく、彼氏に言うたんやけど……。金用意するからおろせ言いよってん。なんか、悲しくなってしもて……」
 聞けば聞くほど最悪な男だったんだなぁとしみじみ思う。自分のしたことにきっちり責任ももてないようなやつがいっぱい居るんだなと思うとやはりやりきれない。
「それでもええ言ったんよ。親にもうまく話しつけて丸く収まるようにがんばっとんたんやけど……」
「逃げられちゃった……と」
「うん。お金だけおいて逃げてもうた。残されたのは借金だけ……」
「君はその人のこと、本当に好きだったんだよね?」
「よう分からん。好きやったんかなぁ。どうなんやろ……」
 ボクはこの性格がら、人の顔色を伺うのは得意になっていた。この子のこの表情を見ている限りでは、多少なりとも気持ちはあったのかもしれない。でも、この子にとっていきなりすぎた出来事が次々と起こったもんだから混乱しているんだろうなとボクは思う。
 女の子が長い髪の毛を手グシで整えた。さっきの騒ぎで乱れていた髪はきれいに整った。
「いくら必要なんだっけ?」
「え? ひゃ、百万です……」
 百万か。この旅をする前、こつこつ貯めていた貯金が確かちょうどそのくらいあったかも。ボクは無意識のうちにこの子を助けたいと思った。しかし、その貯金の百万を渡してしまったらボクの旅は極端に短縮されることになる。どっちをとるかを迷った挙句、ボクは決心した。
「分かった。ちょっと待ってて」
「え?」
 そういうとボクは女の子を置いてお金をおろしにいった。大体、中絶手術に百万も借りる彼氏も彼氏だ。きっと、その後自分の懐に入れてしまったんだろう。はたまた、極悪非道な金貸しからお金を借りてしまったために利息ばかりが膨らんでしまったのか。どちらにしろ、百万ぽっきりであの子が助かるのならと思い、歩き出す。
「痛い……けどね。何年も何年もコツコツ貯めてた資金だし。それに、返ってくる保証もない。今はバイトもやってないし、どこか別の土地に移ったら、少し滞在しながら貯めるしかないかな」
 ぶつぶつ独り言を言っているボク。久しぶりだった。この旅に出る前までは独り言なんて日常茶飯事だったのにもかかわらず……。
 やっぱりボクはこの旅で少しずつ変わっている。そう、三郎さんが言ってたこの物語の女の子のように……。もしかしたらボクは、自分を変えたくてこの旅に出たのかもしれない。そう思い始めていた。
 百万をいっぺんにおろすことが出来ないので、いろいろなコンビニ等をはしごし、全部で百万をかばんに大事にしまい、女の子の元に戻ってきた。女の子は相変わらずそこにいてくれた。周りをそわそわ見回したり、少し落ち着きがない様子だった。
「ごめんね。お待たせしました」
「いえ、どこ行ってたん?」
「ちょっとね。あ、封筒か何かあるかな?」
「封筒? 何に使うん?」
「いいから、いいから」
 少し怪訝な顔をしながらも、女の子は自分のかばんから茶色い封筒を取り出し、ボクに渡した。ボクはそれを受け取りたった今おろしてきたばかりの一万円札の束をそこに入れて、女の子に返した。
「こ、これ……」
「ちょうど百万あると思う。一応、確認してみて?」
「そ、そんな……まだ名前もお互い知らないんよ? なんでそこまでしてくれるん?」
 そういえばそうだ。お互いに自己紹介すらまだだった。
「そういえばそうだったね。ボクは、今一人旅を続けているんだ。名前は若葉って名乗ってるよ」
「名乗ってる? どういうことなん?」
「まぁ、話せば長くなるけどさ。とりあえずよろしくね」
「よ、よろしゅう……えっと、もう一回自己紹介したほうがええね? うちは若松麻里と申します。さっきも言うたけど、女子高生やっとりました」
 てへへと照れ笑いを浮かべる麻里ちゃん。でも、次の瞬間には真剣な顔に戻る。
「このお金、受け取れんよ……」
「どうして?」
「どうしてって……。どうしてうちにそこまでしてくれるん? 今日、会ったばかりなんよ?」
 麻里ちゃんはさっきと同じような疑問をボクにぶつけてきた。そりゃ、そうだろう。誰だって見ず知らずの人からポロンと百万の束を渡されたら混乱するだろう。それだけのことをしているのに、ぜんぜん涼しい顔のボクのほうがおかしいのだ。
「理由は、特にないかな? でも、なんていうかな? その……」
「同情、されてしもうたん? うち」
「い、いやぁ。そういうんじゃなくてさ!」
「じゃあ、どういうことなん?」
 弱った。確かに一番大部分を占める理由としては『同情』ほど好都合な言い方はないのだけれど。それだと、何か後味が悪すぎる。
「同情やったらお断りします。そこまでしてもらう義理もありません」
「違う。そんなんじゃない……。なんか、ボクの知り合いと似ててさ。それで、気になって……その……」
「若葉さんのお知り合いも、うちと同じような目にあったことがあるんですか? その時もうちと同じことをしてあげたんですか?」
「そ、それは……」
 その時のボクはかなりひねくれていた。今みたいに人と話すこともなかなかしなかったし、ぶっちゃけた話……その知り合いというのもボクの知り合いの知り合いみたいな遠い存在だったので、見て見ぬふりをするのが精一杯であった。
「その子には何もせんで、うちにはしてくれはるんですか? それってなんか、おかしいやないですか……。うちは、若葉さんの知り合いでもなんでもないんですよ」
「えっと、麻里ちゃん? 聞いて欲しいんだけど……」
「何でしょう?」
 ボクはすべてを話す決意をした。
「実はね……ボクは、男として産まれてきたことをずっと後悔してきたんだよね。つまり言えば、ボクは男に産まれてきたことに対してものすごくコンプレックスを感じてる。だから、麻里ちゃんの話を聞いたとき、その男の人が許せなかったし、ボクもそんな男のうちの一人なんだって思うと、いたたまれない気持ちになってさ……。だから、助けようと思った……って言ったらかっこつけすぎ?」
 麻里ちゃんは少しの間、ボーっと虚空を見つめていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「そ、そんなことない! うち、そういう人たちのこと、テレビでしか見たことあれへんかって……。実際にこうやって話をする機会なんてなかったから……」
「まぁ、あまりいないよね……ボクみたいな人って……。しかも、女の子から男の子になりたいって言う人はいっぱいいるけど、男の子から女の子になりたいって言うのって、あまり聞かないもんね……」
「せやけど、自分とは違うものを持ったものに対して憧れとか、そういう感情を抱くんは普通やと思う。うちも、一時期は男の子になれたらどんなに楽かなぁって思っとったこと、あるし……」

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間に合ったかな?

2008-09-24 23:57:23 | 戯言
今日は、私の22周年~(・ω・)/
色々、あったねぇ……。
今、思い返してみると色々あったよ。
うん……。色々ね。

でもまぁ、それってさ、自分の中で大事に保管されてるわけだし。
そこから引き出して物語も書くわけだしさ。
悪くないよね? どんな思い出も皆、さ。

これから社会人になります。
長かった学生とはお別れするわけです。
そして、死ぬまで社会人な訳ですよ。

楽しかった思い出も悲しかった思い出も皆、皆、抱いて私は進みます。

未知なる社会人というステージに……。
コメント (1)
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2008-06-21 23:17:40

2008-06-21 23:17:40 | 戯言
なんでこうなったんだろう……。
自分がこうありたい。こうありたくない。と言う気持ちは強く持って居たはずなのに。
自分がこうありたくない方向に自分が向いてる。
さらに言えば、それが今の私のこうありたい姿になっている。

人間の気持ちの変わり様に正直ビックリしている。
いやいや、こうありたい姿はキープしている。でもそれに加えてさらに次を追い求めている。
きっとそうやって自分を追いつめてるのかもしれないし、逆にそれが今の自分から次の自分へのステップアップになっているのかもしれない。
10年経ち、20年経った時にそれがどっちなのかが分かるだろうけど、その時に後悔していなければいいなと切に思う。
ただ、今は、今だけは、今この瞬間しか目に映らないし、先のことを考える余裕がない。
10年後の私がどうなってるのか、ましてや20年後の私なんか考えていたら、きっと今のままか、マイナスへとくすぶってしまうかもしれない。
今は今を完全燃焼したい。
休みが無かろうが、原稿や仕事に追われようが、それって、生きてるってことだよね?
苦労して、悩んで……。
試行錯誤して……。
そうやって私は少しずつ前に進むんだろうな。きっとこれから先も。

何が言いたいのか良く分からなくなってきたけど、至極簡単な言葉で表現すればそれは、『楽しい』ってことなんじゃないかな。
今が最高に楽しい。
こんな時間がずっと続けば良いけど、きっと来年の4月にはがらりと環境が変わるんだろうな。
今の環境を卒業して、新しい世界に飛び込んだとき、果たして私は笑えているだろうか。今と変わらない、心の底からの笑顔で居られるだろうか。

それが今の私の一番の悩みであり、懸念材料なんだろうな。

寂しいけど、今の楽しい環境で居られるのも、あと……9ヶ月……。
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社員かっ?

2008-04-28 23:52:09 | 戯言
お疲れ様でぇぇす☆
今日は待ちに待った完オフですヾ( ´ー`)
えっ? 学校はどうしたのかって?


サボった(ぁ

だってぇ、ここで休まないと、GW死んじゃうもん(*゜▽゜ノノ゛☆
早番→遅番→早番→早番→通し→通し
というスケジュール☆
うん♪ 素敵♪(*^ ・^)ノ⌒☆
アルバイトなのに「通し」発生ちぅ(笑)
朝7時から夜9時まで何時間?
それが2日?

ん~♪

来週の月曜日はきっと、身も心も立ち上がれないでしょう(笑)

それなのに……。
それなのにぃぃ


………休日出勤ちぅ(・ω・)/

なんだかお店がてんてこまってるらくて(笑)
店長からのヘルプコールを取ってしまった結果がこれだよ(笑)

いやいや、あなただからここまでしてあげるんだからね?
肝に命じておいてくださいね?T店長?
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いついらい?

2008-04-23 05:55:48 | 戯言
かなぁぁぁり久しぶりの日記です(笑)
だいじぶ(・ω・)/生きてるよぉぉ☆

あれからから色々ありました……。
まぁ、前回の日記からは想像もつかないくらいに人が居なくなりました……┐(´ー`)┌
人員不足すぎて休みがありません(笑)週に一日、土日に社員と私の休みを作るのが精一杯なのです(笑)
ちなみに、私が社員に代わってシフト表を書いてます↑↑
簡単ですよぉ☆人が足りてないから、一番注意すべき人件費なんかシカトだし(笑) 皆の希望した時間をそのままそっくりいれればおkだし(ぁ
その代わり、自分の休み設定が若干おろそかになりますね(^_^;)
人が足りない時間を私と社員二人で埋めていく感じなんで……。
え? 学校はどうしたのかって?
行ってますとも♪私様は大変優秀なので(自重しろww)4年次の現在、ゼミだけで良いから週に一回ほど♪♪
ほとんどフリーター状態なりよo(^▽^)o

そして最近、パチンコにはまってしまってますww
だって、仕事人の台おもしろいんだもん☆☆
シャキーン♪チャララ~♪チャ~チャ~チャッチャッチャ~♪チャラ~ラ~ラ~♪チャラララ~♪(←仕事人のあの曲ww)
これが鳴るとほぼ大当たり確定♪(私は良くはずすけどww)
昨日、久しぶりに勝ちました(^O^)/
Pフラッシュが鳴った瞬間に思わずガッツポーズ♪ 高々と右腕を降りあげて~♪りんでこう下げる☆(えーりん!えーりん!)
テンションMAXでしたww
翌日の今日、早番なのにも関わらず連チャン止まらず、閉店間際まで打ったあげく、一緒に来ていた店長と飲みに行って勝ったお金で飲みに行ってましたww
現在、3時間睡眠で出勤ちぅww
正直、眠いってよりダルいってか、つらいですww
今日は14時定時で上がろうっと♪
久しぶりに今日は人MAXに居るし、若干楽しみ☆お昼どれくらい売れるかなぁ☆

……帰って寝ようっと……マジでww
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久しぶりの日記ですね

2008-03-20 03:03:22 | 戯言
思い知った。自分の小ささを。
思い知った。自分の弱さを。
思い知った。自分の利己的な心を。

思い知った。自分がどれだけ幸福なのかを。


リトバスを買いました。
まぁ、1万ほど稼げたので、買ったのですが……。鍵は本当に神様です。
クドリャフカのルートに入っていましたが、ついさっきエンディングまで無事終わりました。
正直、言葉もありません……。
どういう人生経験をしたらあんなシナリオが書けるんでしょう?
どういう鍛錬があったらあんなシナリオが書けるんでしょう?

私は未熟者です。
自己満なやつです。

涙が止まりませんでした。

泣いても泣いても……物語は辛く、悲しくつづられていきます。
こんなにも「何とかしてあげて」と強く願ったことはないでしょう。おそらく。
最後の場面とか、エンディングが終わるまで泣きっぱなしでした。
ネタバレになってしまうので詳しくは話せませんが、このリトバス。鍵の3大作品を凌駕しそうです。
むしろ、こういっちゃなんですが、曲芸や葉っぱの作品を軽く凌駕してる気がします。
パソゲーではありますが、18禁要素がまったくないところもミソだと思います。
正直、いらないですね。冷めます。


自分も、この22年ほど生きてきましたが、色々と辛いこともありました。
しかしながら、このリトバスのクドを見ていたら、正直、逃げてばかりの人生だなと思いました。
クドのように体は小さくても強い子なんかじゃありません。
面倒くさがりやで、臆病で、そして何よりすぐに他人のせいにする。
振り返ってみると私にはいいところなんて何一つないような気がします。
魅力なんて……ないですよ。
一見、いい人のように見えるようですが、文字通り『見える』だけで、中身はどす黒いです。
ほんと、サイテーです。
辛いことが訪れるのは当然のことだと思います。

人生の岐路に立っているまさにこの時に、このゲームと出会えたことは、私の人生を大きく揺れ動かすことになるでしょう。

最近、泣いてないなとか、自分を振り返りたい人はぜひ、お勧めです。

P.S.声優さんも表現がすばらしいです。本当、ストーリーに感動して実際に泣きながらレコしてるんじゃないかと思うほどです。
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折り返し地点~♪

2008-02-21 22:42:13 | 戯言
6連勤が半分終わりました♪
いやぁ(^-^)/ 休日が迫ってる今が一番楽しいですね☆
6連勤は思ったよりきつくなかったかな(b^-゜)
まぁ、早番だからね☆半日休みみたいなもんだし(・ω・)/
午前中が空いてるより、午後が空いてる方が少し余裕を感じません?
朝起きれれば半分終わりな生活\(≧▽≦)/
これで稼げればばっちりでしょ♪
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朝モードにキャラチェーンジ♪

2008-02-19 23:29:03 | 戯言
違うわっ! よく聞けぃ!中中遅中遅中遅中だぁ!
えっ? 別に男女の影響受けてるわけじゃないですよ(・ω・)/
嘘ですwwえぇww 受けてますとも♪ww
昨日、ニコニコで男女とウサテイをコラボしたZIPを落としてガチハマりww
と言うわけで、明日から一週間ほど、早番生活です!ww
早早早早遅休中中休中という2月のラストスパート(b^-゜)
ちなみにここの休には塾と就活がそのまま入ってきますww
次の完全休日? ん~……。3月最初の日曜日じゃないでしょうか?
このシフトでこなせるのもひとえに経験ですね。
出勤時にその日の仕事をまとめて、終わったら帰りみたいな☆(ちなみに終わらなかったら見えないラインがしゅるしゅるっとww)
楽しいから良いけどね♪(※楽しいけど疲れないわけではありませぬ)
明日はまず、起きれるかな(-.-)zzZ
早番は、まず初日が勝負! 初日起きれれば、あとは自然と早く眠くなるから、問題なし♪
さらに言えば、早番は起きれればその日の仕事の半分終わりですしね(*^-^)b
そんなもんですよ(・ω・)/ 朝の仕事なんて、すべて計画通りに進んでいくはず。
たまに例外はありますが、とりあえずお客様の流れは基本的に一緒なんで(b^-゜)

さぁ、明日初日起きれるかしら(ノ_・。)
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久しぶりの日記になってしまいました……。

2008-02-16 06:13:20 | 戯言
忙しかった? ん~……違うかな。
忙しくても今まできちんと日記書いてたしねw
まぁ、お久しぶりですw
10日から数えて6日ですかw 約一週間ほど穴があきましたが……特に変わったことはないですw
強いて言うならまたO店にて責任者ランクに格上げしたくらいですかね。
まぁ、基本的に責任者はいっぱいいるので、片番で入ることはないですしね。
さらに言えば、人もいないので責任者として入ることはさらにないですね。
だから、鍵を持っているだけでただのアルバイトとあまり変わらない状況。
今、やめそうな責任者のやつの出かた次第ではまた早番責任者として入るかもしれないですがね。
どっちでもいいよw 稼げればw

ちなみに今日は朝帰りでしたよw
昨日の夜から私の歓迎会と称して飲み会があったのでw
カラオケオールしてきました♪
もちジョイサウンドなんで、大体の電波ソングは制覇してきましたよwwwww
まぁ、歓迎ムードだったので気持ちよく歌わせていただきましたが。
さらに言えば、このあと12時からラストまでのシフトですw
声、出ないからwwwwwww
って……声だけでなく色々と出ないだろうけどwww
まぁ、所詮は土曜日だし、乗り越えられないことはないかなと楽観主義です♪
O店に来てからこんなこと日常茶飯事なので、もはやいまさらどうこうって言うのはないですw
さらにさらに、17日は私の大事な人とY駅にて遊んでくる→夜中もう片方の派閥さんの私の歓迎会があるので、実質の休みは皆無に等しいですwww
次にまともに休めるのはいつだろう……。
来週は人がいなすぎて日曜日も入っちゃってるので、塾が終わるまではないですねww(平たく言えば3月までなしww)
あははwww 生きてられるかしらww
まぁでも、O店のT店長も来週は10連勤とかあるので、それを考えたら全然平気かなとw
さすがに私はもうそんな二桁連勤とか絶えられないですが。
その分稼げるしいいかなとか思っていくしかw
最終日に1万ちょっと~2万くらい上乗せになり、さらに言えばこないだの夜間メンテの手当てもつくので3月の収入は言うことないですね♪

さて、眠い中で長々と書いてきたけど、カオスってきたので切ろう……。
また17日になったら日記更新予定w
一応目標は毎日更新なんでw
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