…というワケで映画「逆転裁判」を観てきました。
夕方行く予定が寝過ごしちゃって、急きょレイトショーに駆け込んだんですが…
まさかの
劇場貸切状態。
…平日のしかもレイトショーなんて言ったらこんなもんなのか。
一般的には知名度はさして高くないだろうし、リメイク&移植も数多くされているとはいえ原作はGBAのタイトルだしなぁ。
だがシリーズファンとしては、見届ける義務がある!…と勝手に思い込んで観てきましたよ。
(シリーズ最新作「逆転裁判5」の製作も決まったしね)
映画のストーリーは初代に収録された最後の事件「逆転、そしてサヨナラ」が基盤。
映画化にあたり、登場人物の相関を分かり易くするために序盤に関連の事件が散りばめらている感じです。
この映画は原作ゲームにのっとり、ミステリーとか何だとかの要素は取っ払って完全に
勢い重視に仕上がっております。
…なので、ゲームを知らなくても
「異議あり!」ってキーワードを聞いたことがあるぐらいで楽しめます(笑)
原作でもそうでしたが、事件の大体が出オチに近いとこがあるんですが…映画でもまぁ~…オチにオチてたというか。
イタコシーンは強烈過ぎて逆にホラーかと。
何ていっても複数の事件が絡み合って物語は展開していきますからね、感情の数が半端ないワケですよ。
「愛してるわ…高太郎さん」はちょっと感動するかと思ったら、サユリさん降臨シーンは恐怖メーター振り切ってて演出過多。
映画にはファンならばニンマリできる楽曲も数多く採用されており、お馴染みのトノサマンはもちろんタイホくんにも見せ場はバッチリあります。
135分と若干長めの尺ながら、緩急つけて展開されるストーリーは、やはり監督の手腕の賜物か。
インパクト抜群のキャスト陣も、その完成度の高い
コスプレで映画に華を添えてくれました…が。
なるほど君役の成宮寛貴さん…今後のゲームでは彼がCVを担当するのか。ヘタレなとこと決めるときは決めるシーンはハマっておりました。
みっちゃん約の斎藤工さん…違和感のなかったなー。「検察側、もとより。」を言ってくれただけで満足だよ僕ぁ。
まよいちゃん役の桐谷美玲さん…
変えてくれーーーー!!!
あんなのまよいちゃんじゃないやぃ!!
美脚なのは認めるけどまよいちゃんに求めてるのそういうのじゃないから!
個人的には多部ちゃんとか絶対ハマり役だと思うんだけどな。
そしてナンバー1のハマり役はヤッパリさん役の中尾明慶さん…完璧過ぎるほど矢張。
サイバンチョ役の柄本明さんは機嫌でも悪かったのだろうか…イマイチだったな。
もし続編、スピンオフが製作されることになって狩魔冥が出るんなら、是非!真木よう子さんに演じて頂きたいなぁ。絶対ハマるよ。
ゴドーはちょっと思いつかないな…バイザーで隠れてるし…絶対条件は声が渋い人かな。
…と、まぁ色々思うとこはありますが、文句の方が多くつくはずの実写映画化に対して、よくここまで作り込んだな!…というのが正直な感想です。